[領域のキャプチャ] actionの使用
[領域のキャプチャ] actionを使用すると、アプリケーション ウィンドウ内の特定の領域からテキストを抽出できます。抽出したテキストをフィルターし、変数として割り当てることができます。
手順
[領域のキャプチャ] actionを使用するには、以下の手順に従います。
- [Actions] パレットで、[OCR] packageの [領域のキャプチャ] actionをダブルクリックまたはドラッグします。
-
[ウィンドウ タイトル] フィールドでオプションを選択します。
- ウィンドウ: デスクトップ上のウィンドウをキャプチャします。[ウィンドウ タイトル] フィールドでアプリケーション タイトルを指定します。
- 変数: 既存のウィンドウ変数を挿入します。
[ウィンドウ タイトル] フィールドでワイルドカード文字 (*) を挿入することで、さまざまなウィンドウ タイトルを検索できます。値の先頭、中間、末尾に 1 つ以上のワイルドカード文字 (*) を指定することができます。たとえば、タイトルに Microsoft を含むウィンドウで操作を実行するには、値の前または後にワイルドカード文字を追加して、次のように任意の文字列を示すことができます。*Microsoft*。bot は、まず、完全に一致するウィンドウ タイトル (この場合であれば、Microsoft) を検索し、条件に一致する文字が見つからない場合は、タイトルに Microsoft を含むウィンドウを検索します。
正規表現 (regex) を使用して、ウィンドウ タイトルを識別できます。各正規表現条件の [文字列] または [パターン] として正規表現を選択し、値を入力します。デフォルトでは、[ウィンドウ タイトル] フィールドで大文字と小文字が区別されます。[大文字と小文字を区別しない] 正規表現フラグを有効にして、大文字と小文字を区別しないウィンドウ タイトルを識別できます。
たとえば、
((\w*)-Notepad
で始まるすべてのウィンドウ タイトル名には ((\w*)-Notepad として文字列値を入力できます。または、((\w)\s)*document-Notepad といったパターンを使用すると、このパターンに一致するウィンドウ タイトルのみに絞り込むことができます。 - オプション:
[ウィンドウのサイズ変更] オプションを選択して、ウィンドウの寸法を指定します。
このオプションによって、より信頼性の高い bot を実現できます。これによってウィンドウのサイズは、タスクが記録されたディメンションに変更されるため、Bot におけるターゲット オブジェクトの識別能力が高まります。
- タスクを記録する時にウィンドウが最大化されている場合、このオプションは選択されていません。
- タスクを記録する時にウィンドウが最大サイズでない場合、このオプションはデフォルトで選択されており、幅と高さのフィールドはウィンドウの寸法で自動入力されます。
注: このオプションは、サイズ変更可能なウィンドウに対してのみ使用できます。これは [デスクトップ] または [タスクバー] オプションでは使用できません。 - [X]、[Y]、[幅]、[高さ] の座標を指定します。
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[領域をキャプチャ] をクリックします。
bot は、ターゲット領域が画面の下で見えない場合でも、画面の表示領域からテキストをキャプチャします。
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[キャプチャされるまでの待機時間 (ミリ秒)] フィールドで、待機時間を指定します。
Recommendation: リモート デスクトップ プロトコル (RDP) を使用してアクセスするウィンドウでキャプチャする場合、最小遅延時間を 1000 ミリ秒に設定して をロードする時間を与えます。
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[キャプチャしたテキストをフィルター処理] チェック ボックスを選択して、キャプチャされたテキストをフィルター処理します。
フィルターするテキストを [以前] および [以降] フィールドで指定します。たとえば、抽出対象テキストが「Name: ABC Inc. Location」の場合に「ABC Inc.」を抽出するには、[以前] フィールドで「Location:」を指定し、[以降] フィールドで「Name:」を指定します。
- 余分なスペースを削除するには、[キャプチャしたテキストをトリム] チェック ボックスを選択します。
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[プロフィールをロード] チェック ボックスを選択してオプションを選択し、ABBYY プロフィールに基づいてロケールをロードします。
注: ABBYY FineReader 12.2.27.12 は A2019 とともにインストールされ、追加のセットアップは必要ありません。
- Control Room ファイル: Control Room にあるファイルを使用します。
- デスクトップ ファイル: デバイスで使用可能なファイルを使用します。
- 変数: ファイル変数を使用してファイルの場所を指定します。
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[ロケールを選択] リストで、デバイスの言語を選択します。
注: 現時点では、英語と日本語のロケールのみがサポートされています。[ロケールを選択] リストからオプションを選択し、[プロフィールをロード] オプションを選択した場合、ロケールは [プロフィールをロード] の選択内容に基づいて決定されます。
- [値を変数に割り当てる] リストで文字列変数を選択します。
- [保存] をクリックします。