想定外のポップアップの管理

想定外のポップアップを Automation 360 で管理または処理して、Bot 実行時に中断されることなく完了することができます。

ポップアップが検出されると、システムは対象のアプリケーション ウィンドウを他のすべてのウィンドウの最上位に設定しようとします。ポップアップ ウィンドウが消えない場合は、最小化され、オートメーションが試みられます。しかし、システムがポップアップ ウィンドウを最小化できない場合、オートメーションは失敗する可能性があります。

注: Automation 360 v.30 では、[想定外のポップアップを処理] は、デフォルトで クラウド ユーザーのみが使用できます。

オンプレミス ユーザーは、この機能を有効にする方法について、オートメーション・エニウェアのカスタマー サポートへのお問い合わせが可能です。

想定外のポップアップを処理する機能をサポートしているパッケージのリストを見るには、オートメーションの回復性を参照してください。

ポップアップの処理の制限

以下のシナリオでシステムがポップアップを処理できない場合、オートメーションが失敗する可能性があります。
  • ポップアップが、管理者権限で実行されているアプリケーションから表示されている。
    注: 回避策として、[Bot をすぐに実行] ウィンドウで [管理者権限で実行する] チェックボックスを選択することにより、管理者権限でオートメーションを実行することができます。
  • ポップアップ アプリケーションが、「ポップアップは最小化されるべきではない」とか「その Z オーダーを変更できない」というような防御的なプログラミングを指定されている。
  • コマンドは、以下のオプションのいずれかを含むポップアップを処理できません。
    • 現在アクティブなウィンドウ - Bot の実行が開始されたときにアクティブになっているウィンドウ。
    • デスクトップ ウィンドウ - デフォルトのウィンドウ、または開いているすべてのウィンドウの背後にあるスペース。
    • スクリーン - 目に見える画面。

手順

  1. Control Room にログインし、左側のペインの [オートメーション] をクリックします。
    使用可能な Bot とフォームのリストが表示されます。
  2. ポップアップ ハンドラーを有効にする Bot で、アクション メニュー (縦の 3 点リーダー) をクリックします。
  3. [タスク Bot を実行] をクリックします。
    [Bot をすぐに実行] スクリーンが表示されます。
  4. [全般] タブで、[想定外のポップアップを処理] チェックボックスを選択します。
    次のビデオは、この機能を有効にする方法を示しています。
  5. [Bot をすぐに実行] ボタンをクリックします。
    ポップアップを管理する機能を含む選択された Bot がデプロイされます。Bot の実行中に発生する想定外のポップアップが処理され、Bot が正常に実行されるようになります。