外部キー Vault のトラブルシューティング

keyvault.properties ファイルとアプリケーション ログ ファイルを使用して、外部キー Vault の構成と統合情報を確認できます。

keyvault.properties ファイルを使用する

keyvault.properties ファイルを使用して、これらの外部キー Vault の構成属性を確認することができます。

  • CyberArk Password Vault
  • AWS Secrets Manager
  • Azure Key Vault
  • HashiCorp Vault

次の keyvault.properties ファイルは、CyberArk Password Vault を使用した例を示しています。

トラブルシューティング用 CyberArk keyvault.properties ファイル

AWS Secrets Manager keyvault.properties ファイルを確認するには、AWS 属性 を入力します。例:

  • keyvault.type=AWS_SECRETS_MANAGER
  • keyvault.aws.region=us-west-2
注:
  • 証明書パスフレーズ属性には、暗号化された Control Room 証明書ファイルのパスフレーズが含まれています。証明書のパスフレーズ属性を直接修正しないでください。代わりに、キー Vault ユーティリティを使用してください。
  • keyvault.properties ファイルを修正できます。ただし、修正するにはサービスを再起動する必要があります。そのため、修正を行う場合は、キー Vault ユーティリティを使用することをお勧めします。

HashiCorp Vault では、Vault サーバーの設定は、HashiCorp Configuration Language (HCL) または JSON フォーマットのファイルを使用します。ファイルの使用については、「Vault Configuration」を参照してください。

アプリケーション ログ ファイルを使用する

次のアプリケーション ログ ファイルを使用して、外部キー Vault 統合情報を確認することができます。

  • WebCR_CredentialVaultlog
  • WebCR_RestException

これらのログ メッセージを使用して、外部キー Vault 統合や構成の問題をトラブルシューティングできます。

ログ メッセージの説明 原因または理由
E メールを送信できない

SMTP ユーザー名またはパスワードが正しくないため、SMTP サーバーに接続できません

取得した SMTP 資格情報が正しくありません。
ログに LDAP への接続に失敗したことが表示される Active Directory による認証の失敗。
WebCR.log ファイルにはデータベース接続エラーが表示され、Control Room を適切に起動できない 取得したデータベースのパスワードが正しくありません。
ユーザー名またはパスワードが間違っています ユーザー (ユーザー ID の Bot の展開ログに対応しているユーザー) のために取得した自動ログイン資格情報が間違っています。
ログに CyberArk への接続に失敗したことが表示される 正常に機能する期間修了後 (3 か月、6 か月、12 か月のいずれかの) に障害が発生した場合、証明書の有効期限に関する問題が発生する可能性があります。
シークレットが取得できず、詳細な例外が発生します。 存在しない資格情報識別子 (Safe 名、オブジェクト名、シークレット名) が使用中です。また、資格情報識別子が外部キー Vault から削除されたことが示される場合もあります (以前は正常に動作していた場合)。
また、キー Vault 接続がダウンしているか、アクセスできないことが示される場合もあります。または、接続の詳細 (API URL、AppID、証明書、領域名、AWS キー) が正しくない、キー Vault 上で変更されている、または有効期限が切れています。