SAP BAPI パッケージで [構造を取得] コマンドを使用する例
- 最終更新日2022/09/21
SAP BAPI パッケージを使用して、データを取得するための構造を入力する Bot をビルドします。
前提条件
SAP Java コネクターと DLL を SAP の Web サイトからダウンロードします。
このチュートリアルでは SAP デモ フライト データ アプリケーションから BAPI_FLIGHT_GETLIST を呼び出す Bot をビルドします。実行すると、Bot は航空会社 ID と目的地情報を入力して BAPI 関数を呼び出し、フライト リストを取得し、応答データを CSV ファイルに書き出します。
以下のインポート パラメーターを使用して、検索機能を制限します。
- AIRLINE: このパラメーターを使用して航空会社 ID を渡します。
- DESTINATION_FROM: パラメーターで構造を取得し、都市名と空港 ID を渡します。
このチュートリアルは、次のアクションの実行方法を説明することを意図しています。
- インポート パラメーターの構造を取得します。
- 取得した構造体のフィールドに値を設定します。
- 入力されたデータに基づいて、テーブルの応答データを取得します。
手順
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SAP-BAPI-FlightListReport という名前の タスク Bot を作成します。
- Control Room にログインします。
- 左側のペインで [オートメーション] をクリックします。
- [Bot を作成] アイコンをクリックします。
- [名前] フィールドに「SAP-BAPI-FlightListReport」と入力し、[作成と編集] をクリックします。
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Bot を SAP システムに接続するには、[アクション] パネルで アクションを見つけて、Bot エディターに追加します。
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関数を作成するには、
アクションを追加します。
- [関数エイリアス名] に、「getFlightListByAirline」と入力します。
- [BAPI 名] に、「BAPI_FLIGHT_GETLIST」と入力します。
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航空会社名でデータをフィルタリングするには、
アクションを実行します。
- [関数エイリアス名] に、「getFlightListByAirline」と入力します。
- [関数] タブをクリックします。
- [フィールド名] に、「 AIRLINE 」を入力パラメーター名として入力します。
- [フィールド値] に、「AZ」と入力します。
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空港と目的地の都市で選択を制限するには、DESTINATION_FROM のインポート パラメーターの構造を取得してから、取得した構造のフィールドに値を設定します。これを実行するには、 アクションを実行します。
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DESTINATION_FROM パラメーターの [AIRPORT ID] フィールドに値を設定するには、 アクションを追加します。
- [関数エイリアス名] に、「getFlightListByAirline」と入力します。
- [送り元] で、[構造] タブをクリックします。
- [構造のエイリアス] に、「destinationFrom」と入力します。
- [フィールド名] に、「AIRPORTID」と入力します。
- [フィールド値] に、「FCO」と入力します。
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DESTINATION_FROM パラメーターの [CITY] フィールドに値を設定するには、 アクションを追加します。
- [関数エイリアス名] に、「getFlightListByAirline」と入力します。
- [送り元] で、[構造] タブをクリックします。
- [構造のエイリアス] に、「destinationFrom」と入力します。
- [フィールド名] に、「CITY」と入力します。
- [フィールド値] に、「ROME」と入力します。
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BAPI_FLIGHT_GETLIST を実行するには、 アクションを追加します。
- [関数エイリアス名] に、「getFlightListByAirline」と入力します。
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FLIGHT_LIST テーブルからフィルタリングされたデータを取得するには、 アクションを追加します。
- [関数エイリアス名] に、「getFlightListByAirline」と入力します。
- [テーブル名] で、[ FLIGHT_LIST ] タブをクリックします。
- [送り先] で、[変数] をクリックして、取得したテーブル データをメモリに保存します。
- [結果を変数に保存] で、[(x)] をクリックして、「tblFlightList」という名前の変数を作成します。
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取得したテーブルのデータを CSV ファイルに書き込むには、
アクションを追加します。
- [データ テーブル] で、[tblFlightList] を選択します。
- [ファイル名を入力] で、データを書き込む CSV ファイルのパスを指定します。
- [フォルダー/ファイルが存在しない場合は作成する] を選択します。
- [既存のファイルを上書き] をクリックします。
- 保存して、Bot を実行します。