事前定義 (またはシステム) 変数は、Bot が実行されるマシンに関する特定の値を返します。 ユーザーが定義済み変数の値を編集することはできません。

事前定義変数のタイプには、クリップボード、日時、文字列、システム設定、パラメーターが含まれます。
注: システム変数は、Automation 360 では定義済み変数と呼ばれます。

クリップボード

クリップボード パッケージ内のアクションを使用してクリップボード変数を操作します。 「クリップボード パッケージ」を参照してください。

変数 説明
Clipboard クリップボードの内容を返します。

日付時刻

日時 パッケージ内のアクションを使用して、日時変数に操作を実行します。[日時] パッケージ

変数 説明
日付 時間、分、秒を含む日付を返します。
注: 時間は、マシンの構成に応じて 24 時間または AM/PM 形式に設定できます。
日付 DD フォーマットで日を返します。
時間 HH 形式で時間を返します。
マシン デバイス名を文字列として返します。
Millisecond 0 ~ 999 の値でミリ秒を返します。
Minute MM フォーマットで分を返します。
MM 形式で月を返します。
注: これは数値型の変数です。
Second SS フォーマットで秒を返します。
Year YYYY フォーマットで年を返します。

文字列

以下の変数を使用して、文字列の表示方法を変更します。
変数 内容
Enter 新しい行をデバイスの OS に基づいて、行頭に戻らずに開始します。 たとえば、変数は常に Linux CentOS に改行を追加します。 Microsoft Windows では、変数は Microsoft Word アプリケーションに改ページを追加し、Notepad アプリケーションに改行を追加します。
Newline 初級新しい行を開始し、デバイスのアプリケーションやオペレーティング システムに関係なく、カーソルを次の行頭に移動させます。 UNIXまたはLinuxシステムでは、\'\n\'で表されます。つまり、LF文字を返します。そして、Microsoft Windowsシステムでは、\'\r\n\'で表されます。つまり、CRLF文字を返します。
Separator <sep> 値内の値の区切りを定義します。
Tab 大きいスペースを作成します。

システム設定およびパラメーター

以下の変数を使用して、実行中の Bot エージェント に接続しているコンピューターからデータを返します。

変数 内容
AAControlRoom Control Room の URL が返されます。
AAInstallationPath Bot エージェント インストール パスを返します。 例: C:\Program Files\Automation Anywhere\Bot Agent
AATaskExecutor Bot の実行に使用される Run-as ユーザーの詳細を返します。 Bot が Attended Bot Runner にデプロイされている場合、この変数はログインしたユーザーに関する情報を返します。 Bot がトリガーによってデプロイされている場合、この変数は、その Bot Runner ライセンスに関連付けられたユーザーに関する情報を返します。

この変数は、次のキーを持つディクショナリです。

  • Executor_UserName
  • Executor_FirstName
  • Executor_LastName
  • Executor_Email
  • Execution_type: 実行のタイプを返します。
    • Bot の実行をスケジュール設定すると、変数 AATaskExecutor 内の Execution_Type キーは、Run as schedule <Daily, Weekly, or Monthly> などのスケジュール タイプ (頻度) を含む実行タイプに関する情報を返します。
    • Bot でトリガーを使用するときに、トリガー データから Execution_Type キーにアクセスできます。 Execution_Type キーは、トリガー用の文字列として Run through Trigger を返します。 Execution_type は、すべてのトリガーで使用できます。
AATaskInvoker Bot を実行またはスケジュールして Bot をデプロイしたユーザーの詳細を返します。 Bot が Attended Bot Runner にデプロイされている場合、この変数はログインしたユーザーに関する情報を返します。 Bot がトリガーによってデプロイされている場合、この変数はトリガーを設定したユーザーに関する情報を返します。

この変数は、次のキーを持つディクショナリです。

  • Invoker_Email
  • Invoker_FirstName
  • Invoker_UserName
  • Invoker_LastName
AATaskName 現在実行中の タスク Bot のパスと名前を返します。 例: /Bots/Finance/combineSheets
CPUUsage CPU の使用率が返されます。

マシンの CPU 使用率が特定の数値に減少するまで を待機させるには、この変数を 条件を待つBot アクションで使用します。 「待機 パッケージ」を参照してください。

Machine コンピューターの名前を返します。
RAMUsage RAM の使用量がメガバイト単位で返されます。

マシンの RAM 使用率が特定の数値に減少するまでを待機させるには、この変数を [Wait for condition] アクションで使用しますBot。 「待機 パッケージ」を参照してください。

OSName オペレーティング システムが返されます。 例: Windows 10 64 ビット
TotalRAM 使用中の RAM と使用可能な RAM の合計が返されます。
  • バージョン 11.3 には、E メール、ファイル、PDF のシステム変数が含まれており、限られた数のプロパティ値を保持することができました。 Automation 360 では、E メール、ファイル、PDF のプロパティ値が無制限にユーザー定義のディクショナリ変数に保存されます。 詳細については、「E メール プロパティでのディクショナリ変数の使用」および「PDF プロパティでのディクショナリ変数の使用」を参照してください。
  • バージョン 11.3 には、セル、列、行の位置を返す Excel のシステム変数が含まれていました。 Automation 360 では、Excel Advanced パッケージ に、位置の値を返す アクション が含まれています。 セル アドレスを取得列を取得行を取得
  • バージョン 11.3 には、ループ反復回数を返すカウンター システム変数が含まれていました。 Automation 360 では、ユーザーが数字変数を作成および構成する必要があります。