Bot の EOL 機能をスキャンするために Bot Scanner を実行する

IMAP、POP3、または EWS プロトコルを使用している E メール パッケージと E メール トリガーでは、[接続]、[送信]、[転送]、および [返信] アクションで基本認証モードを使用している Automation 360 Bot を自動的に識別します。

前提条件

  • Control Room への接続で使用されるユーザーの資格情報に、Bots フォルダーで [コンテンツを表示] する権限があることを確認します。

    Bot Scanner ユーティリティは、これらの資格情報を使用して Control Room に接続します。

  • Bot Scanner を使用するためのソフトウェアおよびハードウェア要件を満たしていることを確認します。

    Bot Scanner を使用して Enterprise 11 または 10 の Bot をスキャン」を参照してください。

手順

  1. Bot Scanner ユーティリティは、以下の記事で提供されているリンクからダウンロードします。Microsoft Exchange online における基本認証の廃止に関する詳細 (A-People のログインが必要)
  2. ダウンロードした zip ファイルからファイルを展開し、Automation_360_Bot_Scanner_For_EOL_Features.exe 実行可能ファイルをダブルクリックしてユーティリティを実行します。
  3. [Bot Scanner] ページで、ドロップダウンをクリックし、以下のいずれかを選択します。
    • EWS オプションで E メール アクションを使用している Bot: EWS プロトコルを使用している Bot を選択する場合。
    • 基本認証で E メール アクションを使用している Bot: IMAP と POP3 の両方のプロトコルで [認証タイプ] を [基本] として使用している Bot を選択する場合。
    • Internet Explorer を使用している Bot: Internet Explorer を使用している Bot を取得する場合。
    E メール アクションで基本認証を使用している Bot を選択するオプションが表示された Bot Scanner ウィザード
    注: Microsoft は Exchange Online の EWS API を非推奨とし、Graph API への移行をユーザーに推奨しています。「Exchange Online 用の Exchange Web サービスにおける今後の API の廃止」を参照してください。

    Bot が非推奨の影響を受ける場合は、各 E メール関連アクションMicrosoft 365 Outlook パッケージ (Graph API ベース) の同等の新しいアクションに置き換えることをお勧めします。

  4. [続行] をクリックします。
  5. [Automation 360 Bot Scanner EOL 機能] ページで、以下の手順を実行します。
    1. 接続先の Control Room URL を入力します。
    2. Control Room で構成された認証タイプに基づいて、[認証タイプ] フィールドで、次のいずれかの認証方法を選択します。
      認証タイプ ステップ
      Active Directory
      1. [ユーザー名] (ドメイン\\ユーザー名) を入力します。
      2. [パスワード] ( ドメイン ユーザー パスワード) を入力します。
      データベース
      1. [ユーザー名] (Control Room データベース ユーザー名) を入力します。
      2. [パスワード] (Control Room データベース ユーザー パスワード) を入力します。
      シングル サインオン
      1. [ユーザー名] を入力します。
      2. [API キー] を入力します。
    3. [テスト接続] をクリックします。
      接続成功または接続失敗メッセージが表示されます。接続に失敗した場合は、資格情報を確認します。
    4. [送り先パスを選択] フィールドに、生成されたレポートを保存する場所を入力します。
    5. [Bot をスキャン] をクリックします。
    Control Room への接続とレポートのダウンロード先パスの選択
    スキャナーは、Control Room リポジトリ内のすべての Bot をスキャンして、E メール パッケージおよび E メール トリガーの [接続]、[送信]、[転送]、[返信] アクションで基本認証モードを使用する Bot を特定します。スキャンが完了した後、レポート (.CSV ファイル) が選択した保存先に確認できるように保存されます。
    • 出力先フォルダーにすでに .CSV ファイルが存在する場合、以前の .CSV ファイルの削除を促すメッセージが表示されます。[続行] をクリックすると、新しい .CSV ファイルが生成されます。
    • 以前の .CSV ファイルが使用中の場合は、ファイルを削除できないことを示すメッセージが表示されます。ファイルを閉じて [Bot をスキャン] をクリックします。
  6. [レポートを開く] をクリックして、レポートを分析します。
    レポートには、次の詳細が含まれています。
    • タスク Bot 名: タスク Bot の名前です。
    • ライン番号: 基本認証を使用している [接続]、[送信]、[転送]、または [返信] アクションのライン番号です。

      [E メール トリガー] では、ライン番号は空になります。

    • パッケージ および アクション 名: 基本認証を使用する E メール パッケージおよびアクションです。
    • 検索されたテキスト: E メール サーバーのホスト名、または各アクションの EWS サーバーのドメイン名。
    • アクションとレビューのメッセージ: この情報を使用することにより、基本認証を含む対応するアクションについて実施する必要があるアクション、または確認が必要な情報を把握することができます。

      基本認証のスキャン メッセージ」を参照してください。

    • タスク Bot パス: Bot があるリポジトリへのパスです。

次のステップ

基本認証が原因で影響を受ける Bot を特定した後、Control Room リポジトリ内の Bot を更新して OAuth 2.0 認証に切り替えるための計画を策定できます。OAuth 2.0 への移行方法については、「Exchange Online の基本認証の非推奨について」を参照してください。