ラーニングインスタンスの概要
- 最終更新日2024/09/17
ラーニングインスタンスの概要
ラーニングインスタンスとは、抽出するデータ (フォームとテーブル フィールド)、データの抽出方法 (適切なモデルの選択、キーワード、クエリ、正規表現などの定義)、および抽出されたデータの検証方法 (データ タイプとルール) をユーザーが定義できる構成のことです。
ラーニングインスタンスを作成すると、サンプル ドキュメントをアップロードしてトレーニングできるように、そのインスタンスは非公開リポジトリに保存されます。ラーニングインスタンスが要件を満たしたら、他のユーザーが使用できるようにします。
「ラーニングインスタンスを本番環境に公開する」を参照してください。
非公開モードと公開モード
ラーニングインスタンスのライフサイクルには、トレーニングと本番環境という 2 つの主要なフェーズがあります。トレーニング フェーズは非公開モードで動作し、このモードでユーザーがラーニングインスタンスを構成および調整します。本番環境フェーズは公開モードで動作し、このモードでトレーニング済みのラーニングインスタンスが運用目的で展開されます。
- 非公開モード
- このモードは、サンプル ドキュメントを作成、編集、テストしてドキュメント処理を自動化することで、ラーニングインスタンスをトレーニングするために使用されます。トレーニングが完了したら、ユーザーはラーニングインスタンスをデプロイし、他のユーザーが本番環境で使用できるようにします。
- 公開モード
- このモードでは、ラーニングインスタンスが本番環境で使用できるようになります。適切な権限を持つユーザーは、展開されたラーニングインスタンスを使用して、自動ドキュメント処理用に新しいドキュメントをアップロードできます。検証が必要なドキュメントは検証キューに配置され、複数のユーザーが同時に検証できます。また、ユーザーは承認タスクを管理し、他のユーザーに割り当てることもできます。
コンポーネント
ラーニングインスタンスを作成すると、複数のコンポーネントで構成されるデフォルトのエンドツーエンドのワークフローが自動で作成されます。これらの各コンポーネントには、ワークフローに関連付けられた特定のタスクがあります。たとえば、抽出 Bot はデータ抽出に使用されます。事例やビジネス要件に応じて、これらのコンポーネントのデフォルトの構成を変更できます。たとえば、検証のためやレコードの更新、承認手順の追加、新しいタスクに関するユーザーへの通知のためにレコードのシステムに接続する場合は、Automation Co-Pilot プロセスを編集してこれらのアクションを含めることができます。
これらのコンポーネントは、Document Automation プロセス ワークフロー」を参照してください。
フォルダーに移動すると表示できます。「- Automation Co-Pilot プロセス
- ドキュメント処理ワークフローを実装するために、ラーニングインスタンスのデフォルトのプロセスが作成されます。要件に応じて、このプロセスのステップを追加または削除できます。
- 抽出 Bot
- この Bot は、Document Automation にアップロードされたドキュメントからデータを抽出して、生成 AI や Google Document AI などのサードパーティの抽出プロバイダー向けに BYOL を設定するために作成します。
- Bot をダウンロード
- この Bot は、サーバーから出力フォルダーにデータをダウンロードするために作成します。
- Automation Co-Pilot フォーム
- このフォームは、プロセス リクエストを開始する際に使用される入力フィールドを定義するために作成します。
ユーザーは、ラーニングインスタンス] ページで利用可能なラーニングインスタンスのリストを表示できます。
に移動して、[次のステップ
「Document Automationにラーニングインスタンスを作成」を参照してください。