リモート アプリケーションからタスクを記録する AISense
- 最終更新日2023/01/18
リモート アプリケーションからタスクを記録する AISense
AISense は、人工知能 (AI) を搭載した Automation 360 の機能で、複雑なユーザー インターフェース (UI) を含むアプリケーションや画像からオブジェクトを特定し、あらゆる環境でオートメーションの速度と精度を向上させます。
AISense は、リモートからアクセスする Citrix 環境のアプリケーションやレガシー アプリケーションで、オブジェクト ベースの自動化に失敗した場合や、タスクの自動化が効率的ではない場合に適しています。
以下に、リモート環境でのオートメーション タスクの精度に影響する問題点を挙げます。
- Citrix 環境では、オートメーション プラットフォームがアプリケーションのイメージを受け取り、実際の UI 要素にはアクセスできません。
- 画面の解像度とスケーリングは、ホスト マシンとクライアント マシンの間で異なる場合があります。
- Bot Runner マシンの解像度は異なるので、Web アプリケーションの UI 要素の位置が変わる場合があります。
AISense は、コンピューター ビジョンでオブジェクトの構成を判断してオブジェクト間の動的リンクをインテリジェントに作成し、変化に強いオートメーションを実現します。AISense では、ラベルやテキストの位置が変わっても、アプリケーションを正確に自動化できます。
重要:
- レコーダー パッケージ バージョン 2.0.9-20201105-164103 以降および AISense パッケージ からの アクション を含む場合、Bot は失敗します。[AISense] アクション を削除し、内蔵レコーダー アイコンを使用してオブジェクトを再キャプチャする必要があります。
- AISense Recorder は、次の言語をサポートしています。英語、中国簡体字、韓国語、ポルトガル語 (ブラジル)、日本語、およびロシア語。アプリケーションを記録するときは、オペレーション システムやキーボード レイアウトにかかわらず、デバイスのロケールをアプリケーションと同じ言語に設定します。アプリケーションのユーザー インターフェース (UI) が英語と他の言語の組み合わせの場合は、デバイスのロケールを他の言語に設定します。たとえば、UI が英語とロシア語の組み合わせの場合、デバイスのロケールをロシア語に設定します。注: デバイスのロケールが英語以外の言語に設定されている場合でも、英語の UI を持つアプリケーションの自動化を、デバイスのロケールを英語に変更することなく継続することができます。
Recommendation: アプリケーションの言語に関係なく、どのようなアプリケーションでも、[テキストを取得] アクションを使用して指定した領域からテキストを取得し、その取得したテキストが不正確な場合は、次のいずれかのアクションを行った後で、再度記録することをお勧めします。
- フォント サイズを上げる。
- 画面解像度を下げる。
- テキストを正しくキャプチャするためにズームインする。