Automation 360 v.26 リリース ノート

リリース日: 2022 年 10 月 6 日

Automation 360 v.26 リリースの上位 5 つの機能と、その他の新機能、機能強化、修正項目、制限を確認することができます。Automation 360IQ Botビルド 15459 になります (オンプレミスクラウドの場合)。

Automation 360 v.26 GA ビルド (ビルド 15436) の後の修正に対応した更新済みビルドをリリースしています。こうした更新済みビルドの修正情報については、「Automation 360 v.26 リリース ノート」を参照してください。

注: リリース ビルドには、Google Chrome および Microsoft Edge ブラウザ用の Manifest V3 ブラウザ拡張機能が含まれています。詳細については、次を参照してください:

今回のリリースのハイライト

v.26 リリースに含まれるトップ 5 の機能をご紹介します。

埋め込みオートメーションと OAuth 2.0
ビジネスユーザーは、新しいインターフェースを開いたり、新しいアプリを覚えたりすることなく、お気に入りのビジネス アプリケーションから承認されたオートメーションに直接アクセスすることができます。OAuth 2.0 は、システム間でシームレスな認証を可能にし、システム特有の複雑なサインインを軽減します。
埋め込みオートメーション機能の画像 (ウィジェットや拡張機能など)。

詳細については、次をご参照ください。Automation Co-Pilot を使用するアプリケーションの埋め込みオートメーション

コード分析によるコーディング標準
管理者は、コード分析ポリシーを設定してコーディングのベスト プラクティスを確立し、チームのコードを改善することで、ルール違反を素早く発見して修正することができます。チェックするルールを選択し、プロジェクト内の全 Bot のスナップショットを対象として、概要レポートを有効にすることができます。

Bot ビルダーは、Bot のステータスをすばやく確認し、修正すべき点に関してフィードバックを受信できます。したがって、Bot の開発とデプロイの期間が短縮し、コーディングのベスト プラクティスが促進されます。


コード分析フローチャート

詳細については、次をご参照ください。コード分析

パッケージ ロール ベースのアクセス (RBAC)
管理者は、ビジネス ニーズや Bot 開発者の専門性に基づいてパッケージ アクセスを調整し、カスタム グループのアクセス ポリシーを適用することができます。ポリシー管理を維持し、明確なポリシーで管理されるグループ単位のパッケージ アクセスを提供することで、開発者の信頼と使いやすさを保つことができます。

市民開発者は、よりシンプルなパッケージにアクセスし、操作しやすいオートメーションをビルドできます。専門的な開発者は、より広範な複合パッケージのセットにアクセスできます。

パッケージで RBAC を使用するメリット

詳細については、次をご参照ください。パッケージ での RBAC

パッケージ コマンドによる Salesforce 統合
RPA 開発者は、直接的な API 統合を通して、Salesforce との堅牢な統合を構築できます。Salesforce データへのアクセスや更新に伴う反復的なプロセスを自動化できるため、ビジネスユーザーは戦略的な計画や最適化といった価値の高いビジネス タスクに集中することができます。使用できるコマンドは、認証、データベース クエリ、レコードの更新、ファイル処理などです。

Salesforce アクション パッケージ

詳細については、次をご参照ください。Salesforce パッケージ

Google Cloud Apigee との Automation 360 統合
RPA 開発者は、企業内のあらゆるデータにアクセスするために、Apigee の API コンポーネントと Automation 360 の RPA Bot を組み合わせることで、エンド ツー エンドのオートメーション開発を迅速に進めることができます。事前にビルドされた統合パッケージは、統合をシームレスに行い、組織のオートメーション チームが作成した既存のアセットを再利用して、より大きな価値を生み出すことができます。

Apigee の双方向統合

詳細については、次をご参照ください。Apigee の統合

更新済みリリースのビルド

以下の更新済みビルドをリリースしました。

  • ビルド 15459 Service Cloud ケース ID: 01941769、01945068
    このビルドの更新では、データベース認証で使用する場合の多要素認証 (MFA) に関連する問題の重要なセキュリティ修正が加えられています。SAML 認証、AD 認証を使用している場合、この脆弱性は該当しません。このセキュリティ修正の詳細については、「A360.26 へのアップグレード後、2 要素認証において、パスワードが間違っていても有効な認証アプリのコードのみで CR にログインできるという予期しない動作が確認されました。」を参照してください。
    注: この問題は、Automation 360 v.26 リリースにのみ存在します。オンプレミス v.26 のお客様が、データベース認証で MFA を使用しているか、または使用する予定の場合は、できるだけ早くこの更新をインストールすることをお勧めします。その他の Automation 360 リリースについては、お客様によるアクションは必要ありません。
  • 以下の問題の修正を含むビルド 15450:
    • 上書きオプションを使用して、他の Bot の手動指定の依存関係である Bot またはファイルをインポートする場合、インポート プロセスによって他の Bot の依存関係が削除されることはなくなりました (Service Cloud ケース ID: 01911410、01920508)。
    • 多くの依存関係を持つ大規模で複雑な Bot があり、Control Room から Bot エージェントに送信されるデプロイ メッセージのサイズが 2MB を超える場合、Bot は正常に実行されます。 (Service Cloud ケース ID: 01882630)。
    • 以下の IQ Bot の問題が修正されました。
      • カスタム ロジックで使用する Python スクリプトに単一引用符が含まれている場合 (print('Test') など)、IQ Bot がフィールドの後処理を実行できるようになりました。
      • IQ Bot カスタム ロジックで Pandas ライブラリを使用する場合は、スクリプトに import Pandas ステートメントを含める必要がなくなりました。
      • カスタム ロジックで使用する Python スクリプトにラテン語以外の文字 (Unicode 文字) が含まれている場合 (äöüñй など)、IQ Bot がフィールドの後処理を実行できるようになりました。
    • クロスサイト スクリプティング (XSS) の脆弱性についてのセキュリティ修正 (Service Cloud ケース ID: 01843148)。
  • ビルド 15443 (米国東部および米国西部地域専用) Service Cloud のケース ID: 01911410、01920508

    このビルドの更新では、エクスポートおよびインポート時に複数の親 Bot 間で共有される手動指定の依存関係ファイルに関連する問題が修正されています。子 Bot ファイルのいずれかがエクスポートされ、インポート プロセスの上書きオプションを使用して Control Room にインポートされた場合、手動指定の依存関係へのリンクが他の親 Bot からリンク解除されます。この問題には Bot エージェント バージョン 21.222 を使用します。

  • ビルド 15439 (日本地域のみ) Service Cloud ケース ID: 01911093、01911209、01911190、01911116、01911259

    このビルドの更新では、次の問題が修正されています。Automation 360 をアップグレードすると、日本語の文字を含むグローバル値に割り当てられた値を取得できません。ビルド 15439 は、この修正を必要とするオンプレミスのお客様がダウンロードできます。

各製品の新機能と変更点

各製品の全更新内容 (新機能、変更点、修正点、制限事項) については、以下のページでご確認ください。