[JavaScript を実行] アクション

ブラウザ パッケージの [JavaScript を実行] アクションを使用すると、Web ページ上や iFrame を含む Web ページ上で JavaScript を実行できます。

設定

注:
  • このアクションは、Google Chrome および Chromium ベースの Microsoft Edge ブラウザをサポートします。
  • このアクションを使用して、JavaScript の最終行として単一行コメント (たとえば、//comment) を含んでいる JavaScript を実行した場合、Automation Anywhere プラグインが不安定になる可能性があります。JavaScript の末尾のコメントを削除するか、複数行コメント (たとえば、/* comment */) に変換することをお勧めします。
  • アクティブなサポートされているブラウザ タブのリストからブラウザ タブを選択するか、ウィンドウ変数を挿入します。

    正規表現 (regex) を使用して、ウィンドウ タイトルを識別できます。正規表現の条件として [文字列] または [パターン] を選択し、値を入力します。デフォルトでは、[ウィンドウ タイトル] フィールドで大文字と小文字が区別されます。

    ブラウザのタイトルを識別する場合、[大文字と小文字が区別される] オプションを有効にすると、大文字と小文字を一致させることができます。このオプションを無効にすると、大文字と小文字が一致しないウィンドウ タイトルを識別できます。
    注: システムにインストールされている最小 Bot エージェント バージョンが、Automation 360 v.26 でリリースされたバージョンであることを確認してください。Automation 360 v.25 以前でリリースされた Bot エージェント バージョンを使用している場合、ウィンドウ タイトルはデフォルトで大文字小文字を区別して識別されます。
    たとえば、単語の後に「- Notepad」が続くすべてのウィンドウ タイトル名に一致させるには、[文字列] 値として「* -Notepad」と入力するか、[パターン] 値として ((\w)\s)*document-Notepad を使用してこのパターンにマッチするウィンドウ タイトルのみに一致させます。
    注:
    • 任意のアクションでウィンドウ タイトルの入力値として「-title」を含む [文字列] 型の正規表現を使用する場合、Bot にランタイム エラーが発生する可能性があります。ランタイム エラーを防ぐために、「*-title」と文字列を追加入力したときに特定のタイトルのアプリケーションが開くことを確認します。アスタリスク (*) は単なる文字であり、ワイルド カード文字ではありません。
    • 任意のアクションでウィンドウ タイトルの入力値として「-title」を含む [パターン] 型の正規表現を使用する場合、入力値「*-title」が正しくないため、Bot にランタイム エラーが発生する可能性があります。

      有効な正規表現パターンを使用していることを確認してください。

  • 次のいずれかのオプションを選択します。
    • [既存のファイルをインポート] オプションで、既存の JavaScript ファイルを選択します。
      注: デスクトップ上のファイルからスクリプトをアップロードする場合は、ファイルとすべての依存関係がスタンドアロン フォルダー内に配置されている必要があります。アップロードするファイルを選択すると、同じフォルダー レベルにあるファイルとフォルダーがすべてアップロードされます。
    • [手動入力] オプションで、JavaScript を入力します。
  • 任意: [オブジェクトをキャプチャ] オプションを使用して iFrame をキャプチャします。
    注:
    • [オブジェクトをキャプチャ] 機能は、IFrame 内で JavaScript を実行するためにのみ使用されます。
    • iFrame 内で JavaScript を実行する機能は、Google Chrome ブラウザでのみ利用可能です。
    IFrames をキャプチャする場合、以下のオブジェクト プロパティがデフォルトで選択されます。
    • ブラウザのタイプ
    • テクノロジー タイプ
    • コントロール タイプ
    • HTML タグ
    • DOMXPath
    • HTML HasFrame
    • HTML FramePath
    • FrameDOMXPath
    • パス
    • ロール
    • HTML FrameSrc
  • 任意: [次の時間経過したらタイムアウト] フィールドでは、Bot がブラウザ アクションの完了を待機する秒数を入力します。
    Recommended: 9 秒以上のタイムアウト値を入力してください。
  • 任意: [結果を変数に保存] フィールドで、アクション出力を保持する変数を選択します。 Control Room に、内容が分かるようなデフォルト変数名が表示されます。複数の出力変数を作成すると、重複を避けるために、後続の変数名に -1-2-3 などが追加されます。
    注: このアクションは、StringNumber、および Boolean JavaScript タイプをサポートしており、これらは Bot 変数の同じ変数型、または Bot 変数型 Any に対応します。
Recommendation:
  • JavaScript パッケージ で Jquery を使用しないでください。
  • JavaScript 関数で エラー ハンドラー から [試行/キャッチ] アクション を使用します。
  • 宣言の前に JavaScript 関数を呼び出します。

ブラウザ パッケージの [JavaScript を実行] アクションを使用して既存のブラウザ ウィンドウ内で JavaScript を直接実行する方法については、次のビデオをご覧ください。

オブジェクトベースのアプリケーションの自動化

オブジェクトベースのオートメーションには、[JavaScript を実行] アクションの代わりに、レコーダーを使用することをお勧めします。[JavaScript を実行] アクションを使用して動的な Web ページを自動化する場合、およびコントロールの階層やプロパティに変更があった場合、スクリプト全体を書き直す必要があります。[JavaScript を実行] アクションは、任意のアプリケーションで外部スクリプトを実行する場合にのみ使用します。

デフォルトの HTML テクノロジーを使用してキャプチャできない場合、レコーダーを使用して、他の利用可能なテクノロジーを使用するアプリケーションを自動化することができます。別のテクノロジーを使用して自動化する前に、アプリケーションのアクセシビリティが有効になっており、企業のポリシーによってブロックされていないことを確認します。--force-renderer-accessibility フラグで Google Chrome を開くことをお勧めします。

アプリケーションのアクセシビリティの有効化