E メール プロパティでのディクショナリ変数の使用
- 最終更新日2023/06/13
E メール プロパティでのディクショナリ変数の使用
E メール関連のタスクを自動化すると、Automation Workspace は E メールのさまざまなプロパティを取得し、これらのプロパティの値をディクショナリ変数に格納します。これらのプロパティは、ループ アクション内で E メール アクションを使用すると、ディクショナリ変数に格納されます。
Automation Workspace が取得する E メール プロパティとしては、件名、受信者、送信者、メッセージ、受信日時などが挙げられます。E メール プロパティは、次のディクショナリ キー内のディクショナリ変数に格納されます。
メールのプロパティ | データ タイプ | 説明 |
---|---|---|
emailSubject | 文字列 | メールの件名の値を取得します。 |
emailFrom | 文字列 | 受信したメール ID を取得します。[送信元アドレス] は受信者に表示されます。 |
emailTo | 文字列 | 受信者のメール ID を取得します。 |
emailCc | 文字列 | CC リストから受信者のメール ID を取得します。 |
emailBcc | 文字列 | BCC リストから受信者のメール ID を取得します。 |
emailMessage | 文字列 | メール本文からテキストを取得します。 |
emailReceivedTime | 文字列 | メールを受信した時刻を取得します。 |
emailReceivedDate | 文字列 | メールを受信した日付を取得します。 |
emailSentTime | 文字列 | メールが送信された時刻を取得します。 |
emailSentDate | 文字列 | メールが送信された日付を取得します。 |
emailNoOfAttachments | 文字列 | 添付ファイル数を取得します。添付ファイルがない場合、表示されるカウントは 0 です。 |
注: 受信した E メールと送信した日時は、次の形式で取得されます。
- 日付:
dd/MM/yyyy HH:mm:ss
サンプル出力: 22/09/2022 17:07:13
- 時刻:
HH:mm:ss Z
サンプル出力: 17:07:13 +0900
E メールのプロパティには、適切なディクショナリ キーが自動的に関連付けられます。これらのディクショナリ キーに格納されている値は、別のタスクで使用したり、データベースに格納したりすることができます。これらのキーはシステムで使用されるため、上記で示されたとおりに使用する必要があります。たとえば、ディクショナリ変数「Test」を作成し、メッセージ プロンプトに E メールの件名と送信者を表示する場合は、適切なフィールドに Test{emailSubject}
および Test{emailFrom}
を入力する必要があります。
F2 キーを押してフィールドで変数を使用する場合は、[変数を選択] リストから [Test
] を選択し、[変数を挿入] ダイアログ ボックスの [ディクショナリ キー] フィールドに「emailSubject
」と入力することで、E メールの件名をそのフィールドに保管します。同様に、[ディクショナリ キー] フィールドに「emailFrom
」と入力することで、フィールドで E メール送信者の E メール アドレスを使用できます。
ディクショナリ キー変数は、E メール プロパティを使用する場合、Microsoft Outlook や任意の E メール サーバーから自動化するすべての E メール関連のタスクに必要です。ディクショナリ キー変数は、次の E メール アクションに使用できます。
- ステータスの変更
- 削除
- 転送
- 返信
- 添付ファイルを保存
- E メールを保存注: E メールの保存に必要な時間は、その E メールで使用可能な添付ファイルのサイズによって異なります。