レガシー Web アクションの使用

Automation 360 では、Web レコーダーのすべてのコマンド ([破損したリンクを特定] と [ファイルをダウンロード] を除く) は、レガシー オートメーション パッケージ 内でそれぞれの アクション に移行されます。レガシー オートメーション パッケージ を使用して新しい Bot を開発することは推奨されません。

レガシー オートメーション パッケージ での Web アクション

レガシー オートメーション パッケージには以下のアクションが含まれています。

アクション 説明
ページを閉じる 開いているブラウザのウィンドウまたはタブのブラウザ セッションを終了します。
ウィンドウ タイトルの更新 Bots の移行時に、IE モードで Internet Explorer から Microsoft Edge にウィンドウ タイトル更新します。この アクション を実行すると、ウィンドウ タイトルは、*Microsoft Edge のフォーマットに変更されます。この アクション は、ウィンドウ タイトルが変数によって決定される場合にのみ使用され、ウィンドウ タイトルが静的である場合には使用されません。ウィンドウ タイトルは、Bot が実行されたときに更新され、変換プロセス中には更新されません。
  • [ウィンドウ] フィールドでオプションを選択します。[アプリケーション]、[ブラウザ]、または [変数] タブから選択します。
    • アプリケーション: ブラウザ ウィンドウなど、Bot Creator デバイスで現在開いているウィンドウのリストから選択します。
    • ブラウザ: 対応ブラウザ タブのリストから選択します。
    • 変数: 既存のウィンドウ変数を選択して、アプリケーション ウィンドウのタイトルを指定します。
    注: プロパティ パネルには [ブラウザ] と [アプリケーション] オプションがありますが、移行時には [変数] オプションのみが使用されます。
  • オプションを選択してウィンドウ タイトルを正規表現にするかどうかを指定します。
  • この アクション が実行されると、[新しいウィンドウ タイトル] フィールドには、変更されたウィンドウ タイトルが表示されます (IE モードの Microsoft Edge)。
JavaScript 関数を実行 Internet Explorer または Microsoft Edge (IE モード) で Web ページで JavaScript を内部的に実行します
JavaScript をアクションの入力として指定することで、Web ページ内で JavaScript を実行することができます。JavaScript 関数を実行するときに、選択した iFrame のプロパティを表示して編集することができます。
  • URL を指定します。
  • 実行する関数名と、その関数に渡す引数を指定します。
  • [出力を変数に代入] フィールド (オプション) で変数を指定します。
データの抽出 Internet Explorer または Microsoft Edge (IE モード) で指定された URL からデータを抽出します。
  • Web ページからデータを抽出するために、Web サイトの URL を指定します。
  • コントロール タイプとコントロール値を入力します。
  • 既存のタブまたはウィンドウを再利用する場合は、チェックボックスをオンにし、[ページ タイトル] または [ページ URL] プロパティをアクションに指定します。
  • [コントロールの存在を待機] で時間 (秒数) を指定します。デフォルトの時間は 30 秒です。
  • [結果を変数に保存] フィールドで、[複数の変数] または [ディクショナリ] を選択します。
    • 複数の変数: [変数マッピングを追加] をクリックして、各ディクショナリ キーを親 Bot の変数に関連付けます。

      アクションを使用しないでディクショナリ値を抽出する場合に、このオプションを使用します。

    • ディクショナリ: 出力変数と値をキーと値のペアで保持するディクショナリ変数を挿入または作成します。
パターン データを抽出 Internet Explorer ページからパターンに基づくデータを抽出します。Web エントリがパターンに従う場合は、パターンベースのデータ抽出を使用します。この機能はパターンを認識し、データが複数のページに及ぶ場合でも抽出します。抽出されたデータは CSV ファイルに保存されます。
  • パターンベースのデータを抽出するために、Web サイト URL とページ タイトルを入力します。

    抽出されたキャプチャ データとその値をプレビューすることができます。

  • データを書き込む CSV ファイルの場所を指定します。
  • ファイルにデータを書き込む際の処理を指定するオプションを選択します。
    • ファイルに追加
    • ファイルを上書き
  • [エンコード] リストからオプションを選択し、ファイルに適用するエンコードを指定します。デフォルトのエンコードは ANSI に設定されています。
    • ANSI
    • UTF-8
    • Unicode
ソースを抽出 指定された Web ページ上の要素のソースを抽出し、その値を変数に割り当てます。
テーブルを抽出 指定された URL からテーブルを抽出し、任意で新しい CSV ファイルに保存するか、既存の CSV ファイルに追加します。
  • Internet Explorer ウィンドウで Web ページを開くための URL を指定します。
  • テーブル データを抽出するためのテーブル番号を指定します。
  • データを書き込む CSV ファイルの場所を指定します。
  • 既存のファイルにデータを書き込む場合は、[既存の csv ファイルに追加] チェックボックスをオンにします。
  • [エンコード] リストからオプションを選択し、ファイルに適用するエンコードを指定します。デフォルトのエンコードは ANSI に設定されています。
    • ANSI
    • UTF-8
    • Unicode
  • [コントロールの存在を待機] で時間 (秒数) を指定します。デフォルトの時間は 30 秒です。
  • [セッション名] フィールドにセッション名を入力します。
  • 既存のタブまたはウィンドウを再利用する場合は、チェックボックスをオンにし、[ページ タイトル] または [ページ URL] プロパティをアクションに指定します。
  • 抽出されたテーブル データのタグの詳細 (タグ名と属性名) を提供し、結果を CSV ファイルに保存するか、出力をデータ テーブル変数に割り当てます。
戻る 前のページに移動します。
Web コントロールをマネージ 指定された Web サイトから UI コントロールのプロパティを識別します。
  • オプションを選択して、[新しい URL] または [ページを選択] を開きます。
  • キャプチャしたオブジェクトの検索条件を指定できます。[コントロール名]、[]、または [インデックス] を指定してオブジェクトを検索します。
  • 既存のタブまたはウィンドウを再利用する場合は、チェックボックスをオンにし、[ページ タイトル] または [ページ URL] プロパティをアクションに指定します。
  • ドロップダウン リストからコントロール タイプを選択します。
  • [コントロールの存在を待機] で時間 (秒数) を指定します。デフォルトの時間は 30 秒です。
  • 出力を変数に割り当てるには、変数を選択します。
ページに移動 Web ページを既存の Internet Explorer ウィンドウで開きます。
  • [ナビゲート URL] フィールドで URL を指定し、指定した URL の新しいウィンドウを開きます。
  • 既存のタブまたはウィンドウを上書きする場合は、チェックボックスをオンにし、[ページ タイトル] または [ページ URL] プロパティをアクションに指定します。
ページを開く Internet Explorer で指定した URL の Web ページを開きます。
  • Internet Explorer ウィンドウで Web ページを開くための URL を指定します。
  • 既存のタブまたはウィンドウを再利用する場合は、チェックボックスをオンにし、[ページ タイトル] または [ページ URL] プロパティをアクションに指定します。
キャプションで検索 指定されたキャプションと出現頻度について、最初に開いた Internet Explorer ウィンドウを検索します。Bot で [キャプション] と [出現] を更新できます。
構成設定 Web アクション の構成オプションを設定します。以下のいずれかまたはすべてのオプションを選択できます。

以下の設定でこの アクション を構成した場合、設定内容は Web グループのすべての アクション に適用されます。

  • Internet Explorer をプロセスとして起動します。
  • バックグラウンドでブラウザを開きます。
  • Internet Explorer を Edge 互換モードで起動します。
    注: [Edge 互換モードで Internet Explorer を起動] チェック ボックスをオンにすると、Internet Explorer 11 で Web アクション を使用して構築したすべてのオートメーションが、Microsoft Edge で IE モードで実行されて機能します。Web グループ内の アクション は、Microsoft Edge の IE モードでシームレスに実行されます。