資格情報を使用する Bot のビルド例

Credential Vault から資格情報を使用してオンライン銀行に安全にログインする Bot をビルドし、ユーザー名またはパスワードが Bot またはデバイスに格納されていないことを確認します。

前提条件

  • Bot で使用する資格情報を ロッカー に割り当てる必要があります。
  • ロッカー に対する [コンシューマー] 権限が必要です。

    E メール通知設定が有効な場合、ロッカー の名前とその ロッカー に対する権限を確認する E メールが送信されます。

この例では、ユーザーが指定した値で資格情報を構成し、Bot をビルドして、オンライン銀行の Web サイトへのログインを自動化します。

手順

  1. ユーザー入力値を指定します。
    1. [Bot] > [資格情報] > [資格情報リクエスト] の順に移動します。
      ユーザーが値を入力する必要がある資格情報の最初の列に、不完全であることを示すアイコンが表示されます。
    2. 銀行のログイン資格情報を保持する資格情報をクリックします。
    3. [編集] をクリックします。
    4. ユーザー名とパスワードの属性値を入力し、[変更を保存] をクリックします。
  2. 新しい Bot を開きます。
    1. 左側のペインで [オートメーション] をクリックします。
      使用可能な Bot とフォームのリストが表示されます。
    2. [新規作成] > [Bot] をクリックします。
    3. Bot 名を入力し、[作成と編集] をクリックします。
  3. ブラウザで銀行のログインページを開きます。
    1. [ブラウザ] > [開く] アクションをダブルクリックするかドラッグします。
    2. URL を入力します。
      たとえば、www.examplebank.com/login です。
      資格情報を入力するアプリケーションのページを使用します。
    3. 使用するブラウザを選択します。
    4. [保存]、[実行] の順にクリックします。
      銀行の Web サイトが新しいウィンドウで開きます。銀行の Web サイトが新しいタブで開いた場合は、別のウィンドウにドラッグします。
  4. ユーザー名のテキスト ボックスを指定します。
    1. [レコーダー] > [キャプチャ] アクション を順にダブルクリックまたはドラッグします。
    2. [オブジェクトの詳細] メニューから、銀行の Web サイトを含むウィンドウを選択します。
    3. [オブジェクトをキャプチャ] をクリックします。
      銀行の Web サイトを含むウィンドウがアクティブになります。
    4. ユーザー名のテキスト ボックスの上にカーソルを置き、赤い外枠が表示されたらクリックします。
    5. [オブジェクトのプロパティ] テーブルで、[コントロール タイプ] がテキストボックスであることを確認します。
    6. [アクション] メニューで、[テキストを設定] を選択します。
    7. [資格情報を選択] オプションを選択し、[選択] をクリックして、資格情報に移動します。
      [資格情報を選択] ウィンドウが表示されます。
    8. 銀行の Web サイトのユーザー名の [ロッカー]、[資格情報]、[属性] を選択し、[確認] をクリックします。
  5. パスワードのテキスト ボックスを指定するには、ステップ 4 を繰り返します。
  6. [ログオン] ボタンを指定します。
    1. [レコーダー] > [キャプチャ] アクション を順にダブルクリックまたはドラッグします。
    2. [オブジェクトの詳細] メニューから、銀行の Web サイトを含むウィンドウを選択します。
    3. [オブジェクトをキャプチャ] をクリックします。
      銀行の Web サイトを含むウィンドウがアクティブになります。
    4. [ログオン] ボタンの上にカーソルを置き、赤い外枠が表示されたらクリックします。
    5. [オブジェクトのプロパティ] テーブルで、[コントロール タイプ] がボタンであることを確認します。
    6. [アクション] メニューで、[クリック] を選択します。
  7. 銀行の Web サイトを含むウィンドウを閉じます。
  8. [保存]、[実行] の順にクリックします。

次のステップ

資格情報変数を使用する Bot のビルド例

このタスクの手順を実行して、Bot 間で安全に値を渡す方法を習得してください。