v.26 リリースの移行に関する更新

Enterprise 11 および 10 バージョンから Automation 360 v.26 への移行に関する新機能、変更点、修正点、制限事項をご確認ください。

最新情報

Enterprise 11Enterprise 10
bots を個別に移行し、上書きや更新の損失を回避する (Service Cloud ケース ID: 01258572、01778107、01275417、01880168)

bot を、子 bots が関連付けられている場合でも、個別に移行できるようになりました。親 bot を個別に移行するか、依存関係がある子 bots と一緒に移行するかを選択できるようになりました。

これは、Automation 360 に移行された子 bots が移行後に更新されるときに起きる可能性がある上書きや更新の損失を回避するために役立ちます。

Enterprise bots への移行

特定の機能でさらに多くの bots を移行する

bots を次のような場合に正しく移行できるようになりました。

  • [Excel の高度な操作] > [開く] actionを使用して、[SharePoint] にあるスプレッドシートを使用する Bots
  • [アクション] レベルでカスタム プロキシ構成を使用して、REST コマンドで bots を移行できるようになりました。カスタム プロキシ構成のサポートについては、[Bot 移行ウィザード] で [Web サービスの設定を含める] オプションを選択します。
    このオプションを選択すると、REST コマンドは、次のグローバル変数を使用するカスタム プロキシ構成で移行されます。
    • AAProxyHost (ホスト名の場合)
    • AAProxyPort (ポートの場合)

    Enterprise bots への移行

  • Bots のユーザー インターフェースまたはウィンドウが、次のactionsで画面の左上隅からはみ出している (切り捨てられている): [Object Cloning]、[If]、[Loop]、[Web Recorder]、および [Web コントロールを管理]。

    移行された bots が、負の座標を持つウィンドウ (切り捨てられたウィンドウ) をサポートできるようになりました。

Enterprise 11 限定
Bot Insight 移行と無関係な bots の移行

レガシー bots の移行の前に、[Bot 移行ウィザード] でアナリティクスのために Bot と変数にタグを付けるオプションを選択することで、これらの botsBot Insight オプションを Enterprise 11 で使用していたかどうかを宣言できるようになりました。[Bot Insight開く] と [閉じる] actionsは、このオプションが選択されている、そのような移行された bots にのみ作成されます。

Enterprise bots への移行

変更内容

Bot Scanner でプロセスの移行準備状況を評価する
Bot Scanner はリポジトリをスキャンして Automation 360 に移行可能なプロセスを探し、以下のカテゴリで情報を提供します。
注: プロセスは bot であり、これは他の bot では使用されず、子 bots を含めることができます。
  • すべて: 全プロセスのリスト。
  • アクションが必要: Automation 360 への移行後にアクションが必要なプロセスのリスト。プロセスには、その子 bot の 1 つにアクションが必要な場合でも [アクションが必要] というフラグが立てられます。
  • 確認が必要: Automation 360 への移行後に確認が必要なプロセスのリスト。プロセスには、その子 bot の 1 つに確認が必要な場合でも [確認が必要] というフラグが立てられます。
  • 確認不要: 移行できるプロセスのリスト。プロセス中のすべての bots は移行できます。
  • 移行不可: 移行できないプロセスのリスト。プロセス中のすべての bots は移行できません。
注: プロセス概要レポートを生成する場合、サポートされる最大リポジトリ サイズは最大 10GB です。

移行のために Bot Scanner レポートを分析する

移行リソース ポータルへの直接リンクと Bot Scanner でのランチパッドのアップグレード
Bot Scanner レポートに次のページへの直接リンクが表示されるようになりました。
  • Enterprise 移行リソース: このページの情報を確認し、Automation 360 への移行の計画ができます。

    Enterprise 移行リソース | クラウド型 RPA | Automation Anywhere

  • ランチパッドのアップグレード: このページに記載されている情報を確認し、移行要件に合わせてカスタマイズされたガイド付き機能を使用できます。

    ランチパッドのアップグレードは、2023 年 8 月までに廃止される予定です。

移行のために Bot Scanner レポートを分析する

ウィンドウ タイトルの大文字と小文字の検証

ウィンドウ変数で、ウィンドウ タイトルの大文字小文字を検証できるようになりました。[大文字と小文字が区別される] オプションを使用して、タイトルが同じで大文字と小文字が異なるウィンドウ タイトルの大文字と小文字を一致させるかどうかを決定できるようになりました。

このオプションを使用すると、移行された bots が対応する Enterprise 11 bots と同じ出力になります。

Bot Scanner レポートで正確なライン番号を表示することによる bots のより効率的な確認

Bot Scanner レポートでは、Enterprise 11 bots で使用されているコマンドの一部が Automation 360 で使用できない場合でも、確認またはアクションが必要な bots で正確なライン番号が表示されるようになりました。

修正

SAP パッケージの [インデックスで項目を選択] アクションで bots を移行する場合、インデックスが正しく表示されるようになりました。移行した bot は、正しいインデックスに従って項目が選択され、エラーは表示されません。
以下の構成を使用してキャプチャされた MetaBots は、次の Automation 360 では、Legacy AISense に移行されるようになりました。
リンクされたオブジェクトの再生モード メイン オブジェクトの再生モード
テキスト テキスト
なし テキスト

以前は、このような MetaBot を使用していた bots は、移行に失敗していました。

Service Cloud ケース ID: 01774261

DLL ファイルに名前空間なしのクラスが含まれている MetaBot Logicを使用するTask Bots を移行できるようになりました。

以前は、このようなTask Bots を実行するとエラーが発生していました。

Service Cloud ケース ID: 01765712

Enterprise 11 から Automation 360 に移行すると、MetaBot 画面キャプチャのコマンドが以下のように変更されます。
Enterprise 11 Automation 360
  • [オブジェクト] 再生モードでメイン オブジェクトがキャプチャされます。
  • [座標] 再生モードでリンクされたオブジェクトがキャプチャされます。
[オブジェクト] 再生モードでactionsが記録キャプチャされます。
FTP actionsを使用する bots のファイル名でコンマを、[ファイルを削除] および [フォルダーを削除] FTP actionsを使用する bots のファイル名でコロンを使用できるようになりました。

以前は、このような bots では、bot 実行時にエラーが発生していました。

Service Cloud ケース ID: 01772186

移行する bots が同じウィンドウ タイトルを使用するけれどもウィンドウ変数で大文字と小文字が異なるとき、bots は正常に実行されるようになりました。

以前は、bots が同じウィンドウ タイトルを使用していてもウィンドウ変数で大文字と小文字が異なると、移行後に正常に実行できませんでした。

Service Cloud ケース ID: 00825181

Email Received Date 変数が Email Loop actionのサブアクションで 2 回使用されている、移行された bots を正常に実行できるようになりました。

以前は、そのようなケースで解析エラーが発生していました。

Service Cloud ケース ID: 01275815

移行された bots で、Recorder packageを使用する場合に、[HTML テクノロジー] の [Client コントロール] で、[クリック] actionを問題なく使用できるようになりました。

以前は、[Client コントロール] の [クリック] action ボタンが期待どおりに動作しませんでした。

Service Cloud ケース ID: 01713357

[レコード] > [データセット] 変数を使用する、移行された bot を正常に再編集できるようになりました。

Service Cloud ケース ID: 01807170

Web ページを開くときに、Browser packageで [開く] actionの [新しいウィンドウ] オプションを使用する場合、http、https、ファイルなどのプロトコル情報を除いた URL を指定することができるようになりました。

以前は、URL にプロトコル情報が含まれていない場合、Web ページによっては正しく開かないことがありました。

アナリティクス フラグが設定された Enterprise 11 bots を正常に移行できるようになりました。

以前は、アナリティクス フラグが設定された変数をチェックするときに移行が失敗していました。

Service Cloud ケース ID: 01768545

移行の実行の [移行の詳細] ページで [戻る] ボタンをクリックすると、[移行の実行] タブにリダイレクトされるようになりました。

以前は、[戻る] ボタンをクリックすると、[概要] タブにリダイレクトされていました。

Service Cloud ケース ID: 01816558

[Windows コントロールの管理] actionを使用する bot を移行した場合、移行後に高さの値が正しく設定されるようになりました。

以前は、高さの値の最後の桁が正しく移行されませんでした。

Service Cloud ケース ID: 01756996

bot を実行してスプレッドシート データを自動化した場合、以下のシナリオですべてのリクエストが正しく処理されるようになりました。

SAP において Excel セッションがアクティブで、対応する Excel プロセスがバックグラウンドで開始された場合、Automation 360 は、SAP を開始したプロセスとは別に Excel プロセスを作成し、その後のすべてのリクエストで正しいウィンドウがアクティブ化されるようになりました。

以前は、後続のリクエストでのスプレッドシート データの自動化において正しいウィンドウがアクティブ化されなかったため、最初のリクエストのみが正しく処理されていました。

Service Cloud ケース ID: 00815159

Enterprise 11 から bots を移行する場合、各 bot の自動化の優先度は、Automation 360 の同等の優先度に一致するよう、次のように調整されるようになりました。
  • Enterprise 11bot の自動化の優先度が「低」に設定されている場合、移行後に bot の自動化の優先度は「中」に変更されます。
  • Enterprise 11 で自動化の優先度が「中」に設定されている場合、移行された bot の自動化の優先度は「高」に設定されます。
注: 「高」に設定されている場合、自動化の優先度は変わりません。

以前は、移行された bots の自動化の優先度は Enterprise 11 と同じままでした。

Manage Window Controlsactionのプロパティ値が 65,536 以上に設定されていても、bots を移行できるようになりました。

以前は、プロパティ値が 65,536 以上に設定されていると、bots 実行時に bot でエラーが発生していました。

Service Cloud ケース ID: 01768555、01825071

移行後に、[テキストを取得] > [すべての行] actionを使用して、Terminal Emulatorからすべてのテキスト行を取得できるようになりました。

以前は、Terminal Emulatorから 24 行のテキストのみを取得できました。

Service Cloud ケース ID: 01609467

Bot 移行ウィザードでは、Bot ScannerBot 移行レポートで、R134 の移行メッセージにフラグが付いている bots の正しいステータスが表示されるようになりました。

以前は、Bot ScannerBot 移行レポートで、bots のステータスが [確認不要] と誤って表示されていました。

キュー カテゴリ名にスペースが含まれる bots を正常に移行できるようになりました。

以前は、キュー カテゴリ名にスペースが含まれる Enterprise 11 bots の場合、90 分でタイムアウトするまでループし続けるため、このような bots の移行は失敗していました。

Service Cloud ケース ID: 01850864

Terminal Emulator packageを使用する bot を移行した後、bot を実行すると、ターミナル ウィンドウがアクティブになり、前面に表示されるようになりました。これは、[接続] actionの [前面のターミナル ウィンドウを表示] オプションが現在ではデフォルトで有効になっているからです。

以前は、このような bot を実行すると、ターミナル ウィンドウがアクティブにならず、最小化されたままになりました。これは、[接続] actionに [前面のターミナル ウィンドウを表示] オプションがなかったからです。

Database packagebot を長時間実行したときに、bot が [挿入] または [更新] コマンドで停止することがなくなりました。

以前は、このような場合、bot が断続的に停止していました。

Service Cloud ケース ID: 01836733

制限事項

Enterprise 11 で、bots[文字列] > [置換] actionを使用して、キャリッジ リターン ライン フィード (CRLF) 文字を検索し、それを別の文字で置換した場合、移行後の出力は、Enterprise 11 で見られる出力と同じでない可能性があります。

回避策: [文字列を検索] オプションで、[Enter] (LF) 変数の代わりに、[Newline] (CRLF) 変数を使用します。

Service Cloud ケース ID: 01808878

Enterprise 11 において、botsIfIF/ELSE、または Loop While コマンドを Windows コントロールで使用しており、さらにアプリケーション ウィンドウが存在しない場合、移行後、bot の実行時に bots でエラーが発生します。

Service Cloud ケース ID: 01846262

Loop コマンド内で Select クエリを使用しており、その結果セットをさらに繰り返す場合、クエリでレコードが返されないと、結果セットのLoopにより、前のレコードが繰り返されることになります。

Service Cloud ケース ID: 01799961