Error handlerの [キャッチ] action

Error handler packageの [キャッチ] actionを使用して、[試行] action内でエラーが発生したときの bot の実行をコントロールします。

エラーの説明や行番号の値は、[キャッチ] action 内の変数に割り当てることができます。別のactionsを [キャッチ] ブロック内に追加し、エラーを処理できます。これらの actions には、Email [送信] action (エラーに関する E メールを送信) または [ファイルに記録] action (エラー条件をファイルに記録) を含めるか、Screen [ウィンドウをキャプチャ] を含めて、エラー発生時にウィンドウまたはアプリケーションのスクリーンショットを取り込むことができます。

[試行] および [キャッチ] actionsbot で複数回使用できます。これにより、発生する可能性のある例外に基づいて、さまざまなactionsを実行できるようになります。

ファイルをある場所から別の場所にコピーし、そのファイルを開いて表示し、そのプロセス中に発生したエラーをログに記録するというシナリオを考えてみましょう。[試行] ブロックの [ファイル] packageの [コピー] と [開く] actionsを使用できます。次に、[キャッチ] ブロックの [ファイルにテキストを記録] actionを使用して、bot 実行中に発生したエラーをキャプチャできます。次の図は、このサンプルシナリオのフローを示しています。[キャッチ] アクション

設定

  • [例外] ドロップダウンを使用して、[エラー ハンドラー] を選択します。

    [エラー ハンドラー] は、[キャッチ] ブロックで発生したすべての例外やエラーに適用されます。次に、[次に例外メッセージを代入します:] フィールドを使用して、例外メッセージを格納するための変数を指定することができます。

  • [エラー発生時に次のアクションを続行] チェックボックスを選択します。
    [エラー発生時に次のアクションを続行] チェックボックスを選択すると、[キャッチ] ブロック内のactionからエラーが発生した場合でも例外はスローされず、bot は次のactionを続行します。
    注: この機能強化は、[キャッチ] ブロック内でネストしているすべてのactionsに適用されます。たとえば、既存の (メインの) [キャッチ] ブロックの中にネストしている [キャッチ] ブロックを追加します。メインの [キャッチ] ブロックで [エラー発生時に次のアクションを続行] チェックボックスを選択すると、ネストしている [キャッチ] ブロック内のactionsからのエラーも処理されます (無視されます)。
  • (任意) [次に例外メッセージを代入します:] フィールドを使用して、既存の変数を選択します。

    このフィールドを使用して、actionsのいずれかでエラーが発生した場合に例外を格納する変数を指定します。たとえば、[ファイル] > [開く] actionを使用したときにエラーが発生した場合、[次に例外メッセージを代入します:] を使ってエラー メッセージを確認できます。エラー メッセージを変数に格納し、エラーのログを記録する際に参照することで、問題の原因を知ることができます。既存の変数がない場合は、[変数を作成] アイコンをクリックして、変数を作成します。

  • (任意) [行番号を次に代入します] フィールドを使用して、既存の変数を選択します。

    このフィールドを使用して、[試行] actionでエラーが発生した正確な行番号を保持するための数値変数を指定します。例外エラー メッセージと同様に、行番号もトラブルシューティングやさらなる調査のためにログファイルに保存されます。行番号は、bot エディターの [リスト] ビューまたは [デュアル] ビューのいずれかで、actionsを確認するために使用できます。

注: [キャッチ] action内のコードは、エラーが発生した場合のみに実行されます。[試行] ブロック内のすべてが正常に実行されれば、[キャッチ] actionは実行されません。