SharePointウェブトリガー
- 最終更新日2025/10/16
SharePointウェブトリガー
SharePoint ウェブトリガーを使用すると、SharePoint サイトのイベントを監視できます。 SharePointサイトで監視されているイベントが発生したときにアクションを有効にするように設定できます。
概要
SharePoint ウェブトリガーは、購読したイベントに基づいて自動化ワークフローを開始することを可能にします。 SharePointウェブトリガーを設定して、購読したイベントをリッスンします。 SharePoint サイトでイベントが発生すると、トリガーが後続の自動化ワークフローを起動します。 SharePoint のウェブトリガーを使用すると、リアルタイムデータ交換を行いながら、手動介入なしで自動化を作成できます。
サポートされているイベント
SharePoint のウェブトリガーを設定し、ファイル、フォルダー、およびリスト内のイベントを監視できます。 SharePoint のウェブトリガーは、以下のイベントをサポートしています。
イベント | 説明 |
---|---|
ファイル作成 | 監視対象のSharePointサイトでファイルが作成されたとき |
ファイル更新 | 監視されている SharePoint サイトでファイルが更新されたとき。 |
フォルダ作成 | 監視されている SharePoint サイトにフォルダーが作成されたとき。 |
フォルダ更新 | 監視されている SharePoint サイトにフォルダーが作成されたとき。 |
リスト項目作成 | 監視されている SharePoint サイトにアイテムがリストに追加されたとき。 |
リスト項目更新 | 監視対象のSharePointサイトで既存のリストアイテムが更新されたとき。 |
前提条件
次の前提条件が満たされていることを確認してください。
- Bot Creator または市民開発者ライセンス。
- イベント トリガー および マイ Bot を表示 権限。
- チェックイン および チェックアウト 権限が自動化が存在するフォルダーに必要です。
- SharePoint サイトのためのアクティブな OAuth 接続。
設定
- SharePoint OAuth
- SharePoint OAuthオプションを使用すると、設定されたOAuth接続を選択できます。 OAuth 接続スコープに Microsoft Graph の権限を追加することを確認してください。 Microsoft Graph スコープは、トリガーがファイルおよびフォルダー関連のイベントのために SharePoint ドキュメント ライブラリを読み取り、リスト関連のイベントのために SharePoint リストを読み取ることを許可します。
- サイト
- サイトオプションを使用すると、イベントを監視するSharePointサイトを構成できます。 リンクを直接入力するか、サイト選択オプションを使用してサイトドロップダウンリストからサイトを選択できます。 サイトドロップダウンリストはSharePoint サイトに接続し、サブドメイン内のすべてのサイトをリストします。
- イベント タイプ
- イベントタイプオプションを使用すると、トリガーがその後の自動化アクションを起動するイベントを設定できます。 ファイルとフォルダー または リスト に基づいてトリガーを設定できます。
- レスポンス
- レスポンス オプションを使用すると、トリガーの応答データをレコード変数に格納できます。 レコード変数を新規作成するか、既存のレコード変数を選択して応答データを取得できます。 レコード変数は、API レスポンスボディ情報をキーと値のペア形式でキャプチャします。
監査ログのトリガー応答データを読み取る
トリガー応答データには、変更が発生したイベントのすべての情報が含まれています。 イベントペイロードデータは、Microsoft Graph のSharePoint API のリソースプロパティを使用して生成されます。 データ。 監査ログページで、キーと値のペアに格納されたデータを表示できます。 SharePoint イベントのペイロードデータの詳細については、Working with SharePoint sites in Microsoft Graph を参照してください。
監査ログ でキャプチャされたイベント ペイロード データ属性を、セッション内のその後のアクションの入力として使用できます。 SharePoint API の Microsoft Graph のリソースタイプ プロパティから属性の引数を構築することもできます。 例えば、ファイルが作成されるフォルダーのパスを表示するには、parentReference.pathを使用できます。ここで、parentReference
はBaseItemリソースプロパティから、path
はitemReferenceリソースプロパティから取得されます。