Automation 360 v.30 リリース ノート

リリース日: 2023 年 3 月 10 日

このリリースのトップ 5 の機能を確認し、Automation 360 v.30 リリースの他の新機能やエキサイティングな機能拡張をご覧ください。

  • ビルド 19688: Automation 360 (クラウド)
  • ビルド 19678: Automation 360 (クラウド サンドボックス)
  • ビルド 19688: Automation 360 (オンプレミス) と IQ Bot (オンプレミス)

Automation 360 v.30 ビルド (オンプレミス ビルド 19621 および クラウド サンドボックス ビルド 19596) のリリース後の修正に対応した更新済みビルドをリリースしています。更新済みビルドの修正情報については、「Automation 360 v.30 リリース ノート」を参照してください。

今回のリリースのハイライト

v.30 リリースに含まれるトップ 5 の機能をご紹介します。
生成 AI によるデータの抽出
生成 AI のすぐに使えるソリューションを使用してデータを抽出: 生成 AI のデータ抽出は、カスタム モデルの構築プロセスを簡素化する、実装が容易なソリューションを提供します。精度の向上とシームレスな統合により、ドキュメント オートメーション管理者は、サプライ チェーンや自由形式のテキスト ドキュメントからデータを抽出し、業務の合理化と効率化を実現できます。
生成 AI を用いた Document Automation のデータ抽出」を参照してください。
生成 AI パッケージ
ハイパースケーラー LLM とのネイティブ統合を含む新しい生成 AI パッケージを使用: 生成 AI パッケージを使用すると、開発者は Automation 360 内で大規模言語モデル (LLM) を簡単に使用して、オートメーションを構築できます。サポートされている LLM は次のとおりです。
  • Google Vertex AI
  • Azure OpenAI
  • OpenAI
生成 AI パッケージ」を参照してください。
開発者エクスペリエンスの強化
オートメーション テンプレートを使用して、オートメーションをすばやく構築: プロの開発者および市民開発者は、定義済みのテンプレート リストから選択することで、迅速かつ簡単にオートメーションを構築できます。さらに、プロの開発者はカスタム テンプレートを作成して、特定のビジネス事例に対応するオートメーションを構築できます。
テンプレート」を参照してください。
よりシンプルで直感的な記録エクスペリエンスにより、生産性が向上: プロの開発者および市民開発者は、ビジネス アプリケーションから直接記録を開始できるようになりました。ローカル マシンで開いているアプリケーション タイトルのリストから、対象のビジネス アプリケーションを特定する必要がなくなりました。さらに、記録のリアルタイムの可視性とコントロールが向上します。次の操作を実行できます。
  • 記録されたアクションと、記録された UI 要素の画像を確認する。
  • 記録されたアクションをトラバースする。
  • 記録の最中にアクションを実行する。

簡素化された記録体験

重要: 簡略化されたレコーダー機能は最初から利用できるわけではなく、オンデマンドで有効にすることができます。オートメーション・エニウェアのアカウント チームにお問い合わせください。
Automation Command Center のパーソナライズされたホームページを使用: プロの開発者および市民開発者は、Automation Command Center (ACC) を使用して、パーソナライズされたホームページからオートメーションにすばやくアクセスできるようになりました。オートメーション情報は、簡潔でアクセスしやすいダッシュボードに表示され、追加のヘルプのために Pathfinder コミュニティと AAU への直接リンクも含まれています。
オートメーション コマンド センター | 専門家および市民開発者のための ACC ホーム ページ」を参照してください。
ユーザー定義変数をログに記録する機能により、トラブルシューティングが向上: プロの開発者は、ユーザー定義変数をログファイルに記録し、起こり得るオートメーションの問題を迅速に診断して修正できるようになりました。
[変数をファイルに記録] アクション | [変数をファイルに記録] アクションのカスタム選択オプションの使用例」を参照してください。
承認を伴う複数ユーザー プロセス
1 つのプロセスでハンドオフと承認を行うことで、複雑なプロセスを自動化: プロセスの構築者は、Process Composer を使用することで、複数ユーザーが関与し、複雑なハンドオフ (グループ承認など) を必要とする複雑なプロセスを 1 つのプロセスで簡単に自動化できます。

Automation Co-Pilot の承認」を参照してください。

エンタープライズ セキュリティ上の更新
システム ロールをカスタマイズしてサイバーセキュリティ保護を強化: 組織の要件に基づいて、カスタマイズされたロールをより詳細に定義および構成し、最小権限の原則を使用してアクセス許可を調整できるようになりました。Automation 360 が提供する定義済みのシステム ロールの使用に制限がなくなりました。
ロール」を参照してください。
Control Room からの送信通信用にネットワーク プロキシを構成: Control Room がネットワーク プロキシを構成できるようになりました。たとえば、Control Room 管理者はネットワーク プロキシを構成して、Control Room のライセンス モジュールと、クラウドでホストされるライセンス サーバーとの間の通信を可能にします。
フォワード プロキシ設定の構成」を参照してください。
SaaS アプリケーションの OAuth 2.0 サポート: トークンのライフサイクル管理と OAuth 接続の一元化により、共有またはユーザー固有の OAuth トークンは、Credential Vault に安全に保管されます。これらのトークンは、オートメーション実行時の、OAuth ベースの認証を設定する際に取得されます。Control Room は、オートメーションが実行される前に、リフレッシュされたトークンを検証します。
Control Room で OAuth 接続を構成する」を参照してください。
REST Web サービスの OAuth 2.0 サポート: REST Web サービス パッケージは、Control Room からの一元化された OAuth トークンを使用して OAuth 2.0 認証をサポートするようになりました。プロの開発者は、組織のセキュリティ標準とポリシーに準拠しながら、REST API を使用して OAuth 2.0 認証を必要とするサードパーティ製アプリケーションを統合できます。
REST Web サービス パッケージ」を参照してください。

更新済みリリースのビルド

  • 以下の内容を含む、更新済みビルド 19688 (クラウドおよびオンプレミス) をリリースしました。
    • 関連するテーブルの行で検証ルールが失敗した場合のDocument Automationの問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02089847)

    • ブラウザまたは Bot Runner が長期間再起動されなかった場合に、デバイス接続の問題が頻繁に発生する問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02086704、02088839、02005258、02087429、02087145、02089861、02087158、02087877、02089091、02091974)

    • IQ Bot のセキュリティ上の脆弱性の問題を修正しました。詳細については、リリースのダウンロード リンクをクリックし、A-People ダウンロード ページ (ログインが必要)のセキュリティとコンプライアンスに関するレポートをご覧ください。

  • 更新済みビルド 19678 (クラウドおよびクラウド サンドボックス) をリリースしました。これには、Apache ActiveMQ リモート コード実行の脆弱性の修正が含まれます。詳細については、「Apache ActiveMQ リモート コード実行の脆弱性 CVE-2023-46604 (A-People のログインが必要)」を参照してください。
  • 以下の内容を含む、更新済みビルド 19678 (オンプレミス) をリリースしました。
    • Apache ActiveMQ リモート コード実行の脆弱性の修正。詳細については、「Apache ActiveMQ リモート コード実行の脆弱性 CVE-2023-46604 (A-People のログインが必要)」を参照してください。
    • キャッシュ関連の問題を修正しました。ビルド 19678 をインストールした後、Apache Ignite キャッシュが初期化されていることを確認してください。

      Apache Ignite キャッシュを初期化するには、ビルドをインストールした後、すべての Automation 360 仮想マシンとノードを再起動します。

    • フォルダー名と Bot 名が類似している場合により多くのメタデータを含む Bot を更新した後の、チェックアウトおよびエクスポートの問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02085658、02086676、02087581、02087873、02087885、02087706)

    • プロセス エディターで Bot への外部依存関係を持つプロセスが表示されない、Automation Co-Pilot の問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02087219、02087722、02087795、02087354、02087749、02087942、02087591、02087593、02088270、02088622、02088698)

    • プロセス エディターでラーニングインスタンスから作成されたプロセスが表示されない、Automation Co-Pilot の問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02087749、02087795)

    • 検証ルールが組み込まれているフォームを使用してリクエストを送信できない、Automation Co-Pilot の問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02087219、02087722、02087795、02087354、02087749、02087942、02087591、02087593、02088270、02088622、02088698、02088396)

  • 以下の内容を含む、更新済みビルド 19669 (クラウドおよびクラウド サンドボックス) をリリースしました。
    • フォルダー名と Bot 名が類似している場合により多くのメタデータを含む Bot を更新した後の、チェックアウトおよびエクスポートの問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02085658、02086676、02087581、02087873、02087885、02087706)

    • プロセス エディターで Bot への外部依存関係を持つプロセスが表示されない、Automation Co-Pilot の問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02087219、02087722、02087795、02087354、02087749、02087942、02087591、02087593、02088270、02088622、02088698)

    • プロセス エディターでラーニングインスタンスから作成されたプロセスが表示されない、Automation Co-Pilot の問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02087749、02087795)

    • 検証ルールが組み込まれているフォームを使用してリクエストを送信できない、Automation Co-Pilot の問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02087219、02087722、02087795、02087354、02087749、02087942、02087591、02087593、02088270、02088622、02088698、02088396)

  • キャッシュに関する修正を含む更新済みビルド 19650 (クラウドおよびクラウド サンドボックス) をリリースしました。
  • 以下の内容を含む、更新済みビルド 19640 (クラウド) をリリースしました。
    • プロセス インポート時に、特定のフォーム、変数マッピング、および Bot パスが壊れることがあった問題を修正しました。
    • プロセスで要素の 1 つを削除すると、完了した要素が削除され、移動先要素に置き換わる問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02002808)

    • API タスク実行のステータスが Co-pilot ウィジェットで更新されない問題を修正しました。
    • UI が古いために API デバイス プールを更新する際に APIaaS デバイスが誤って削除される問題を修正しました。
    • ある Control Room から他へ Bot をインポートするときに (一部のインスタンスで)、エラーになる問題を修正しました。

      (Service Cloud ケース ID: 02086022)

    • 既存のチームで特定のロールを持つユーザーがリクエストを作成できても、そのリクエスト内のタスクにアクセスできない問題を修正しました。
注: このリリースの以前のビルドに関するドキュメンテーションについては、次のページで入手できる PDF を参照してください。Automation 360 リリース ノート (ビルド バージョン)

各製品の新機能と変更点

各製品の全更新内容 (新機能、変更点、修正点、制限事項) については、以下のページでご確認ください。