Workday で Automation Co-Pilot を Chrome 拡張機能として使用

Automation Co-Pilot は、Workday 内で活動するエンド ユーザーにとって、オートメーションを身近なものにします。たとえば、人事管理者が従業員の住所を入力すると、Workday を離れることなく、配送される事業資産を注文できます。

Automation Co-Pilot

ビジネス ユーザーは、新しいインターフェースを開いたり、新しいアプリを覚えたりすることなく、お気に入りのビジネス アプリケーションから承認されたオートメーションに直接アクセスすることができます。Workday でウィジェットを呼び出すことができます。ウィジェットにアクセスできるようにするには、次の手順を実行します。
  1. お好みのアプリケーションでウィジェットを作成して構成します。
  2. Automation Co-Pilot で、チームが日々のタスクを完了するために必要なビルド済みのオートメーションを割り当てます。
ウィジェット (次の画像) に、固有のロールに割り当てられたオートメーションが読み込まれます。
例: 拡張機能ウィジェットの画像。
設定
  1. 次のセットアップ プロセスを完了します。
    1. Chrome 拡張機能を使用した Automation Co-Pilot の設定と接続
    2. Automation Co-Pilot を使用した iFrame ウィジェットの設定
    3. Chrome 拡張機能を使用する Automation Co-Pilot のウィジェットの開発
      注: この例では、ページ ロード イベントとしてトリガーするウィジェットが設定されています。
    4. Chrome 拡張機能を使用した Automation Co-Pilot のプロビジョニング
  2. この例では、2 種類のオートメーションが割り当てられており、以下の詳細が含まれています。
ヒント: サンプル コード

サンプル コードをダウンロードして、独自の環境でこの例をテストすることができます。「GitHub: 埋め込み事例 2

概要例

人事管理者が Workday アプリケーションにログインすると、RPA センター オブ エクセレンス (CoE) によってデプロイされたホーム ページに新しいウィジェット サイドバーが表示されます。サイドバーは、ユーザーが Workday アプリケーションにアクセスし、ページ読み込みが完了すると、自動で開くように設計されています。

人事管理者はEmbedded Automationを使用して、従業員の住所にアクセスして更新してから、その従業員に配送するハードウェア資産を注文できます。

この例で使用されているデプロイされたオートメーションは、Workday と Zoho Sales Order Management (トランザクションを完了するために使用) に接続しています。
  • Attended Bot (従業員勤務先アドレス更新) は、インタラクティブ フォームとローカル デスクトップ オートメーションにより、人事管理者が従業員の自宅や職場の住所の詳細をすばやく検索して更新できるよう構築されています。
  • Automation Co-Pilot プロセス呼び出し (従業員用デバイス注文) は、人事管理者が Workday で従業員用ハードウェア資産 (ノートパソコンやキーボードなど) を直接注文できるように構築されています。

画像は、Workday アプリケーションに埋め込まれたサイドバーを示しています。

手順

  1. 更新したい従業員の従業員 ID を入力するために使用される「従業員勤務先アドレス更新」オートメーションを開始します。

    画像は、従業員 ID の入力を求めるオートメーション パネルを示しています。
  2. [従業員 ID] に入力し、Workday で従業員を検索します。

    画像は、従業員詳細を表示したフォームを示しています。
  3. 提供されたフォームを使用して従業員の住所の詳細を入力し、従業員データを更新します。
    この例は、簡単な住所の更新を示しています。ただし、Workday インスタンスの利用可能な API に基づいて、または Automation Anywhere ユニバーサル レコーダーを使用して、その他の従業員の詳細を更新することができます。
  4. [変更を保存] をクリックします。

    画像は、フォームでの住所の更新を示しています。
    オートメーションにより、Workday の従業員データが更新されます。

2 つ目のオートメーション (従業員用デバイス注文) は、人事管理者の日常業務を簡素化します。これにより、同じサイドバーを使用して Workday アプリケーションに直接埋め込まれている自動化されたデバイス注文プロセスが追加されます。通常このタスクでは、調達アプリケーションでデバイスを探して注文し、同時に Workday アプリケーションで従業員の配送先住所の詳細をキャプチャする必要があります。

日々のタスクを行うプライマリ アプリケーションに注文プロセスを導入することで、タスクが簡素化されます。前のタスクと同様に、人事管理者が Workday にログインすると、CoE がデプロイした選択可能なオートメーションのリストがサイドバーに表示されます。

  1. サイドバーに表示されている「従業員用新規デバイス注文」オートメーションを見つけて、[開始] をクリックします。
    新規のインスタンスが作成されます。
  2. 新規注文のために [従業員 ID] に入力します。
    画像は、オートメーションを開始する [従業員 ID] パネルを示しています。
    有効な従業員 ID を送信すると、オートメーションにより Workday 内の従業員の詳細が検索され、返されます。
  3. 従業員の詳細を確認し、注文するハードウェア項目を選択します。

    画像は、従業員の詳細を確認するためのオートメーション パネルを示しています。
  4. オートメーションで企業の注文管理システム (Zoho Order Management) に新規注文が作成されると、参照用の販売注文番号 (SO-00012) が返されます。

    画像は、注文参照の詳細を示しています。