Automation Co-Pilot を使用するアプリケーションの埋め込みオートメーション

Automation Co-Pilot インターフェースを使用すると、直感的なウィジェットまたはブラウザの拡張機能を使用して、任意の Web アプリケーションまたはクラウド環境にオートメーションを埋め込むことができます。

オートメーションを埋め込むことで、ユーザーはプラットフォーム全体で、必要なフォーム、アプリケーション、業務履歴のデータにアクセスできるようになります。クリックするだけでオートメーションが実行されるため、ユーザーはワークスペース上で追加のアプリケーションを開いておく必要がなくなります。ユーザーは、お客様や同僚に迅速に連絡を取り、お客様体験を向上させたり、ビジネスの継続性や効率性を促進するための情報をそれぞれ提供したりすることができます。ユーザーがビジネス データを必要とするときはいつでも、Automation Co-Pilot がすぐに利用できるようにします。

Automation Co-Pilot を使用してオートメーションを埋め込む方法

Automation Co-Pilot にオートメーションを埋め込むには、次の 2 つの方法のどちらかを使用することができます。

  • カスタマイズをサポートする Web アプリケーションには、次のとおり iFrame ウィジェットを使用します。Web アプリケーションのソースコードに iFrame ウィジェット (HTML のインライン フレームから構成) を追加することで、エンドユーザーが使い慣れた環境を離れることなく、自動化されたプロセスや Bot にアクセスできるようになります。サポートされている Web ブラウザで iFrame ウィジェットを設定して、アクセスできます。
  • カスタマイズをサポートしていない Web アプリケーションには、次のとおり Google Chrome 拡張機能ウィジェットを使用します。拡張機能を通してブラウザにコード化されたカスタム ブリックを開発し、Web ブラウザのサイド パネルとしてインターフェースを埋め込むことができます。Google Chrome 拡張機能は、エンドユーザーがブラウザの Web アプリケーションを離れることなく、自動化されたプロセスや Bot にアクセスできるようにするためのインターフェースをレンダリングします。拡張機能は、Web ページのカスタマイズにより、さらなる適応性を提供します。OAuth 2.0 接続を使用すると、Automation Workspace でのオートメーションへの既存のアクセスは、Automation Co-Pilot (拡張機能)と共有され、シームレスなユーザー体験が実現します。

2 つの実装方法を示す Automation Co-Pilot

ビデオ リンクをクリックすると、利用可能な 2 つの埋め込み方法のデモンストレーションをご覧いただけます。

オートメーションの埋め込み方法の比較

ビジネス ニーズに基づいて、オートメーションを埋め込む 2 つの Automation Co-Pilot 方法を比較し、どちらが状況に適しているかを決定する必要があります。埋め込みウィジェットや Google Chrome 拡張機能で Automation Co-Pilot を使用する方法を試してみると、どちらの方法も似ているように見えるかもしれません。どちらの方法でもお使いの環境に AARI で機能する iFrame ウィジェット インターフェースを提供します。iFrame ウィジェットは、Web 上で AARI からのオートメーションをホストし、Automation 360 によるオートメーションと同じ処理能力を提供します。

ただし、オートメーションを埋め込む場所によっては、どちらかの方法が優れている場合があります。埋め込み方法 (iFrame ウィジェットまたは Google Chrome 拡張機能) を選択する前に、次の前提条件、技術仕様、および表で説明されている 2 つの方法のスタイルを確認してください。

表 1. 埋め込み方法の比較
仕様 iFrame ウィジェット Google Chrome 拡張機能
Automation 360 バージョン Automation 360 v.26 以降 Automation 360 v.26 以降
対応 Web ブラウザ
  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Apple Safari
Automation Workspace のブラウザ要件」を参照してください。
AARI のライセンスと習得 はい はい
ウィジェットの場所 Web アプリケーションに埋め込まれた Automation Co-Pilot ウィジェットは、Automation Anywhere の定型パネルとしてアプリケーション外に表示されます。
要件 Web アプリケーションが iFrame ウィジェットをサポート OAuth 2.0 Control Room の構成でのサーバー検証

埋め込み方法を開始する

Automation Co-Pilot を使用する場合、Co-Pilot 管理者は、ビジネス ユーザー向けのアクセス ポイントの調整をする重要なロールを担っています。Co-Pilot 管理者は、Automation Co-Pilot から目的のアプリケーションへの構成を選択します。

  • 埋め込み iFrame ウィジェットを使用する Automation Co-Pilot の場合、iFrame ウィジェットが Web アプリケーションの隣接するコンテンツにシームレスに埋め込まれます。Co-Pilot 管理者は、最初に iFrame ウィジェットの詳細を設定して構成してから、チームの特定のメンバーを追加し、チーム所有者と管理者を定義して、チームにオートメーションを割り当てます。設定が完了したら、ビジネス ユーザーは、iFrame ウィジェットを使用して Web アプリケーションにオートメーションをデプロイすることができます。詳細については、「埋め込みウィジェットを使用する Automation Co-Pilot の概要」を参照してください。
  • Google Chrome 拡張機能を使用する Automation Co-Pilot は同じような設定プロセスですが、ユーザーがインターフェースにアクセスする方法が異なります。インターフェースは Google Chrome ブラウザを通じてアクセスされるため、開発者は拡張機能の Web コンポーネントを有効にする必要があります。

    その後、Co-Pilot 管理者iFrame ウィジェットの設定と構成を完了します。次に、Bot Creator は、生成される iFrame ウィジェット埋め込みコードを利用し、ページ エディターを使用して Web コンポーネントを開発します。新たに作成した Web コンポーネントは、Google Chrome 拡張機能を使用する Automation Co-Pilot 内に表示され、管理者がチームに割り当てることができるようになります。割り当てられたユーザーは、使用中の Web アプリケーションに移動し、Automation Workspace にログインした状態でコンポーネントにアクセスすることができます。詳細については、「Chrome 拡張機能を使用した Automation Co-Pilot」を参照してください。