Control Room ログ ファイル

Control Room に関する各種情報は、さまざまなログ ファイルにキャプチャされます。これらのログ ファイルは、Control Room または Bot でエラーが発生したときに分析して、そのエラーの根本原因を特定することができます。

概要

ログ ファイルには、Control Room のさまざまなコンポーネント (Bot Store、デバイス、ライセンスなど) で発生したエラーに関する情報がキャプチャされます。ログ ファイル内の情報を使用して、エラーの根本原因を特定し、そのエラーを解決できます。

ログ ファイルの場所

Control Room ログ ファイルは、Control Room をインストールしたマシンの C:\ProgramData\AutomationAnywhere\Logs にあります。この場所には Automation Co-Pilot などの他のアプリケーションのログ ファイルも含まれます。ログ ファイルは WebCR_<COMPONENT-NAME> という名前で、たとえば、WebCR_BotStoreWebCR_DevicesWebCR_License のようになります。

Control Room については、次のログ ファイルを参照できます。

WebCR.log
Control Room およびメッセージの初期化に関連するログ エントリが含まれます (該当する場合)。
WebCR_UserManagement.log
ユーザー管理モジュールに関連するログ エントリが含まれます。
WebCR_Ignite.log
Apache Ignite またはキャッシング システムに関連するログ エントリが含まれます。
WebCR_ServerRepository.log
サーバー リポジトリ関連機能のログ エントリが含まれます。
WebCR_CredentialVault.log
Credential Vault に関連する関数呼び出しのログ エントリが含まれます。
WebCR_Hibernate.log
Hibernate システム、ORM マッピングおよびクエリ システム、ActiveMQ メッセージング サブシステムに関連するログ エントリが含まれます。
WebCR_Atmosphere.log

非同期 Web アプリケーションのビルドに使用される一般的なオープンソース ライブラリである Atmosphere フレームワークに関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_Audit.log

クラスター内のアクセス、変更、その他の重要なイベントを追跡するのに役立つ、Elasticsearch 監査ログに関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_Authentication.log
認証ログに関連するログ エントリが含まれます。Web アプリケーションのコンテキストでは、認証によって、権限のあるユーザーのみが特定のリソースにアクセスしたり、特定のアクションを実行したりできるようになります。
WebCR_BI.log

Bot のパフォーマンスと影響に関する貴重なインサイトを提供する Bot Insight に関連するログ エントリが含まれており、ビジネスがプロセスを最適化し、効率を改善して、ROI を向上させるのに役立ちます。

WebCR_Configuration.log

Control Room の設定、ユーザーとロールの管理、セキュリティ設定の構成、Bot Creator ツールと Bot Runner ツールの設定、Bot Insight の有効化と構成、E メール通知の設定に必要とする Automation Anywhere の構成に関するログ エントリが含まれます。

WebCR_Deploy.log

Bot Creator での Bot の作成およびテストから、Control Room へのデプロイおよび実行の設定まで、いくつかのステップを必要とする Automation Anywhere での Bot のデプロイに関するログ エントリが含まれます。

WebCR_Devices.log

ユーザーが Bot の実行を効率的なオートメーションのために複数のデバイスに分散できる、Bot が実行されるマシンまたは環境であるデバイスに関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_Jetty.log

サーバーの動作、リクエストの処理、実行時に発生したエラーに関する貴重な情報を提供する Jetty サーバー ログに関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_License.log

プラットフォームの機能にアクセスし、Bot の実行を管理するためにはライセンスが不可欠であるため、ライセンスに関係のある操作に関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_MFA.log

ユーザー名とパスワードだけではなく、追加の認証要素をユーザーに要求することでセキュリティを強化する、多要素認証に関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_Migration.log

開発環境、テスト環境、本番環境間での Bot、ワークフロー、スケジュール、資格情報、その他のリソースの移動、または古いバージョンの AA から新しいバージョンへの移行を必要とする、アクティビティに関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_OperationsRoom.log

組織全体のオートメーション操作を監視、管理、および最適化するための中央ハブとして機能するオペレーション ルームに関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_Packages.log

Bot、ワークフロー、依存関係、構成などのオートメーション アセットを、さまざまな環境での配布、共有、またはでデプロイするためのデプロイ可能なパッケージにバンドルするプロセスを必要とする Bot パッケージ化に関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_Quartz.log

Java アプリケーション用のオープンソースのジョブ スケジューリング ライブラリである Quartz Scheduler によって生成されるログ メッセージに関連するログ エントリが含まれます。Quartz Scheduler を使用すると、開発者は特定の時間または間隔でタスク (ジョブ) をスケジュールおよび実行できます。

WebCR_Scheduler.log

事前定義されたスケジュール、間隔、条件に従ってタスクまたは Bot の実行を管理するオートメーション スケジュールに関連するログ エントリが含まれます。

WebCR_Settings.log

Control RoomBot Creator を含む Automation Anywhere プラットフォームの動作、機能、外観を制御する設定可能なオプション、パラメーター、設定を参照する設定に関連するログ エントリが含まれます。設定により、管理者とユーザーは、特定の要件、設定、組織のポリシーに合わせて、AA 環境をカスタマイズできます。

WebCR_SpringFramework.log

Spring アプリケーション コンテキストの初期化フェーズおよびシャットダウン フェーズに関係のある Spring フレームワークに関連するログ エントリが含まれます。また、自動配線、Bean 配線、Bean の依存関係の解決など、依存性注入プロセスに関する情報も含まれます。

WebCR_WLM.log

組織がリソース使用率を最適化し、パフォーマンスを向上させ、オートメーション プロセスのスケーラビリティと信頼性を確保できるようにするワークロード管理 (WLM) に関連するログ エントリが含まれます。

注: Linux OS ディレクトリ構造の詳細については、「インストールする Control Room のディレクトリとファイル」を参照してください。