[キャプチャ ] action を使用すると、オブジェクト コントロール (テキスト ボックス、ボタン、テーブル、メニュー、ラジオボタン、コンボ ボックス、チェック ボックス、リスト ビュー、リンク、ツリー、またはページ タブ) との 1 つのインタラクション (クリック、キーストローク、マウスの動作) をキャプチャできます。
前提条件
Recorder を使用するには、すでに以下の項目を実行している必要があります。
デバイスの表示とフォントの倍率を 100% に設定します。Recorder package バージョン 2.0.6-20200626-193519 以降を使用している場合は、Google Chrome 、Internet Explorer 、Java 、Microsoft Active Accessibility、および Microsoft UI の自動化アプリケーションで、デバイスの表示倍率が 100%、125%、150% のいずれかに設定されたコンピューターでタスクを記録できます。
ブラウザを使用してタスクを自動化する場合は、ズーム レベルを 100% に設定します。Recorder package バージョン 2.0.6-20200626-193519 以降を使用している場合は、ズーム レベル設定が 100% でない Google Chrome ブラウザでタスクを記録できます。
Google Chrome ブラウザを使用してタスクを自動化する場合は、Automation 360 ビルド バージョンに対応する Automation Anywhere プラグインが有効になっていることを確認します。 RPA Workspace のブラウザ要件
手順 オブジェクト コントロールとの単一インタラクションを記録するには、次のステップを実行します。
の順にダブルクリックまたはドラッグします。
オブジェクトをキャプチャするウィンドウを指定します。
[アプリケーション ]、[ブラウザ ]、または [変数 ] タブから選択します。
オプション 説明
アプリケーション:
現在アクティブなウィンドウのリストから選択します。このオプションは、Bot Creator デバイスで開いているすべてのアプリケーション ウィンドウとブラウザ ウィンドウのリストを表示します。
ブラウザ
Bot Creator デバイスで現在開いている Google Chrome タブのリストから選択します。注: 現在、このオプションは Google Chrome のタブのみをサポートしています。その他のブラウザについては、[アプリケーション ] オプションを使用します。
変数:
既存のウィンドウ変数を選択して、アプリケーション ウィンドウ タイトルのタイトルを指定します。
オプション:
[ウィンドウ タイトル ] フィールドでワイルドカード文字 (*) を挿入することで、さまざまなウィンドウ タイトルを検索できます。値の先頭、中間、末尾に 1 つ以上のワイルドカード文字 (*) を指定することができます。
たとえば、タイトルに Microsoft を含むウィンドウで操作を実行するには、値の前または後にワイルドカード文字を追加して、次のように任意の文字列を示すことができます。*Microsoft* 。bot は、まず、完全に一致するウィンドウ タイトル (この場合であれば、Microsoft ) を検索し、条件に一致する文字が見つからない場合は、タイトルに Microsoft を含むウィンドウを検索します。
正規表現 (regex) を使用して、ウィンドウ タイトルを識別できます。各正規表現条件の [文字列 ] または [パターン ] として正規表現を選択し、値を入力します。デフォルトでは、[ウィンドウ タイトル ] フィールドで大文字と小文字が区別されます。[大文字と小文字を区別しない ] 正規表現フラグを有効にして、大文字と小文字を区別しないウィンドウ タイトルを識別できます。
たとえば、((\w*)-Notepad
で始まるすべてのウィンドウ タイトル名には ((\w*)-Notepad として文字列 値を入力できます。または、((\w)\s)*document-Notepad といったパターン を使用すると、このパターンに一致するウィンドウ タイトルのみに絞り込むことができます。
注: ランタイム中に、
TaskBot が正しいウィンドウを特定することを確認します。表示されない場合、次のステップを実行します。
アプリケーションまたはブラウザ ウィンドウを開きます。
action を action の上にドラッグします。
文字列変数を [ウィンドウタイトルを変数に代入 ] フィールドに挿入します。
action を action の下にドラッグします。
[ウィンドウ ] フィールドに、 action によって生成されたウィンドウ変数を挿入します。
[新しいウィンドウ タイトル ] フィールドで、[アクティブなウィンドウ タイトルを取得 ] action から文字列変数を挿入します。
[保存 ] をクリックします。
オプション:
[ウィンドウのサイズ変更 ] オプションを選択して、ウィンドウの寸法を指定します。
このオプションによって、より信頼性の高い bot を実現できます。これによってウィンドウのサイズは、タスクが記録されたディメンションに変更されるため、Bot におけるターゲット オブジェクトの識別能力が高まります。
タスクを記録する時にウィンドウが最大化されている場合、このオプションは選択されていません。
タスクを記録する時にウィンドウが最大サイズでない場合、このオプションはデフォルトで選択されており、幅と高さのフィールドはウィンドウの寸法で自動入力されます。
注: このオプションは、サイズ変更可能なウィンドウに対してのみ使用できます。これは [デスクトップ ] または [タスクバー ] オプションでは使用できません。
[オブジェクトをキャプチャ ] をクリックします。
選択したウィンドウが表示されます。
オブジェクト コントロール (ボタン、フォーム フィールド、テーブルなど) をクリックします。
カーソルを上に移動するとコントロールがボックスでハイライトされます。
注: Google Chrome ブラウザでキャプチャしている場合にボックスが表示されない場合は、
Automation Anywhere の
Google Chrome 拡張機能が有効になっていることを確認してください。「
Google Chrome ブラウザ拡張要件 」を参照してください。
[オブジェクトのプロパティ ] テーブルを確認します。
bot は、選択したプロパティを使用して、ランタイム時にオブジェクト コントロールを特定します。
[コントロール タイプ ] が意図したオブジェクトに一致することを確認します。
たとえば、Web サイトからテーブルをキャプチャする際は、[コントロール タイプ ] と [HTML タグ ] の値が [TABLE ] であることを確認します。
[コントロール タイプ ] が意図したオブジェクトに一致しない場合は、オブジェクト コントロールを再度キャプチャします。
オブジェクト検索に含めるオブジェクト プロパティを選択して、値を割り当てます。
bot の信頼性を高めるために、静的値を持つプロパティ ([名前 ]、[クラス ]、[タイプ ]、[HTML ID ]、[DOMXPATH ] など) のみを選択し、動的な値を持つプロパティ ([HTML Href ]、[パス ]、[値 ]) の選択を解除することをお勧めします。動的な値は変更される可能性があり、bot エラーの原因となります。
オブジェクトのプロパティ値にワイルド カード文字 (*) や変数を使用し、別の状況で同じ action を再使用して別のオブジェクトをキャプチャできます。
ドロップダウン リストから [アクション ] を選択します。
オプション:
[コントロールを待機 ] フィールドに値を入力して、オブジェクト コントロールがアプリケーション ウィンドウに表示されるまで bot が待機する時間 (秒) を指定します。
[テキストを設定] アクションを使ってテキスト フィールドにキーボード操作を入力する際には、遅延時間を設定することをお勧めします。
オプション:
変数に出力を代入
Control Room は、ステップ 8 で選択したアクションに基づいて、分かりやすいデフォルト変数名を提案します。たとえば、[プロパティを取得 ] を選択した場合、提案される出力変数は PropertyValue
になります。複数の出力変数を作成すると、重複を避けるために、後続の変数名に「-1」が追加されます。
[保存 ] をクリックします。
キャプチャされた画像は依存関係として追加されず、bot をチェックインしても依存関係リストに表示されません。
サポートしているアンカーにオブジェクトをリンクする 注: オブジェクト固定は、MSAA、UI 自動化、または Java アプリケーションで使用できます。
実行時に
bot がオブジェクトを確実に識別できない場合は、そのオブジェクトを近くのオブジェクト (リンクやボタンなど) にリンクし、
bot が簡単に見つけられるようにします。
[キャプチャ ] action を開きます。
[アンカー ] タブをクリックします。
[アンカーをキャプチャ ] をクリックします。ブラウザまたはアプリケーションのウィンドウが起動し、メイン オブジェクト (前にキャプチャしたオブジェクト) がハイライトされます。アクションがメイン オブジェクトを正しく識別したかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。
正しいオブジェクトがハイライトされている場合は、[はい、アンカーを選択します ] をクリックします。 それ以外の場合は、[いいえ、修正する必要があります ] をクリックして、正しいオブジェクトを選択します。
対象オブジェクトの近くにある、bot が見つけやすいオブジェクトを選択します。 オブジェクトはハイライトされ、右側にはアンカー アイコンが表示されます。
[保存 ] をクリックします。
[キャプチャ ] アクションの使用方法については、下のビデオをご覧ください。
VIDEO[キャプチャ] action の使用