Bot エージェント ログ ファイル
Bot エージェント に関する各種情報は、さまざまなログ ファイルにキャプチャされます。これらのログ ファイルは、Bot エージェント または Bot でエラーが発生したときに分析して、そのエラーの根本原因を特定することができます。
概要
Bot エージェント ログ ファイルは以下の目的で役に立ちます。
- Bot が正常に実行されたかどうかを判断する
- Bot 障害の原因となった問題を特定する
- Control Room がデバイスに正しく接続されているかどうかを判断する
ログ ファイルの場所
Bot エージェント ログ ファイルは、デバイスの C:\ProgramData\AutomationAnywhere\BotRunner\Logs にあります。この場所には、以下のファイルがあります:
- Bot_Launcher
- Bot の実行に関する情報 (実行された操作、イベント トリガー、Bot で発生したエラーなど) がキャプチャされます。
- Node_Manager
- Bot が Control Room から実行されるタイミングに関する情報および Bot Runner と Control Room の間の通信の詳細がキャプチャされます。
ログ ファイルの設定
botlauncher-logging と nodemanager-logging の設定ファイルは、C:\Program Files\Automation Anywhere\Bot Agent\config にあります。ログ ファイルにキャプチャされる Bot エージェント の情報は、これらのファイルの構成セットに応じて異なります。ファイル内の ROOT level
タグの値を ROOT level="INFO"
などに設定して設定ファイルを更新し、これらのファイルでキャプチャする情報のレベルを変更できます。
設定ファイルでは、以下のモードを構成することができます。
モード | レベル | 説明 |
---|---|---|
ALL | TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL | これは最も詳細なログ レベルであり、すべてのモードを記録します。 |
TRACE | TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL | このモードでは、すべてのモードの情報がキャプチャされます。 |
DEBUG | DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL | このモードでは、Bot のデバッグに使用できる情報がキャプチャされます。 通常、このファイルの情報は Bot Creator によって使用されます。 |
INFO | INFO、WARN、ERROR、FATAL | このモードはデフォルトでログ ファイルに設定されています。このモードでは、Bot と監査の通常の操作の監視に使用した情報がキャプチャされます。 このモードで収集した情報を使用して、ビジネス プロセスが適切に完了したかどうかを判断できます。 |
WARN | WARN、ERROR、FATAL | このモードでは、 Bot の実行時に表示されるすべての警告に関する情報がキャプチャされます。 |
ERROR | ERROR、FATAL | このモードでは、 Bot の実行時に発生したすべてのエラーに関する情報がキャプチャされます。 |
FATAL | FATAL | このモードでは、Bot の実行中に発生した例外に関する情報がキャプチャされます。 |
OFF | なし | このモードでは、情報はキャプチャされません。 |