アプリケーション画面の分類と Web アプリケーションの作成

Google Chrome、Internet Explorer などの未要求のブラウザ イベントを確認し、特定の Web アプリケーションに割り当てることができます。

プロセス ディスカバリー プラットフォームの Web アプリケーションを使用する場合、ブラウザ名はキャプチャされますが、Web アプリケーションや SaaS (Software as a Service) はキャプチャされません。Web アプリケーション イベント (アプリケーション名がキャプチャされない場合) は、Web アプリケーション ページの [未要求のブラウザ イベント] セクションに保存されます。タスクまたはプロセスに関連する Web アプリケーション イベントを分類するには、アプリケーションで要求されるイベントに対して特定の Web アプリケーションを作成する必要があります。[Web アプリケーション] ページでは、以下を実行できます。
  • [未要求のブラウザ イベント] セクションのイベントを確認し、ネイティブ ブラウザ アプリケーションから関連するプロセス イベントを特定し、フィルタリングする。通常、Google 検索、個人検索、Web メール イベントは、タスクやプロセスに関連していません。
  • タスクやプロセス フロー全体で使用される特定の Web アプリケーションAmazon Web Services、Slack、Zendesk などを作成します。

[未要求のブラウザ イベント] セクションのイベントを確認し、Web アプリケーションを作成するには、次の手順を実行します。

手順

  1. プロセス ディスカバリー プラットフォームにパワー ユーザーとしてログインします。
  2. [データ] > [Web アプリケーション] の順に移動します。
    [既存のルール] セクションには、以前作成した Web アプリケーションが表示されます。[未要求のブラウザ イベント] 列には、さまざまなブラウザ アプリケーション イベントが表示されます。
  3. [未要求のブラウザ イベント] 列で、以下をクリックします。
    • [グループ別: タイトル] をクリックすると、ウィンドウのタイトルに応じて列に表示されるブラウザ イベントを整理することができます。
    • [グループ別: URL] をクリックすると、URL ごとにイベントを整理することができます。
  4. 列のイベントをフィルタリングするには、[未要求のブラウザ イベント] ヘッダーの下にあるデータ範囲オプションを使用します。開始日 (月/日付/年) および終了日 (月/日付/年) を選択します。イベント列が更新され、結果が表示されます。
    特定のイベント タイルでイベントをフィルタリングするには、検索アイコンを使用します。検索フィールドにタイトルを入力します。イベント列が更新され、結果が表示されます。
  5. ブラウザ イベントを表示するには、[イベント] ページでリンクをクリックして、一連のイベントを表示します。
    最も頻度の高いタイトルまたは URL を含むブラウザ イベントが列の最上部に表示されます。こうしたイベントは、ユーザーが記録しているプロセスの最も重要なイベントです。

    [イベント] ページで一連のイベントを表示するリンクを示す画像
  6. [イベント] ページで、イベントが属している Web アプリケーションを確認します。
    ヒント: 対象となる Web アプリケーションごとに Web ルール パターン (正規表現 (regex)) を作成するため、イベントの確認時に Web タイトルや URL をメモしておくことをお勧めします。さらに、[フィルタ] オプションを使用すると、たとえばオブザーバー名別に特定の Web アプリケーションを検索し、そのワークフローのイベントをクリックして確認することができます。状況に応じて、URL でフィルタリングすることができます。これは、URL は一意であるのに対し、タイトルは必ずしも一意ではないためです。たとえば、「HOME」をタイトルとするアプリケーションが 2 つある場合、タイトルの代わりに URL の Web ベースのルールを使用する必要があります。
  7. [未要求のブラウザ イベント] 列から、[イベント] ページの一連のブラウザ イベントを確認し続けることで、イベントを Web アプリケーション イベントとして要求する必要があるかどうかを判断します。
  8. Web アプリケーションの作成に必要なタイトルや URL を確認したら、[Web アプリケーション] ページに戻ります。
  9. [Web アプリケーションの作成] をクリックします。
  10. [アプリケーション名] フィールドにアプリケーションの名前を入力します。
    たとえば、「Google Search ICD 10 Lookup」と入力します。
  11. [適用したルール タイプ] セクションで、使用するルール タイプ ([タイトル] または [URL]) を選択します。
    たとえば、[タイトル] を選択します。
  12. [ルール パターン (REGEX)] セクションで、ターゲット アプリケーションのタイトルまたは URL と一致するパターンをテキスト ボックスに入力します。
    たとえば、テキスト ボックスに「icd10 lookup」と入力します。アプリケーション名から「Google Search」を削除することをお勧めします。これは、他のブラウザでも同様のイベント (icd10 lookup) があり、ルール パターンに含めることができるためです。
    また、コピー アイコンをクリックすると、Web アプリケーションのタイトルをコピーして、テキスト ボックスに貼り付けることができます。
    [未要求のブラウザ イベント] セクションのコピーアイコンを示す画像
    たとえば、「KTBSonline」というタイトルだけが必要で、ブラウザのイベント列に「KTBSonline」が 2 つ表示されているとします。2 つのタイトルは次のとおりです。
    • ログイン情報の検証|KTBSonline - Google Chrome
    • Open Enrollment Benefits への登録|KTBSonline - Google Chrome
    両方のタイトルのイベントをキャプチャするには、ルール パターンを次のように入力します: ログイン情報の検証 \| KTBSonline - Google Chrome|Open Enrollment Benefits への登録 \| KTBSonline - Google Chrome。または「KTBSonline」だけを入力し、簡単なルール パターンにしておくことができます。
    KTBSonline の例では、バックスラッシュ (\) が垂直バー (|) の前にあり、これによりルール内の OR 関数でないことを示しています。
    ルール パターンに複数のタイトルを含めるには、縦棒 (|) 文字で OR 関数を示します。たとえば、PDFfiller OR pdfFiller の結果を含めるには、ルール パターンを次のように入力します: PDFfiller|pdfFiller。
    キャレット (^) 文字も、Web ルールを作成する際によく使われる文字です。イベント タイトルをテキストの先頭で正確に一致させたい場合は、ルール パターンの先頭にキャレット文字を使用します。たとえば、KTBSonline がアプリケーションのテキストの先頭にあるイベントのみが必要であるとします。その場合は、テキスト ボックスにルール パターンを次のように入力します: ^KTBSonline。
  13. [作成] をクリックします。
    数分で Web アプリケーションが作成されます。ルールが更新されたことを確認するには、[アクション] 列の虫眼鏡アイコンをクリックします。Web アプリケーションが完了すると、左下にポップアップ通知が表示されます。