パッケージ バージョンの更新

複数のパッケージを複数の Bot のデフォルト バージョンに更新することができます。この機能では、利用可能な全 Bot を対象として、1 回のアクションで複数のパッケージ バージョンを更新できるため、一括パッケージ更新の効率が向上します。さらに、一括更新の前に Bot と依存関係を確認することもできます。

エンタープライズ ビジネスで、多数の Bot についてデフォルトおよび最新のパッケージを維持するのは、手間と時間のかかるプロセスです。手動でのこれらのパッケージの更新が不可能である理由は、リリース済みの最新パッケージ バージョンを確認して該当する全 Bot への更新をする必要があるためです。

[Bot更新] 機能 (Automation 360 プラットフォーム) は、依存関係のある複数の Bot に対して複数のパッケージ バージョンの更新を行えるようにします。1 回のアクションで、複数のパッケージ、選択したパッケージを含む Bot、依存関係がある Bot を更新できます。


複数の Bot を対象としたパッケージ バージョンの一括更新
[Bot更新] 機能には、次のようなメリットがあります。
  • 複数パッケージの選択機能

    利用可能な全パッケージのリストを表示し、一度に 1 つのパッケージを更新するのではなく、目的のパッケージをすべて更新するように選択できます。また、必要な Bot についてパッケージをデフォルト バージョンに更新することもできます。

  • 必要な Bot だけを複数選択する機能

    更新のために全 Bot を選択するのではなく、目的の Bot だけを選択して、デフォルトのパッケージ バージョンで更新することが可能です。この方法では、更新機能の完了に必要な時間が短縮されます。

  • 高度なレポート機能による一括パッケージ更新の進行状況の表示
    Automation 360 プラットフォームの提供する包括的レポートでは、パッケージの一括更新の進行状況が、ユーザーの情報を含めて表示されます。また、次のような詳細も提供されます。
    • 更新の対象となるパッケージの数
    • デフォルトのパッケージ バージョンで更新された Bot の数
    • パッケージ バージョンが正常に更新された Bot の数
    • パッケージ のバージョン更新に失敗した Bot の数
    • パッケージ バージョンの更新が保留中の Bot の数
    • パッケージ バージョンの一括更新に要した合計時間
    • 一括パッケージの更新オペレーションを開始したユーザー
    • ユーザーが選択したすべてのパッケージBot、および依存関係
  • 強化されたコンパイラーのもたらす正確な結果

    アップグレードされたコンパイラーにより、Automation 360 プラットフォームでは、一括パッケージ バージョン更新プロセスでの全体的な精度および結果が向上されています。