Google ドライブ パッケージから [フォルダーを作成] アクションを使用する例

Google ドライブにフォルダーを作成する Bot をビルドします。

前提条件

  • Google Cloud Platform で OAuth2 アプリケーションを設定します。詳細については、「Google Cloud Platform で OAuth2 を設定する」を参照してください。
  • Control Room で OAuth 接続を構成します。詳細については、「Control Room での OAuth 2.0 接続の構成」を参照してください。
  • Google ドライブで親フォルダーを作成します。この例では、aa-docs\monthly-reports を親フォルダーとして使用します。

ACME Inc では、月ごとのレポートをすべて Google ドライブに保存しているとします。プロセスを合理化するため、同社は毎月月初に新しいフォルダーを作成し、そのフォルダーにレポートをアップロードする Bot を開発することにしました。

この例では、Bot は次のタスクを実行します。
  • 日時パッケージを使って現在の日付を取得します。
  • Google ドライブ パッケージの [フォルダーを作成] アクションを使用して、現在の日付を名前とするフォルダーを作成します。
  • 新しいフォルダーの ID を表示します。

手順

  1. 新しい Bot を作成します。
    1. 左側のペインで [オートメーション] をクリックします。
    2. [新規作成] > [タスク Bot] をクリックします。
    3. [タスク Bot を作成] ウィンドウで、Bot の名前を入力します。
    4. 次のデフォルトのフォルダーの場所をそのまま使用します。\Bots\
    5. デフォルトのBotの保存場所を変更するには、[選択] をクリックしてプロンプトに従います。
    6. [作成と編集] をクリックします。
  2. Bot は、毎月月初に、名前が <current date>-report という形式のフォルダーを作成します。現在の日付を取得するには、[日時] > [文字列に変換] アクションSystem: Date 変数を使用します。
    1. [アクション] パネルから、[日時] > [文字列に変換] アクションを見つけて Bot エディターに追加します。
    2. [ソースの日時変数] で、[変数] をクリックし、「$System:Date$」と入力します。System: Date 変数を使用すると、現在の日付を取得できます。
    3. [日時形式の選択] で、[カスタム フォーマット] をクリックし、「dd-MM-yyyy」と入力します。
    4. [出力を変数に代入] で、[(x)] をクリックし、currentDate という名前の文字列変数を作成します。
    5. 変更を保存します。
  3. Google ドライブに接続します。
    1. [アクション] パネルから、[Google ドライブ] > [接続] アクションを見つけて Bot エディターに追加します。
    2. [ユーザー名] で、[安全でない文字列] を選択し、設定済みの OAuth 接続に関連付けられている E メール ID を入力します。
    3. [OAuth2 認証モード] で、[Control Room でマネージ] を選択します。詳細については、「Google パッケージの Control Room でマネージされた OAuth2 認証を使用する」を参照してください。
    4. [選択] をクリックし、Control Room で構成した接続を選択します。
    5. 変更を保存します。
  4. フォルダーを作成します。
    1. [アクション] パネルから、[Google ドライブ] > [フォルダーを作成] アクションを見つけて追加します。
    2. [ユーザー名] で、[安全でない文字列] に E メール ID を入力します。
    3. [親フォルダー名] に、新しいフォルダーを作成する必要がある親フォルダーのパスを入力します。たとえば、aa-docs\monthly-reports です。
    4. [フォルダー名] に、「$currentDate$-report」と入力します。
    5. [作成したフォルダーの ID を返す] で、[(x)] をクリックし、FolderID という名前の文字列変数を作成します。
    6. 変更を保存します。
  5. フォルダー ID を表示します。
    1. [アクション] パネルから、[メッセージ ボックス] > [メッセージ ボックス] アクションを見つけ [キャッチ] ブロック内に追加します。
    2. [表示するメッセージを入力] に、「$FolderID$」と入力します。
    3. 変更を保存します。
    この例は、フォルダー ID を使用して追加処理を行うことで改良できます。たとえば、[ファイルをアップロード] アクションを使用して、ファイルを新しいフォルダーにアップロードすることができます。ただし、この例ではこの事例は扱いません。
  6. Bot を実行します。
    デバイス プールを使用している場合は、毎月月初に Bot を実行するようにスケジュールを設定できます。