オートメーション率を計算中

ドキュメント オートメーション ソリューションの目的は、ドキュメントからデータを抽出し、抽出されたデータをビジネス アプリケーションに取り込む際の手作業を最小限に抑え、データの正確性を向上させることです。

手動での介入なしにソリューションを抽出できるフィールドの数を表すオートメーション率を使用して、ドキュメント オートメーション ソリューションの効果を測定します。 オートメーション率を決定するには、正しく抽出されたフィールドの合計数を計算し、それをドキュメント内のフィールドの合計数で割ります。

オートメーション率 = (正しく抽出されたフィールドの総数 ÷ ドキュメントで抽出されるフィールドの総数) × 100

お客様が請求書のデータを手動で処理する次の事例を考えてみましょう。

  • ドキュメント タイプ: 請求書
  • ヘッダー フィールドの合計数: 11 フィールド
  • テーブル フィールドの合計数: 25 フィールド (5 行 x 5 列)
  • フィールドの合計数: 36

手動でのデータ入力には、フィールドごとに10秒かかると見積もります。 したがって、この請求書を ERP システムに手動で入力するには約6分かかります。 ドキュメント オートメーションがこれらのフィールドの 50% を正常に抽出できるとすれば (精度またはオートメーション率が 50%)、この請求書の入力にかかる時間が3分短縮されると考えられます。 お客様が毎日100件の請求書を処理する場合、手動データ入力のコストを毎日5時間節約できることになります。

この事例でドキュメント オートメーションを使用する場合、お客様のメリットは次のとおりです。

  • データ入力効率の 50% 向上
  • データ入力コストの 50% 削減
  • データ検証ルールを使用して請求書から抽出されたデータを検証することによるデータ精度の保証と、その結果としてのやり直し作業の削減

結論として、ドキュメント オートメーション ソリューションは、手動によるデータ抽出の労力を削減し、データの精度を高めることを目的としています。 オートメーション率を測定することで、ユーザーはドキュメント処理における人的介入を最小限に抑え、総合的な効率を向上させることに関するソリューションの効率と結果を定量的に評価できます。