リストの [項目の取得] アクション

[項目の取得] アクションを使用して、リスト内の指定した位置の値を取得し、その出力を変数に格納することができます。

設定

  • 値を取得するリスト変数を [リスト変数] リストから選択します。
  • 値を取得するリスト内の位置を [インデックス番号] フィールドで指定します。リスト インデックスは 0 から始まります。リスト内の最初の項目は位置「0」にあり、2 番目の項目は位置「1」にあります。
  • 出力の格納に使用する変数を [出力を変数に代入] リストから選択します。

[項目の取得] アクションの使用例

たとえば、製品発売日の iPhone14 の販売データを確認するリストからデータを取得する Bot を作成するには、次の手順を実行します。
  1. Bot を作成します。
    1. 左側のペインで [オートメーション] をクリックします。

      使用可能な Bot とフォームのリストが表示されます。

    2. [Bot を作成] をクリックします。
    3. Bot の名前として次を入力します。List_Get_item
    4. [作成と編集] をクリックします。
  2. [変数] メニュー上部の [変数を作成] (+) アイコンを使用して、ユーザー定義変数を作成します。
    1. [リスト] タイプの変数を作成し、データ型の [任意] を選択して、任意のデータ サブタイプ (文字列、Boolean、数字、日時、ファイル) を含めます。
    2. タイプを選択し、以下の値を入力します。
      タイプ
      日時 2023-06-15
      数字 100
      文字列 お客様の来店数
      文字列 Apple オークリッジ - サンノゼ店
      文字列 電話のタイプ - iPhone
      文字列 iPhone 14 pro max
      文字列 iPhone 販売台数 - 10 台
      Boolean true
  3. リスト内の指定した位置の値を取得するには、[アクション] ペインから [リスト] > [項目の取得] アクションをダブルクリックするか、ドラッグします。
    1. [リスト変数] フィールドで、[CustomerData] を選択します。
    2. [インデックス番号] フィールドで、「1」と入力して、値を取得するリスト内の位置を指定します。
    3. 出力を格納するには、[出力を変数リストに代入] フィールドから [SampleNumber] を選択します。
  4. インデックス「1」の値を表示するには、[メッセージ ボックス] アクションをダブルクリックまたはドラッグします。[表示するメッセージを入力] フィールドに、値「$CustomerData[1].Number:toString$」を入力します。
  5. [保存]、[実行] をクリックします。

    Bot により、リスト変数 (100) の位置 1 のインデックス データが表示されます。

  6. ステップ 3 を繰り返します。
  7. [日時] > [文字列に変換] アクションをドラッグします。
    1. [ソースの日時変数] フィールドから [変数] オプションを選択します。
    2. [変数に出力を代入] フィールドから「SampleString」を選択します。
  8. 値を表示するには、[メッセージ ボックス] をドラッグします。[表示するメッセージを入力] フィールドに以下の値を入力します。
    • $SampleString$
    • $CustomerData[1].Number:toString$
    • $CustomerData[2]$
    • $CustomerData[3]$
    • $CustomerData[4]$
    • $CustomerData[5]$
    • $CustomerData[6]$
    • $CustomerData[7].Boolean:toString$
  9. [保存]、[実行] をクリックします。

    出力は次のように表示されます。

    表示される変数の値

    出力には、6 月 15 日にサンノゼの Apple Store に 100 人のお客様が訪れ、製品発売日に 10 台の iPhone を販売したと表示されます。true の値は、iPhone が 2023 年の販売数が最も多いスマートフォンであることを示しています。