Automation 360 v.29 Community Edition リリース ノート

リリース日: 2023 年 6 月 6 日

Automation 360 v.29 (ビルド 18361) リリースの Community Edition で最新情報をご確認ください。ビルド 18361 はビルド 18345 を置き換えるものです。

注: Bot エージェント の更新が必要な場合、 Bot エージェント は自動的に互換性のあるバージョンに更新されます。

このリリースへの更新の詳細については、以下のリソースを参照してください。

Automation Workspace

最新情報
ヘルプ センターの導入 - オートメーション情報の検索に使用するアプリ内ヘルプ

ヘルプ センターは、開発者がオートメーションを開発するために必要なすべての情報が集約されている場所です。Control Room のどこに移動しても、ヘルプ センターは、ウィジェットに表示されているページに関連するトピックの候補を表示します。開発者は、提案されたトピックを活用したり、特定のパッケージアクション、またはヘルプが必要な情報を検索することができます。また、コンテキスト ヘルプからのドキュメンテーション リンクは、ヘル プセンター内で直接コンテンツを読み込みます。この機能により、開発者は Bot エディターとドキュメンテーション ポータルの間を行き来する必要がなくなり、作業に集中できる環境が実現されます。

製品内ユーザー アシスタンス

Bot エージェント インストーラーの機能強化 (Service Cloud ケース ID: 01857405)

Bot launcherNode managerTriggersChild session launcher の新しい .exe ファイルを追加して、Bot エージェント インストーラーを強化しました。ファイルフォルダー、または Excel の高度な操作 パッケージアクションを使用して Bot を作成して実行する場合、また、組織で Document Security Solution (NASCA) DRM (Digital Rights Management) などのセキュリティポリシーが設定されている場合、ファイルはセキュリティ プログラムにより暗号化され保護されます。

次の場合、インストーラーは以下のように変更されます。
  • Bot エージェントをインストールすると、java.exeNodeManager.exe に置き換わります。
  • Bot を実行すると、javaw.exeBotLauncher.exe に置き換わります。
  • トリガーを構成すると、トリガーが、javaw.exe ではなく TriggerListener.exe を使用してアクティブ化されます。
  • BotAutomation Co-Pilot (統合) (AARI) で実行すると、javaw.exeChildSessionLauncher.exe に置き換わります。
注:
  • Bot またはスクリプトで、Bot エージェント インストーラー フォルダーの java.exe または javaw.exe を使用している場合、新しい .exe ファイルを使って Bot またはスクリプトを修正することを推奨します。
  • システムにインストールされている Bot エージェント バージョンが、Automation 360 v.29 でリリースされたバージョンであることを確認してください。

デバイスの登録と Bot エージェント のインストール

履歴アクティビティのための期間フィルタ

適切な権限を持つ Control Room ユーザーは、[期間フィルター] オプションを使用して、期間に基づいて特定の履歴アクティビティを検索および表示できます。さらに、これらのアクティビティを表示する日時をカスタマイズすることができます。

履歴アクティビティ

昇格モードで Bot を実行

このリリースに更新すると、管理者は A360Elevater.exe アプリケーションを使用して、昇格モードまたは管理モードで Bot を実行することができます。これにより、Control Room ユーザーは、管理者資格情報が必要なアプリケーションにアクセスする可能性のある Bot を実行することができます。

昇格モードでの Bot の実行

デバッグ中に変数値を変更
デバッガー ツールでは、Bot の実行中にデバッグ モードで一時停止したときに、[監視対象の変数] のリストに追加された以下の変数タイプの値を編集できます。
  • 数字
  • 文字列
  • Boolean
  • 日時
これにより、デバッガーを終了させることなく、Bot 関連のエラーのトラブルシューティングや修正、Bot 実行時に使用すべき正しい値の決定、問題の解決を行うことができます。
注:
  • 定数変数を編集することはできません。
  • システムにインストールされている Bot エージェント バージョンが、Automation 360 v.29 でリリースされたバージョンであることを確認してください。
サブフォルダー内の Bot およびファイルの検索性の向上 (Service Cloud ケース ID: 01759969、01838997、01858215)

リポジトリに複数のフォルダーやサブフォルダーがあっても、公開および非公開のワークスペースで、フォルダーおよびそのサブフォルダー内の Bot、ファイル、プロセス、フォームをすばやく検索して見つけることができます。この拡張検索機能を有効にするには、[サブフォルダー内の項目を含める] チェックボックスを選択します。新しい列、[フォルダー パス] が表示され、Bot のフォルダーとサブフォルダーの位置が表示されます。

Bot 以外のファイル依存関係のリファレンスの表示 (Service Cloud ケース ID: 01793080)

CSV、PDF、JPG、GIF、XLS、DOC、PPT など、Bot 以外のファイル依存関係のリファレンス (直接の親) を、公開ワークスペースおよび非公開ワークスペースで表示することができます。この機能は、Bot プロセス、または Bot 以外のファイルの依存関係を参照するフォームを特定するために使用できます。多くのオートメーションが様々なファイルの依存関係に依存している場合、この変更がオートメーションに与える影響を理解していれば、依存関係を修正または削除することが容易になります。依存関係を修正または削除した場合の、依存関係を参照するオートメーションへの影響を効率的に確認することができます。

Bot Scanner ユーティリティの機能強化

Bot Scanner ユーティリティが強化され、EWS オプションを使用するいずれかの E メール パッケージ アクションとトリガーを含む Bot をスキャンするオプションが追加されました。

Bot の EOL 機能をスキャンするために Bot Scanner を実行する

Document Automation

最新情報
オートフィル入力を使用してテーブル データをすばやく検証

検証インターフェースの [オートフィル] ボタンを使用すると、複数ページのテーブルから数百行のデータを抽出することができます。ある列の 3 つのセルを手動で検証した後、オートフィルがドキュメント内のその列から残りの値を抽出します。

フォームやテーブルの抽出を使用した改善された発見的フィードバック

Document Automationでは、マルチテーブルなど複雑なシナリオに焦点を当てた発見的フィードバックにより、抽出機能が改善されています。さらに、抽出機能には、フォーム フィールドと初期状態のパフォーマンスの両方について (特にテーブル フィールドの抽出) に改良が加えられています。

Document Automationのドキュメント レベルのデータ検証

ドキュメント レベルのデータ検証では、ドキュメント内の複数のフィールドにわたって抽出されたデータの精度を保証するルールを作成することができます。パターン マッチングや等価性チェックなど、さまざまな条件を定義することができます。そうした条件を満たしたときに、エラーや警告のフラグ設定、値の整理や置き換え、新しい値の設定などのアクションを簡単に実行することができます。