プロセスやBotタスクのデプロイ設定は、Automation Co-Pilotで行うことができます。

プロセスまたは Bot タスクのデプロイメント設定を行う際は、以下のベストプラクティスに従ってください:
  • 環境に ロール/チーム が存在することを常に確認してください。特に開発から本番環境に移行する際には注意が必要です。

  • ポップアップ処理 を使用して、動的なユーザーインターフェースで高いレジリエンスを維持します。

手順

  1. 次に、Control Room インターフェースで管理 > プロセス を選択
  2. プロセスを選択してください: プロセス設定 ページから設定したいプロセスを選択してください。
  3. デプロイメント タブをクリックして、デプロイメント設定を確認および変更します。
  4. プロセス展開リソース セクションで、これらのオプションから選択してください:
    • デフォルト リソース: 割り当てられた実行ユーザーとデバイスプールを使用します。
    • カスタム リソース 特定の役割を割り当てることができます。 クリック 選択... してカスタムリソースを使用する際に役割を割り当てます。
  5. [デプロイ タイプ] セクションで、Bot の実行方法を決定します。
    • デバイスのプールで実行: プール内の利用可能なデバイスで実行されます。 ユーザーのデフォルト デバイスを上書きします。
    • デフォルトのデバイスでのみ実行: ユーザーのデフォルト デバイスでのみ実行されます。 Bot 実行者がデバイスの所有者であることを確認してください。そうでない場合、デバイスの所有権が共有されているか、存在しない場合は正常に動作しない可能性があります。
  6. デフォルトで割り当てられる役割/チーム この自動化によって作成されるリクエストを担当するデフォルトの役割またはチームを選択してください。
  7. 回復性の設定 セクションで、ポップアップ処理 に対して、想定外のポップアップを無視(デフォルトで有効)を選択できます。 これにより、Bot が実行時に不明または予期しないポップアップ ダイアログをスキップするよう指示することで、実行失敗を防ぎ、自動化の安定性が向上します。
    注:

    これは、環境が異なる場合があるAutomation Co-Pilot経由でトリガーされる Bot に特に役立ちます。

  8. すべての必要な設定を構成した後、閉じるをクリックして保存して終了します。

事例: レジリエントな自動化展開による財務承認の効率化

事例の概要: この事例では、Automation Co-Pilot でデプロイ設定を行い、プロセスをより堅牢にし、エンタープライズ利用に備える方法を示します。特に、財務などの重要な部門で Co-Pilot によってトリガーされる自動化に役立ちます。

この事例では、Global Financial Services Corp は Automation Co-Pilot を通じてトリガーされる複数段階の財務承認プロセス(Finance_Payment_Approval)を自動化したいと考えています。 これにより、UI の不一致(ポップアップなど)があっても、Bot の実行がスムーズに行われます。

ビジネス課題: 財務部はしばしば次の問題に直面します:
  • ブラウザーやアプリケーションのアップデートによる予期しないポップアップのために無人 Bot が失敗しています。

  • 適切なチーム(例えば、finance_role)がすべてのリクエスト割り当てを一貫して受け取ることを保証します。

デプロイ設定の構成: Co-Pilot 管理者は、これらの手順を使用して Finance_Payment_Approval プロセスのデプロイメントを設定します:
  1. プロセス デプロイメント リソース: カスタムリソース を選択し、Bot を finance_role に割り当てて、適切な実行権限と run-as 権限を確保します。

  2. デプロイ タイプ: 利用可能な Bot 実行者マシン全体に負荷を分散し、スケーラビリティを向上させるために、デバイスのプールで実行 を選択します。

  3. デフォルトで割り当てられる役割/チーム: finance_roleを設定して、Automation Co-Pilotのリクエストを手動で再割り当てすることなく、正しいユーザーグループに自動的にルーティングします。

  4. 回復性の設定: 予期しないダイアログ(ソフトウェアのアップデート通知や JavaScript アラートなど)が表示された際に自動化が失敗しないように、想定外のポップアップを無視 をチェックします。

事例の結果:
  • 回復力の向上: Bot は、UI の中断があっても実行を完了するようになりました。

  • 運用効率 手動介入とトラブルシューティングのオーバーヘッドを削減します。

  • チームの整合性: 財務チームがプロセスから生成されるすべてのタスクとリクエストを所有することを保証します。