マルチユーザー デバイスについて
- 最終更新日2025/03/26
マルチユーザー デバイスとは、Windows ターミナル サーバー デバイスです (Windows 2019、Windows 2016、Windows 2012、Windows 10 Enterprise on Azure)により、複数のユーザーが 1 つのデバイスに同時にログインできます。
マルチユーザー デバイス サーバーでは、複数のユーザーが同じオペレーティング システムにアクセスし、ハードウェアを共有して、各ユーザーのタスクを同時に実行できます。 マルチユーザー デバイスでは、Bots は RDP を使用してデプロイされます。
注:
- デプロイの処理中にマルチユーザー デバイスを編集すると、設定中の状態になる可能性があります。 そのため、この間の新規デプロイはすべて [キューに登録済み] ステータスに送信されます。
- もし Bot がマルチユーザーデバイスで現在実行中であり、別のユーザーによってその Bot の新しいバージョンが同じデバイスにチェックインされて展開された場合、進行中の実行は失敗します。
この問題を解決するには、デバイスで古いバージョンがアクティブに実行されている間に、新しいバージョンの Bot をデプロイしないでください。 代わりに、新しいバージョンに更新する前に、アクティブな実行が進行中でないことを確認してください。 シームレスなデプロイメントのために、製造 ラベルを使用して、すべてのユーザーが指定された安定版をデプロイできるようにし、開発者が新しいバージョンを反映させたりチェックインしたりしても、進行中の実行に影響を与えないようにします。 Bot のデプロイ準備が整ったら、アクティブな実行が行われていない場合にのみ、製造 ラベルを最新の安定版に更新してください。
マルチユーザー デバイスの利点
マルチユーザー デバイスを使用すると、組織内の各マシンを最大限に活用できるだけでなく、複数のユーザーが同じデバイスにアクセスできるようにすることでハードウェアとソフトウェアのコストを削減することができます。マルチユーザー デバイス上には、Bot Creator ユーザーと Bot Runner (Attended または Unattended) ユーザーを構成できます。 また、マルチユーザー デバイスは、すべてのユーザーにセキュリティと認証を提供します。 各ユーザーには、デバイスの一意のログイン認証情報が割り当てられます。ユーザーは、自分が割り当てられたアプリケーションおよびデバイス設定にのみアクセスできます。
注: マルチユーザー デバイスで、同じデバイス認証情報を持つ 2 つのユーザー セッションが Bot をデプロイしようとすると、いずれかのユーザー セッションでデプロイが失敗します。 適切なエラー メッセージが監査ログに記録されます。
デバイス プール内のマルチユーザー デバイス
マルチユーザー デバイスは、デバイス プールの一部にすることができます。デバイスは、Bot Creator ユーザーおよび Bot Runner (Attended または Unattended) ユーザーのデフォルト デバイスとして設定できます。
デフォルトのデバイスとして設定
ライセンスされているユーザーは、デフォルト以外のデバイスにログインして、そのデバイスをデフォルト デバイスとして設定できます。 デフォルト デバイスとして登録されていない別のデバイスを設定する場合は、[すべてのデバイスを表示および管理] 権限が必要です。 これをデフォルトのデバイスとして設定するには、次の手順に従います。
- 画面右上のデバイス アイコンをクリックします。
- メニューから [デフォルト デバイスに設定] オプションを選択します。
必要な権限がない場合は、現在のデフォルト デバイスへのアクセスを失うことを示すメッセージ プロンプトが表示されます。