NamedPipe 接続は、ファイルパスや識別子のような名前を使用して、異なるマシン上の2つのプロセス間の通信を可能にするプロセス間通信（IPC）メソッドです。

Automation 360 では、NamedPipe 接続を使用して、同じマシン上の Bot Agent と Control Room コンポーネント間で安全かつ高性能な通信を促進します。特に、ネットワークベースの通信が制限されている、または望ましくない環境で利用されます。

自動化の実行に対する Control Room 応答率を向上させ、ネットワーク トラフィックを制限するために、NamedPipe クライアント接続の数をカスタマイズできます。 名前付きパイプ クライアント接続数を設定するには、max.namedpipe.client.per.session= キーを追加する必要があります。

Bot Agentがインストールされているデバイスにアクセスできるユーザーは、max.namedpipe.client.per.session= ファイルに nodemanager.properties キーを追加することができます。

手順

  1. C:\Program Files\Automation Anywhere\Bot Agent\config に移動します。
  2. nodemanager.properties ファイルを編集します。
    注: NamedPipe セッション属性の値が nodemanager.properties ファイルに追加されていない場合、デフォルト値は 50 です。
  3. max.namedpipe.client.per.session= キーを追加します。
  4. 設定する名前付きパイプ クライアント接続数を入力します。
    たとえば、接続数を 25 に制限する場合は、max.namedpipe.client.per.session=25 と入力します。 しかし、上限はありません。
    注: 実際の接続数が max.namedpipe.client.per.session= で設定した制限を超えた場合、エラーメッセージが表示されます。
  5. ファイルを保存して Bot Agent サービスを再起動します。
    名前付きパイプ クライアント接続数の上限が設定されています。