Automation 360 でのバージョン管理
- 最終更新日2023/05/25
Automation 360 でのバージョン管理
バージョン管理は、Task Bots、ドキュメント、レポート、スクリプト、実行可能ファイル、ワークフローを含むファイルに加えた変更を管理するのに役立ちます。バージョン管理により、bot ロジックへの変更点を追跡・監視することができます。
バージョン管理では、修正したい bot のバージョンを特定し、最近の変更と以前に bot に加えられた変更とを比較することができます。Control Room 管理者であれば、Control Room の設定でバージョン管理の設定を行うことができます。
Automation 360 にはバージョン管理機能があり、Control Room を Git と統合しているかどうかに関係なく、この機能を利用することができます。Automation 360 と Git で利用できる機能を確認します。
Automation 360 でのバージョン管理
- Task Bots でのチェックアウトとチェックイン: 公開ワークスペースから非公開ワークスペースに bot の 1 バージョン (バージョン 1) をチェックアウトし、変更を加えて、公開ワークスペースに bot でチェックインすることができます。これにより、bot の新バージョン (バージョン 2) が最新バージョンとして作成されます。bot でチェックアウトし、変更を加え、チェックインするたびに、最新バージョンとして bot の新しいバージョンが作成されます。注: bot の最新版と本番環境ラベルが付いたバージョンのどちらかを実行することができます。
チェックアウト action で [詳細オプション] を選択し、bot の特定のバージョンを選択してチェックアウトすることで、bot の特定のバージョンにロールバックすることができます。また、チェックアウトする依存関係を選択することができます。このようにすることで、特定のバージョンの bot とその依存関係に変更を加えることができます。この bot にチェックインすると、最新バージョンになります。たとえば、bot の最新バージョンがバージョン 8 で、バージョン 3 にロールバックしたい場合、まず bot のバージョン 3 をチェックアウトし、その後チェックインし直すことでバージョン 9 が作成されます。この最新バージョンは、バージョン 3 と同じで、bot 操作のための公開ワークスペースに掲載されています。
- Task Bot にラベルを付ける: また、bot のそのバージョンにラベルを割り当てることで、bot の特定のバージョンにロールバックすることができます。このラベルは、特定の bot 操作を実行するバージョンを選択するために使用できます。選択したバージョンで、bot 開発ワークフローのスケジュール設定、実行、キュー、エクスポート、トリガーが可能です。
- Task Bot 履歴を表示: 公開ワークスペースでは、Task Bots のバージョン履歴を確認することができます。[履歴を表示] では、Task Bots で発生した変更の履歴を表示し、ユーザーが行った actions を特定することができます。bot の全バージョンのリストは、時系列の逆順で表示されます。表示される情報は、バージョン番号、チェックイン メッセージ、チェックイン日時、そのバージョンにチェックインしたユーザー名などです。
- バージョンを比較: Task Bots の任意の 2 つのバージョンを比較して、その 2 つのバージョンの違いを表示することができます。
- Git から bots を復元: Control Room が Git と統合されていない場合でも、Git から公開ワークスペースに bots を復元することができます。たとえば、公開ワークスペースに 50 の bots、Git に 75 の bots がある場合、残りの 25 の bots を Git から公開ワークスペースに復元することができます。注: このリストア オプションは、On-Premises デプロイでのみ使用でき、Cloud デプロイではサポートされていません。
Git でのバージョン管理
Control Room が Git と統合されている場合、bots のすべてのバージョンと Automation 360 内のファイルが Git と同期され、以下の追加機能を利用することができます。
- Git ブランチと統合する。
- SSH 認証で Git と統合する。
- プロキシサーバーを経由して Git と統合する。
- 既存の Git 構成から空の公開リポジトリに bots やファイルを復元する。
- Git への接続時に強制プッシュを行うように構成する。