Microsoft 365 Outlook でEメールプロパティの辞書変数を使用

Microsoft 365 Outlook でメール関連のタスクを自動化すると、Automation Workspace はメールのさまざまなプロパティを取得し、これらのプロパティの値を辞書変数に格納します。

件名、受信者、送信者、メッセージ、受信日時などのメールプロパティが取得されます。 E メール プロパティは、次のディクショナリ キー内のディクショナリ変数に格納されます。
メールのプロパティ データ タイプ 説明
emailSentTime 文字列 メールが送信された時刻を取得します。
emailCc 文字列 CC リストから受信者のメール ID を取得します。
emailReceivedDate 文字列 メールを受信した日付を取得します。
emailMessage 文字列 メール本文からテキストを取得します。
emailNoOfAttachments 文字列 添付ファイル数を取得します。 添付ファイルがない場合、表示されるカウントは 0 です。
emailFrom 文字列 受信したメール ID を取得します。 [送信元アドレス] は受信者に表示されます。
メールID 文字列 メールメッセージ IDを取得します。
emailTo 文字列 受信者のメール ID を取得します。
emailBcc 文字列 BCCリストから受信者のメールIDを取得します。
emailSentDate 文字列 メールが送信された日付を取得します。
emailReceivedTime 文字列 メールを受信した時刻を取得します。
emailSubject 文字列 メールの件名の値を取得します。
受信した E メールと送信した日時は、次の形式で取得されます。
  • 日付: dd/MM/yyyy HH:mm:ss

    サンプル出力: 22/09/2022 17:07:13

  • 時刻: HH:mm:ss Z

    サンプル出力: 17:07:13 +0900

E メールのプロパティには、適切なディクショナリ キーが自動的に関連付けられます。 これらのディクショナリ キーに格納されている値は、別のタスクで使用したり、データベースに格納したりすることができます。 これらのキーはシステムで使用されるため、上記で示されたとおりに使用する必要があります。 たとえば、ディクショナリ変数「Test」を作成し、メッセージ プロンプトに E メールの件名と送信者を表示する場合は、適切なフィールドに Test{emailSubject} および Test{emailFrom} を入力する必要があります。

F2 キーを押してフィールドで変数を使用する場合は、[変数を選択] リストから [Test] を選択し、[変数を挿入] ダイアログ ボックスの [ディクショナリ キー] フィールドに emailSubject を入力することで、E メールの件名をそのフィールドに保管します。 同様に、[ディクショナリ キー] フィールドに emailFrom を入力することで、フィールドで E メール送信者の E メール アドレスを使用できます。

ディクショナリ キー変数は、E メール プロパティを使用する場合、Microsoft Outlook や任意の E メール サーバーから自動化するすべての E メール関連のタスクに必要です。 ディクショナリ キー変数は、次の E メール アクションに使用できます。
  • ステータスの変更
  • 削除
  • 転送
  • 返信
  • 添付ファイルを保存
  • E メールを保存
    注: E メールの保存に必要な時間は、その E メールで使用可能な添付ファイルのサイズによって異なります。