Internet Explorer 11 EOL 用の Automation 360 v.24R2 リリース ノート
- 最終更新日2023/03/27
Internet Explorer 11 EOL 用の Automation 360 v.24R2 リリース ノート
リリース日: 2022 年 5 月 17 日
このリリース ノートは、Internet Explorer end-of-life (IE EOL) の影響を受ける (つまり、IE Bots の変換を選択した) クラウド 、 オンプレミス 、サンドボックス、 Community Edition ユーザー用の Automation 360 v.24R2 パッチ リリースに適用されます。
このリリースを使用する理由
マイクロソフト社は、2022 年 6 月初頭をもって、Internet Explorer のサポート終了 (EOL) を発表しました。これに伴い、Microsoft Edge または Microsoft Edge の IE モードを推奨しています。このリリースには、Edge の IE モードおよび IE Bot 更新ウィザード で認定されたパッケージが含まれており、Bots を一括で更新して、Edge の IE モードと連携させるために役立ちます。現在、Bots の実行環境があるオペレーティング システムによっては、予定されている IE EOL の影響をデプロイが受ける可能性があります。
Microsoft オペレーティング システム | Automation 360 Bots |
---|---|
Windows 10 半期チャネル | 互換性のあるブラウザを使用するように、Bots をアップグレードしてください。 サポートされているブラウザのリストについては、「Automation Workspace のブラウザ要件」をご覧ください。 |
その他すべてのサポートされているオペレーティング システム | 直接の影響はありません |
将来の Automation 360 v.25 リリース以降では、Internet Explorer の代わりに Google Chrome または Microsoft Edge (Chromium) など、サポートされている別のブラウザを使用して Control Room にアクセスするよう促すメッセージが表示されます。Internet Explorer では Control Room にアクセスできなくなります。当社は、マイクロソフト社のブラウザ サポートに関する方針に合わせることで、Google Chrome や Microsoft Edge といった最新ブラウザならではの技術的に高度な機能をお客様に提供できます。
このリリースへの更新
- v.24 (ビルド 12350)
- v.23 (ビルド 11513)
- v.22 (ビルド 10526)
- v.21 (ビルド 9664、9642、9595)
Community Edition とサンドボックスはクラウド デプロイであるため、手動でのアップグレードは必要ありません。これらの環境は、自動的に Automation 360 v.24R2 ビルド 13343 に更新されます。
上記の認定済みリリースのいずれでもない場合は、Automation 360 を認定済みリリースのいずれかに更新してから、このリリースに更新します。
Google Chrome、Microsoft Edge および Mozilla Firefox の Automation 360 拡張機能の最新の更新については、「Automation 360 用のブラウザ拡張機能」を参照してください。
Bot エージェントの更新
- ビルド 13343 用の Bot エージェント バージョン 21.200
- ビルド 13331 用の Bot エージェント バージョン 21.1000.14009 (オンプレミス プレ GA)
既存の Bots を実行する場合は、Bot エージェント をこのリリースに更新する必要はありません。
- プレ GA Bot エージェント バージョン 21.1000.14009 をアンインストールします。
- Automation 360 v.24R2 (ビルド 13343) 用の Bot エージェント バージョン 21.200 をインストールします。
Community Edition 機能
パッケージ |
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ブラウザ
パッケージとウィンドウ変数の Microsoft Edge ブラウザのサポート
|
Microsoft Edge および Google Chrome の場合、
アクション で最後に使用したブラウザのタブがサポートされます
以下のブラウザで追加された [最後に使用したブラウザのタブ] を使用して、新しいタブまたは既存のタブで Web ページを開けるようになりました。
|
Java Web アプリケーションの自動化
記録を開始] オプションを使用して、Microsoft Edge Chromium の IE モードで動作する Java Web アプリケーションを自動化できるようになりました。 または [ |
Microsoft Edge ブラウザの IE モードでページをロードする際のデフォルトの待ち時間
Microsoft Edge ブラウザの IE モードで Web アプリケーションを自動化する場合、レコーダー がデフォルトで 30 秒間待機し、ページ上のオブジェクトを記録する前に、Web ページを完全にロードできるようになりました。これによって、オブジェクト検出の信頼性が高まりました。 |
クラウド、オンプレミスとサンドボックス機能
Control Room とパッケージ |
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Internet Explorer 用の新しい Bot 更新ウィザード
|
Java Web アプリケーションの自動化
記録を開始] オプションを使用して、Microsoft Edge Chromium の IE モードで動作する Java Web アプリケーションを自動化できるようになりました。 または [ |
Internet Explorer を使用してブラウザ固有の パッケージ がある Automation 360
Bots を Microsoft Edge の IE モードに変換する
次の パッケージ のために、Internet Explorer を使用する Bots を Microsoft Edge Chromium の IE モードに変換できます。
これらの Bots を変換するには、Control Room の タブで Bot 更新ウィザード を使用します。 ブラウザベースの パッケージ および アクション の場合、次のプロパティが Internet Explorer から Microsoft Edge ブラウザの IE モードに更新されます。
|
ブラウザ
パッケージとウィンドウ変数の Microsoft Edge ブラウザのサポート
|
Microsoft Edge および Google Chrome の場合、
アクション で最後に使用したブラウザのタブがサポートされます
以下のブラウザで追加された [最後に使用したブラウザのタブ] を使用して、新しいタブまたは既存のタブで Web ページを開けるようになりました。
|
Microsoft Edge ブラウザの IE モードでページをロードする際のデフォルトの待ち時間
Microsoft Edge ブラウザの IE モードで Web アプリケーションを自動化する場合、レコーダー がデフォルトで 30 秒間待機し、ページ上のオブジェクトを記録する前に、Web ページを完全にロードできるようになりました。これによって、オブジェクト検出の信頼性が高まりました。 |
移行関連の機能 |
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Microsoft Internet Explorer を使用する Bots をスキャンする
Bot Scanner を使用して、Internet Explorer Bots をスキャンおよび識別できるようになりました。また Bot Scanner が生成するレポートを解析して、Bots で使用される Internet Explorer に関して、使用状況の統計データを取得できます。 |
パッケージ とアクション
次の パッケージ と アクション のために、Enterprise 11 または Enterprise 10 から Internet Explorer Bots を Microsoft Edge の IE モードがある Automation 360 に移行し、変換できるようになりました。
詳細については、「移行用のパッケージ マッピング」を参照してください。 Bots を移行して変換するには、 に移動し、Control Room で [Internet Explorer でビルドされた Bot を Internet Explorer モードで Edge に変換する] オプションを選択します。 ブラウザベースのコマンドおよび アクション の場合、次のプロパティが Internet Explorer から Microsoft Edge の IE モードに更新されます。
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IE Bots を Microsoft Edge の IE モードに変換する
Enterprise 10 または Enterprise 11 から Bots を移行する場合、Bot 移行ウィザード の新しい [Internet Explorer でビルドされた Bot を Internet Explorer モードで Edge に変換する] オプションを使用して、Internet Explorer から Bots を Microsoft Edge の IE モードに変換できます。 |
移行した Bots 用に更新された履歴とバージョン
Bot 移行ウィザード で Enterprise 10 または Enterprise 11 を移行すると、それが移行された Bot であると示すために、バージョン履歴が更新されるようになりました (チェックイン コメントは、Bot が Enterprise 10 または Enterprise 11 Bots バージョンから移行されたことを示します)。このチェックイン コメントで、どのバージョンの Bot が移行されたかを識別できます。 |
修正
以下の修正は、 クラウド 、 オンプレミス 、およびサンドボックスで使用可能です。
Service Cloud ケース ID | 説明 |
---|---|
01784593 | [ユーザー変数] フィールドの値が $ (ドル記号) になっている場合でも、移行された Bots を正常に実行できるようになりました。Bot Scanner は前処理エラーを表示しなくなりました。 |
-- | Microsoft Edge Chromium の IE モードまたは Internet Explorer で動作している Web アプリケーションを自動化すると、レコーダー は、現在選択されているブラウザ タブからオブジェクトをキャプチャするようになりました。これまで レコーダー は、最後に使用したタブからオブジェクトをキャプチャしていました。 |
01189873 | 移行後、アクション を使用して、スペース文字を含む URL を開くときは、
アクション を使用して、指定された URL からファイルをダウンロードした後、Bot を実行します。Bot の単一のタブに URL が開かれ、指定された URL からファイルがダウンロードされます。 従来は、指定した URL に空白文字がある場合、Bot は URL を分割して 2 つのタブで開いていました。 |
既知の動作および制限事項
クラウド 、 オンプレミス 、およびサンドボックスには、以下の制限事項が適用されます。
-
SQL サーバー の別のデータベースに存在する名前パラメーターの引数を持つストアド プロシージャを実行すると、同じ SQL インスタンス内の別のデータベースの名前パラメーターが含まれるストアド プロシージャを実行している JDBC ドライバーの問題で、Bot がエラーを表示します。
回避策: 入力パラメーターを提供するためにパラメーターを追加したり、出力パラメーターを設定したりする場合は、[パラメーター名] フィールドに値を入力しないようにします。Bot は、データベース パッケージがブランク値をインデックスと見なすため、ストアド プロシージャの実行時にエラーになりません。
- Control Room の [スケジュール] ページで、リストされたスケジュールの件数が少ない場合でも (たとえば、5、6 件のスケジュール)、クエリのタイムアウトが原因で、次のようなエラーが表示される場合があります。「予期しない問題が発生しました」。これは、既存の Control Room データベースのパフォーマンスに関連した問題です。
- Enterprise 11 から Automation 360 に移行された Bots、および Internet Explorer で動作する Automation 360 Bots に移行され Microsoft Edge の IE モードに変換された Bot には、その他にも適用される制限事項と動作があります。詳細については、「」を参照してください。
- Microsoft Edge ブラウザで アクションを使用して、開いているタブまたはウィンドウを閉じており、開いている Microsoft Edge ブラウザ ウィンドウが 1 つだけになった場合、Bot で次のエラーが発生します。タブを閉じている際にエラーが発生しました。
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アクションを使用して、Google Chrome、Microsoft Edge、または Mozilla Firefox ブラウザでバックスラッシュ 2 文字 (\\) で始まるネットワーク URL を開くときに、URL が正しく開けない場合があります。
回避策: バックスラッシュ 2 文字 (\\) を file:// プロトコルに置き換えます。
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アクションを使用し、[新しいタブ] または [既存のタブ] オプションを選択して特定の Web ページを IE モードの Microsoft Edge で開く場合、その Web ページが開くと、Bot にエラーが発生する場合があります。回避策: 特定のシナリオに基づき、以下のいずれかの回避策を使用してください。
- オプション 1: [試行/キャッチ] ブロックを [開く] アクションの周りに追加し、Web サイトを開く例外を無視します。
- オプション 2: アクション内で、その Web サイトの代わりに [新しいウィンドウ] オプションを選択します。
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アクション (ブラウザ
パッケージの 3.4.x バージョン) から [新しいウィンドウ] オプションを使用して、引数を持つ URL を開くと、Bot は ブラウザ
パッケージの 3.4.x バージョンでは引数フラグをサポートしていないため、特定のアクションを実行しない場合があります。
回避策: ブラウザ パッケージの 3.4.x バージョン以外のバージョンを使用して自動化します。