Automation 360 v.28 Community Edition リリース ノート

リリース日: 2023 年 3 月 22 日

Automation 360 v.28 (ビルド 17566) リリースの Community Edition で最新情報をご確認ください。ビルド 17566 はビルド 17557 を置き換えるものです。

重要: このリリースには、オプションBot エージェント の更新が含まれています。Bot エージェント を更新しなくても、既存の Bot はそのまま実行できます。ただし、Automation 360 v.28 の新機能を使用する場合、このリリースで利用可能な Bot エージェント を更新する必要があります。
このリリースへの更新の詳細については、以下のリソースを参照してください。

Automation Workspace

最新情報
Workday パッケージ

Automation 360 の新しい Workday パッケージを使用して、レポート作成、データのアップロード/ダウンロード、またはワークフローのトリガーなどの Workday プロセスを新しいポイント&クリックで自動化できます。このパッケージは、Workday との API レベルの深い統合を実現し、コード化せずに簡単にオートメーションを構築できます。

Workday パッケージ

Apigee パッケージ

Apigee パッケージの新しい接続解除および統合機能を利用することができます。[Apigee 接続解除] アクションを使用して、Apigee インスタンスから切断し、セッションをクリアできます。[Apigee の統合を再開] アクションを使用して、Apigee で中断している統合を再開できます。

Apigee 接続解除 | Apigee の統合の再開

ターミナル エミュレータ パッケージでサポートされる拡張属性 (Service Cloud ケース ID: 01870633、01928396、01809815)

TN3270E ターミナルタイプは、拡張属性をサポートしています。TN3270E ターミナルの拡張属性を有効にするには、[接続] アクションの [拡張属性] チェックボックスを選択します。

子 Bot からのエラーを表示する強化されたエラー メッセージ (Service Cloud ケース ID: 01264352)
Bot が子 Bot を呼び出す Bot を作成したときに、その子 Bot でエラーが発生した場合、エラー メッセージに次のような詳細が表示されるようになりました。
  • Bot を実行した親 Bot のライン番号。
  • エラーが発生した子 Bot のライン番号。
  • エラー メッセージの詳細 (そのライン番号で発生した問題、対応する修正アクションなど)。

Bot エディター の使用

[データベース接続] アクションのタイムアウト オプション (Service Cloud ケース ID: 00753858)

データベース パッケージの [接続] アクションにタイムアウト オプションが追加されました。データベース関連のタスクを自動化するために Microsoft SQL Server と接続するときに、データベースが停止していたり、ネットワークに問題が発生したりしている場合、指定時間内にデータベース接続が確立されないと、オートメーションがタイムアウトして失敗します。

データベースでの [接続] アクションの使用

XML ドキュメントの新しいフォーマット機能による読みやすさの改善 (Service Cloud ケース ID: 01886455、01925386)
ノードを挿入したり、更新したり、削除したりするときに、XML パッケージでは、ノード間のキャリッジ リターン文字は削除されませんが、すべての空白のテキスト ノードが XML ドキュメントから削除されます。[プリティプリント] を使用して XML ファイルをフォーマットすると、開発者は簡単にドキュメントの可読性を向上させることができます。開発者は、XML パッケージに追加された以下の新しいオプションを使用することで、時間を削減することができます。
  • プリティプリントの使用: [セッション データを保存] アクションは、XML ドキュメントのプリティプリント形式をサポートします。[プリティプリントの使用] チェックボックスを選択し、[ノードを挿入]、[ノードを更新]、[ノードを削除] などのアクションを使用して XML ドキュメントを保存すると、コードがプリティプリントに従って適切なインデントでフォーマットされます。
  • 空白のみを含むテキスト ノードを削除: [セッションを開始] アクションで、XML ドキュメントを解析する場合に空白のテキスト ノードを削除するオプションが提供されるようになりました。

XML の [セッション データを保存] アクション | XML の [セッションを開始] アクション

E メール パッケージに追加された新しい機能 (Service Cloud ケース ID: 01835214、01846425、01756713、01882482)
広範なプロセス オートメーションをサポートするため、E メール パッケージに次のアクション関連機能を追加しました。
  • [全員に返信] アクションを使用できます。
  • [すべて削除] アクションが機能強化され、特定フォルダーからすべての E メールが削除されます。さらに、次のようなフィルタ パラメーターを E メールに適用することができます。
    • [すべて]、[既読]、[未読]
    • 件名
    • 特定の送信者から
    • 受信日が指定日より前、指定日と同じ、指定日より後
  • E メール プロパティのディクショナリ変数に、添付カウントを取得するために使用する新しい変数 emailNoOfAttachments が含まれています。

[全員に返信] アクション | Bot での E メール アクションの使用例 | [すべて削除] アクション

Microsoft UI オートメーション (COM) テクノロジーを使用したコントロールの自動化
Microsoft UI オートメーション (COM) テクノロジーを使用して、以下のシナリオを自動化できます。
  • リンク コントロールのキャプチャと自動化
  • ツリー コントロールのキャプチャと自動化

特定のテクノロジーを使用したキャプチャ | ユニバーサル レコーダー でキャプチャされたオブジェクトに対して実行されるアクション

データ テーブルへのカスタム列の挿入

[データ テーブル] > [列を挿入] アクションに新しい [列をカスタマイズ] オプションが追加され、データ テーブルの指定したインデックスに列を挿入できるようになりました。Excel スプレッドシートを読み取り、データ テーブルに割り当てる際、新しい列を追加して必要なデータを入力することで、テーブルを変更できます。

[列を挿入] アクション

ループ パッケージの [新規ラベル] オプション

ループ パッケージに新しく [ラベル] オプションが追加され、ネストされたループから特定のループを抜けたり、続行したりすることができます。

ループ パッケージ

[If] アクション条件の追加および構成

1 つの [If] アクションに最大 32 個の条件を追加して構成できます。

Web アプリケーションのオートメーションの信頼性の向上
[レコーダー] > [キャプチャ] アクションを使用して Google Chrome および Microsoft Edge ブラウザで実行中の Web ページを自動化する場合、ターゲット オブジェクトが画面上に表示されていると、[レコーダー] > [キャプチャ] アクションでは、Web ページが下にスクロールされなくなりました。この機能により、Web ページに固定された上部ペインがあり、マウス クリックなどの一部の物理的なアクションが期待どおりに機能しない場合の、オートメーションのユーザー エクスペリエンスと信頼性が向上します。
注: ブラウザの拡張機能 (バージョン 3.0.8.0) をインストールしていることを確認し、レコーダー パッケージ (バージョン 2.10.2) を使用してコントロールをキャプチャします。
Bot エディターでデフォルト ビューとして保持される推奨ビュー

Bot 開発者として、Bot エディターを開くときに推奨ビューを手動で選択する必要はもうありません。開発者の生産性とユーザー エクスペリエンスを向上させるため、Bot エディターBot を作成すると、Bot エディターの推奨ビュー ([リスト]、[フロー]、[デュアル]) がユーザー セッションとブラウザ全体で保持されます。Control Room 内で移動したとき、または次回のログイン後、Bot エディターで最後に使用または選択したビューが保持されます。

Bot エディター の使用

Bot エディターの折りたたみ可能なコード セクションのライン マーカー

Bot 作成時に、[ループ]、[If/If-Else]、[ステップ]、[トリガー ループ]、[試行]、[キャッチ]、[最終] ステートメントを使用した場合、Bot エディターには折り畳み可能なセクションが明確に表示されます。オートメーションを構築するとき、開発者は、折りたたみ可能なセクションの先頭と末尾にこのビジュアル インジケーターのライン マーカーを使用して生産性を向上させることができます。

注: 折りたたみ可能なセクションの、ビジュアル インジケーターのライン マーカーは、Bot エディターの [リスト] ビューにのみ適用されます。

Bot エディター の使用

変更内容
Community Edition または Automation 360 ユーザーの安全な登録を改善

ユーザーが Community Edition または Automation 360 アカウントに登録するとき、ユーザーに送信される登録メールには、ユーザー資格情報を作成するために使用される仮登録リンクが含まれています。この登録方法は、ユーザーにパスワードをテキストで送信するよりも安全です。

Automation Co-Pilot for Business Users

最新情報
固定アクション ボタン

Automation Co-Pilot でフォームを完了する際、アクション ボタンはフォームの固定フッターに配置されます。フッターとそのコンテンツはウィンドウのサイズに反応し、ボタンがぴったり収まって面積が最小化されるように調整されます。

プロセス オートメーションにフォーム タスクを追加する

この次世代のフォーム レンダリング テクノロジーにより、フォームで応答性が改善されました。

Document Automation

変更内容
重要: 新規 Community Edition ユーザーは、Document Automationにアクセスできるが、IQ Bot にはアクセスできない

Automation 360 v.27 リリース以降では、新しい Community Edition ユーザーにはDocument Automationのみがプロビジョニングされます。新しいユーザーには IQ Bot 権限はありませんが、既存の登録済みユーザーの IQ Bot が利用可能です。