オートメーションのデバッグ

Bot エディターの [デバッグ] ツールを使って、オートメーションをデバッグすることができます。

デバッグ ツールの使用

[オートメーション] ページで、デバッグする Bot を選択して編集します。デバッグ ツールには、[アシスタント] ユーティリティから、または Bot エディターからアクセスすることができます。

デバッグ ツールへのアクセス

デバッガー ツールを開く

Bot エディター からデバッグ ツールを呼び出して次の操作を実行できます。
  • Bot 内でアクションや変数を追加、更新、削除することができます。デバッグ プロセスがまだ始まっていない限り、Bot の編集を続けることができます。
  • Bot 名の下にヘッダーバーが表示され、デバッグ中の Bot の名前が表示されます。ヘッダーバーに「デバッグ中」と表示され、その後に Bot 名が表示されます。次に例を示します。デバッグ中: MSGBot5
  • Bot エディターの左側にある [アクション] パネルは自動的に折り畳まれます。これにより、水平領域が増え、デバッグ中に Bot エディターに追加されたアクションを表示できるようになります。デバッグが停止すると、[アクション] パネルが再び展開します。
注:
  • デバッガーを起動しても、デバッグは開始されません。
  • デバッグを開始する前に、Bot の検証にエラーがある場合は修正するようにしてください。
  • [フロー] ビューおよび [リスト] ビューで Bot をデバッグすることができます。ただし、アクションを見やすくするために、[リスト] ビューで Bot をデバッグすることをお勧めします。
Bot エディター、API エディター、またはテンプレート エディターから [アシスタント] ユーティリティを開き、特定の位置に移動すると、エディターを終了しても、エディターは [アシスタント] ユーティリティの最後の位置を保持します。以下の場合でも、[アシスタント] ユーティリティのデフォルトの位置は、エディターを終了する前の最後に移動した位置に対応します。
  • ユーザー セッションがタイムアウトした場合、またはブラウザが突然閉じられた場合。
  • 別のブラウザからエディターを開いた場合、または同じユーザー資格情報を使用して別のセッションにログインした場合。

これにより、[アシスタント] の操作性が向上し、エディター内で Bot を開くたびに [アシスタント] をエディターの右側に移動してアクション パネルを表示する必要がなくなりました。

デバッグ コントロール

アクション アイコン キーボード ショートカット 説明
デバッグ開始 [開始] ボタン -- [デバッグ開始] を使用してデバッグ プロセスを開始します。
次のアクションへのステップ [ステップ オーバー] ボタン F6 [次のアクションへのステップ] を使用して、一度に 1 つのアクションをデバッグします。現在のアクションをデバッグした後で、[次のアクションへのステップ] を使用して、次のアクションに順番に移動することができます。
次のブレークポイントに進む [次のブレークポイントに進む] ボタン F5 [次のブレークポイントに進む] を使用して、次のブレークポイントに直接移動します。[次のブレークポイントに進む] は、現在のアクションを実行した後、次のブレークポイントに移動して一時停止します。
注: デバッグ中は、[デバッグを開始] のアイコンが [次のブレークポイントに進む] に変わります。
停止 [停止] ボタン F7 [停止] を使用して、デバッグ プロセスを停止します。

ブレークポイントの追加

ブレークポイントにより、Bot の実行中にデバッグ プロセスを一時停止することができます。特定のアクションを一時停止してトラブルシューティングを行うには、その特定のアクションにブレークポイントを挿入することができます。ブレークポイントを有効にすると、デバッグ中の特定のアクションがハイライトされ、そこに一時停止記号が表示されます。デバッグツールを一時停止するブレークポイントを追加した後で、[次のブレークポイントに進む]、[次のアクションへのステップ]、またはデバッグ プロセスの [停止] を選択することができます。

アクション アイコンとキーボード ショートカット 説明
ブレークポイントを有効化

[ブレークポイントを有効化] ボタン

F9

ブレークポイントを挿入するには、特定のコード行で縦の 3 点リーダーをクリックし、[ブレークポイントを有効化] を選択します。

または、特定の行番号をクリックして、ブレークポイントを有効にすることもできます。これにより、行番号の上にブレークポイント アイコンが表示されます。

注: 特定のコード行に対してブレークポイントを有効にすると、デバッグ ツールはその行をハイライトし、コード行の右側に一時停止ボタンを表示します。
ブレークポイントを無効化

[ブレークポイントを無効化] ボタン

F9

ブレークポイントを無効にするには、特定のコード行で縦の 3 点リーダーをクリックし、[ブレークポイントを無効化] を選択します。ブレークポイントが非アクティブになります。また、特定の行番号の上にあるブレークポイント アイコンをクリックして、ブレークポイントを無効にすることもできます。
すべてのブレークポイントを消去

[すべてのブレークポイントを消去] ボタン

Shift + F9

すべてのブレークポイントを消去するには、[すべてのブレーク ポイントを消去] アイコンをクリックします。

監視対象の変数

[監視対象の変数] を使用すると、Bot の実行中に特定の変数の値を監視することができます。デフォルトでは、[監視対象の変数] のリストは空です。ワンクリックで、使用する変数を Bot に追加することができます。これらの変数はポップアップに表示され、リストから 1 つまたは複数の変数を選択または選択解除することができます。

監視対象の変数の追加

次のいずれかの方法を使って、Bot で使用される変数を [監視対象の変数] リストに追加することができます。
  • Bot で使用されるすべての変数をワンクリックで追加するには、[アシスタント] ユーティリティ ペインの [使用される変数を追加するには、ここをクリックします] リンクを選択します。
  • x (デバッグ ツールの手動追加アイコン) アイコン ([監視対象の変数] の横にあるアイコン) をクリックして、変数を手動で追加または削除します。

監視対象の変数の追加

Bot が変数を更新すると、該当する変数の値が [監視対象の変数] リストで動的に更新されます。これにより、各アクションでの Bot 実行の現在の状態がわかるようになり、Bot 関連のエラーを [デバッグ] ツールから早期に修正するのに役立ちます。
注: [監視対象の変数] リストに含まれている変数の名前を変更した場合、その変数を [監視対象の変数] リストに表示するには再度追加する必要があります。

監視対象の変数の編集

[監視対象の変数] リストに追加された変数を編集するには、次の手順を実行します。
  1. [監視対象の変数] リストで、編集する変数をクリックします。

    特定の変数の詳細を表示するビューが同じタブに開きます。

  2. 変数名の横にある編集アイコンをクリックします。
  3. 変数の値を変更し、[更新] をクリックします。
注:
  • 監視対象の変数を編集するには、システムに Bot エージェント バージョン 21.250 (Automation 360 v.29 と一緒にリリース) をインストールしていることを確認します。
  • ユーザーが定数変数の値を編集することはできません。
  • 変数値の編集は、デバッグ モードにおいてブレークポイントで一時停止したときにのみ可能です。
  • デバッグ モードで更新した変数値は、デバッグ セッション中にのみ有効です。元の変数値が変更されることはありません。変数値が更新されると、その変数を参照する次の一連のアクションでは、新しい値が使用されます。

[変数] パネルに移動する代わりに、[監視対象の変数] 詳細ビューで、タイプ、入力、出力、定数などの変数のプロパティをすばやく参照できます。

現在、以下の変数型の値を編集することができます。
  • 数字
  • 文字列
  • Boolean
  • 日時

編集ウィンドウから次の変数と前の変数に移動するには、[次へ] と [前] への矢印をそれぞれクリックします。

前と後の矢印を使用して次の変数に移動

注:
  • デバッグ プロセスを開始したときにのみ、変数値を監視することができます。
  • Bot から子 Bot をデバッグすることはできません。