Automation 360 v.26 Community Edition リリース ノート

リリース日: 2022 年 9 月 22 日

Automation 360 v.26 (ビルド 15450) リリースの Community Edition で最新情報をご確認ください。ビルド 15450 はビルド 15439 を置き換えるものです。

注: v.26 ビルドは、Google Chrome ブラウザおよび Microsoft Edge ブラウザ用の Manifest V3 ブラウザ拡張機能をサポートします。詳細については、「Chrome および Edge Manifest V3 の拡張機能」を参照してください。
このリリースには、オプションBot エージェントの更新が含まれています。Bot エージェント を更新しなくても、既存の Bot はそのまま実行できます。ただし、Automation 360 v.26 の新機能を使用する場合、このリリースで利用可能な Bot エージェントを更新する必要があります。このリリースへの更新の詳細については、以下のリソースを参照してください。

Automation Workspace

最新情報
最も近い領域にプロビジョニングされた Community Edition ユーザー

登録された Community Edition ユーザーは、居住国に最も近い地域 (米国または EU のいずれか) にプロビジョニングされるようになりました。プロビジョニングは、ユーザー アカウントの国に基づいて行われます。

Manifest V3 拡張機能のサポート
Google Chrome Manifest V2 ベースの拡張機能を使用するオートメーションは 2023 年 6 月以降に機能を停止します。Manifest V2 ベースの拡張機能の非推奨化のスケジュールは現在検討中であり、グーグル社によって変更される可能性があります。これは、Google Chrome および Microsoft Edge ブラウザ用の Manifest V2 ベースの拡張機能を使用している既存のオートメーションに影響を与える可能性があります。Automation 360 v.26 以降では、Manifest V3 拡張機能がデフォルトで含まれているため Google ChromeMicrosoft Edge ブラウザで使用する機能がサポートされます。

Control Room で [ブラウザの拡張機能] オプションを有効にすると、すべての Bot Runner デバイスで Google Chrome および Microsoft Edge の Manifest V3 ベースの拡張機能を自動的に有効にできます。このオプションを有効にすると、登録されたすべての Bot エージェント デバイスでブラウザ拡張機能の設定が適用されます。

注: 当社は、2023 年 6 月まで Google Chrome 用 Manifest V2 ベースの拡張機能のサポートを継続します。Microsoft Edge Manifest V2 ベースの拡張機能のスケジュールについては、「Manifest V3 への移行の概要とスケジュール」を参照してください。
注: Manifest V3 は、Google Chrome および Microsoft Edge ブラウザのバージョン 91 以降でのみサポートされています。

ブラウザ拡張機能を構成 | Chrome および Edge Manifest V3 の拡張機能

Microsoft Windows 11 Enterprise サポート (Service Cloud ケース ID: 01252605、1252605、1253745、01255134、01379865、01801610、01810148)

Microsoft Windows 11 Enterprise がサポートされるようになったため、Bot エージェントのインストールと更新が可能になったほか、Windows 11 Enterprise オペレーティング システムで Bot を実行できるようになりました。

Bot エージェントの互換性

Salesforce コマンド パッケージ

Automation 360 から認証して Salesforce にアクセスし、新しい Salesforce コマンド パッケージを使用して、いくつかのコマンド アクションを実行できるようになりました。

Salesforce パッケージ

SAP GUI 770 バージョンをサポート (Service Cloud ケース ID: 01793132、01792775、1776805、01792623、787725、01805482、01805479,01792623、01810356、01822839、01851451、01853577、01860050)

レコーダーおよび SAP パッケージで、SAP GUI 770 (パッチ 6) が正式にサポートされるようになりました。

各 SAP バージョンでサポートされているレコーダー アクション

REST Web サービス パッケージにおけるカスタム プロキシの構成と使用 (Service Cloud ケース ID: 01271527、01765084、01839282)

REST Web サービス パッケージの機能が拡張されて、各 [DELETE]、[GET]、[PATCH]、[POST]、[PUT] アクションでカスタム プロキシ構成がサポートされるようになりました。これにより、さまざまなプロキシ構成で柔軟に REST API を呼び出すことができるため、ハイブリッド API オートメーションを作成できます。

REST Web サービス パッケージ

スクロールの負担を軽減するキーボード ショートカット

大規模な Bot を開発するときに、キーボード ショートカットを使用して個々のセクションまたはすべてのセクションを展開したり、折り畳んだりすることができるほか、コード行の間をすばやく移動することができるため、スクロールしたり、セクションを 1 つずつ最小化する手間を省けます。

キーボード ショートカットで Bot ロジックの要素を展開する/折り畳む

SAP アプリケーションで編集可能なコントロール フィールドの値を空白に設定 (Service Cloud ケース ID: 00821861、01807129)

SAP パッケージの [テキストを設定] アクションを使用すると、SAP アプリケーションの編集可能なコントロール フィールドの値を空白に設定できるようになりました。たとえば、テキスト フィールドや日付フィールドの値を空白に設定できます。

E メールのループ処理による各 E メールの 1 件ずつの移動 (Service Cloud ケース ID: 00749763、01807189、01840743)

メールボックス内のすべての E メールをループ処理し、E メール パッケージの [移動] アクションを使用して E メールを 1 件ずつ移動先フォルダーに移動できるようになりました。

移動アクション

SOAP ベースのオートメーションの p12 証明書を構成 (Service Cloud ケース ID: 00757213)

SOAP Web サービス アクションで、p12 証明書ファイルを選択し、ユーザー認証のためのパスワードを入力できるようになりました。この機能拡張により、p12 証明書ベースの認証 (SSL 証明書をさらに安全にした方式) を使用する Web サービスにアクセスできるようになりました。

[SOAP Web サービス] アクションの使用例

ターミナル エミュレータ ウィンドウのアクセシビリティ、コンテンツの使い易さの向上 (Service Cloud ケース ID: 01609467)

ターミナル エミュレータ ウィンドウに表示されるコンテンツのアクセシビリティと使い易さが向上しました。ターミナル エミュレータ パッケージの強化された [テキストを取得] アクションを使用すると、ターミナル エミュレータ ウィンドウに存在するすべての行とテキストを表示および抽出し、要件に基づいた操作を実行することができます。

ターミナル エミュレータのテキストを取得アクションの使用

ウィンドウ タイトルの大文字と小文字が一致するかどうかに関わらずに行われる Bot の実行

キャプチャしたウィンドウ タイトルの大文字と小文字が一致しない場合でも、Bot を実行できるようになりました。Bot で、静的ウィンドウまたはブラウザのタイトルとワイルドカード文字によるタイトルを識別するには、[大文字と小文字が区別される] オプションを使用して、大文字と小文字を区別する文字の一致、または区別しない文字の一致を選択できます。

安全な記録における、画像をプレビューして Control Room に保存するかどうかの制御

[レコーダー プレビュー画像] 設定を有効にすることで、安全な記録においてオブジェクト画像をプレビューし、Control Room に保存するかどうかを選択できるようになりました。設定を有効にすると、画像は Bot エディターでプレビューされ、Control Room に 60 分間保存されます。プレビューしない場合、画像はキャプチャされません。

安全な記録 | 安全な記録モード | 構成設定

SharePoint で共有された Microsoft Excel スプレッドシートの自動化

SharePoint にアップロードされ、共有されている Microsoft Excel スプレッドシートを自動化できるようになりました。SharePoint で共有された Microsoft Excel スプレッドシートを開くには、[Excel の高度な操作] > [開く] アクションを使用します。

Excel の高度な操作 の [開く] アクション の使用

IE モードの Edge における Citrix Virtual Apps の自動化

レコーダーを使用する場合、IE モードの Microsoft Edge Chromium で実行される Citrix Virtual Apps を自動化できるようになりました。

Microsoft UI オートメーション (COM) テクノロジーを使用したコントロールの自動化
オートメーションについては、以下のシナリオで Microsoft UI オートメーション (COM) テクノロジーを使用できるようになりました。
  • 安全な記録モードでのコントロールのキャプチャ
  • コンボ ボックスおよびリスト ビュー コントロールのキャプチャと自動化
  • 条件ループ、および待機パッケージにおける [オブジェクトが存在します] および [オブジェクトが存在しません] レコーダー条件の使用

特定のテクノロジーを使用したキャプチャ | ユニバーサル レコーダー でキャプチャされたオブジェクトに対して実行されるアクション

Citrix Virtual Apps と他の Citrix アプリケーションのシームレスな自動化

Citrix 用の新しい Automation 360 リモート エージェントにより、レコーダーを使用してデスクトップ アプリケーションでサポートされているすべてのタイプの Citrix Virtual Apps と他の Citrix アプリケーションをシームレスに自動化できるようになりました。

Citrix 用の新しい Automation 360 リモート エージェントは、以下のブラウザとテクノロジーをサポートしています。
  • Google Chrome
  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Edge の IE モード
  • Mozilla Firefox
  • Java
  • Electron アプリ
  • Microsoft Active Accessibility (MSAA)
  • Microsoft UI オートメーション

Citrix サーバーへの Automation Anywhere リモート エージェントのインストール | Citrix Virtual Apps サーバー上のレコーダーを使用する

コード分析によるコーディング標準の導入
Control Room でコーディング規則を構成して、コーディングに関するベスト プラクティスを導入できるようになりました。この機能を使用すると、エラーを未然に防止し、Bot の可読性を高め、コードの統一性、利用しやすさ、信頼性、効率性を高めることができます。
  • 管理者、または [ポリシーの表示] および [ポリシーのマネージ] 権限を持つユーザーは、コード分析ポリシーをすべてのユーザーに構成できます。
  • 市民開発者は、コード分析を実行し、可読性、メンテナンス性、セキュリティ、コンプライアンスのベスト プラクティスに照らして Bot を分析できます。

コード分析

新しい Control Room API を使用して、特定の実行 ID について実行の詳細を取得する

新しい API エンドポイント V3/activity/execution/<id> API を使用して、特定の実行 ID について、botOutVariablesCallbackInfo など、実行の詳細を取得できるようになりました。

Automation Co-Pilot for Business Users

最新情報
埋め込みオートメーションと OAuth 2.0

埋め込みオートメーションにより、オートメーション体験へのアクセスを効率化することができます。

Automation Co-Pilot を使用するアプリケーションの埋め込みオートメーション

  • Automation Co-Pilot 統合は、ウィジェットとして Web アプリケーションに埋め込まれています。したがって、エンドユーザーは、環境を離れることなく、自動化されたプロセスや Bot にアクセスできます。
  • Automation Co-Pilot 拡張機能では、Chrome ブラウザ拡張機能を通して適応性を高めることができるため、Web シナリオで直接オートメーションを実現できます。ビジネス ユーザーは、Web ブラウザの拡張機能を通じて、ウィジェットからオートメーションにアクセスできるようになりました。
  • OAuth 2.0 接続を使用すると、Control Room でのオートメーションへの既存のアクセスは、拡張機能と共有されるようになったため、シームレスなユーザー体験が実現します。

Automation Co-Pilot を使用するアプリケーションの埋め込みオートメーション

Automation Co-Pilot クラウド ストレージからの完全なファイルの削除

Automation Co-Pilot クラウド ストレージから完全にファイルを削除できるようになりました。リクエストを削除すると、関連するファイルがごみ箱に送られるのではなく、完全に削除されるようになりました。

クラウド ストレージの使用状況

フォームでの追加または上書き操作

Web 用の [代入] フォーム ルールを使用して、フォームで追加または上書き操作を実行します。[チェックボックス] および [ラジオ ボタン] 要素に対応しており、これらはフォーム ルールをサポートするようになりました。

フォームの新要素をサポートし、要素に動的値を代入する

インタラクティブ フォーム パッケージを使用する場合、[代入] アクションで動的値を代入できるようになりました。このアクションは、フォームで [チェックボックス] と [ラジオボタン] 要素をサポートするようになりました。

また、選択されたフォーム要素のラベルは、[ボタン] 要素の [ラベルを変更] アクションで変更できます。

インタラクティブ フォーム パッケージ

IQ Bot

最新情報
フォームまたはテーブル フィールドの検索

ラーニングインスタンスを作成する際のフィールドの構成時に、フィールド名、フィールド ラベル、データ タイプでフィールドを検索できるようになりました。