変数の概要
- 最終更新日2023/10/19
変数の概要
Automation 360 は、さまざまな変数を提供しています。それぞれが特定の型のデータを保持するように設計され、特定用途での使用を意図しています。以下のトピックでは、各変数の詳細とその使い方について説明します。
変数の使用
次の表は、異なるデータ タイプを使用している場合に Automation 360 が親 Bot と子 Bot の間で変数値を渡す方法を説明しています。
データ タイプ | 動作 |
---|---|
数値、文字列、Boolean、日時、および資格情報 | 次のデータ型 (数値、文字列、Boolean、日時、および資格情報) を使用して親と子 Bot を作成し、TaskBot を実行します。親 Bot が入力変数を通じて子 Bot に変数を渡し、子 Bot でその変数の値を変更した場合、実行が親 Bot に戻るときに、変更は保存されません。これらのデータ タイプを使用した場合、変数の実際の値が渡され、子 Bot でこれらの変数に加えられた変更は、親 Bot に反映されません。 |
リスト、ディクショナリ、ファイル、テーブル、ウィンドウ、レコード、セッション、フォーム | 次のデータ型 (リスト、ディクショナリ、ファイル、テーブル、ウィンドウ、レコード、セッション、フォーム) を使用して親と子 Bot を作成し、TaskBot を実行します。親 Bot が入力変数を通じて子 Bot に変数を渡し、子 Bot でその変数の値を変更した場合、実行が親 Bot に戻るときに、変更は保存されます。これらのデータ タイプを使用した場合、参照によって変数が渡され、子 Bot でこれらの変数に加えられた変更は、親 Bot に反映されます。 |
例: 次の変数を使用して、親および子 Bot を作成しました。
- VarList: Employee data (First name, last name, Date of birth)
- VarString: Employment type (Permanent)
- VarNumber: 100
子 Bot で、次の値を更新しました。
-
VarList 変数に新しい詳細を Employee data (Date of Joining) として追加しました。
- VarString 変数の値を Employment type (Contract) に変更しました。
- VarNumber 変数の値を 50 に変更しました。
親 Bot が子 Bot を呼び出し、実行が親 Bot に戻ると、リスト変数に更新された値が表示されますが、文字列および数値変数の値は変更されません。
- VarList: Employee data (First name, Last name, Date of birth, Date of joining)
- VarString: Employment type (Permanent)
- VarNumber: 100
- Bot エディター における資格情報と資格情報変数
- パスワードやアカウント番号などの機密情報の受け渡しに向けて Bots をビルドする場合、資格情報を使用します。資格情報を使用すると、機密情報を Bots と Bot Runner から分離できるので、データ漏出や不正なユーザー アクセスのリスクを軽減できます。
- 定義済み変数
- 事前定義 (またはシステム) 変数は、Bot が実行されるマシンに関する特定の値を返します。ユーザーが定義済み変数の値を編集することはできません。
- 自分で作成した変数 (ユーザー定義)
- ユーザーおよび一部の アクション は、一時的に値を保持するためのユーザー定義変数を作成します。値をアクション (ウィンドウのタイトル、ログイン資格情報、またはファイル パス) に入力したり、アクション (ファイルまたは Boolean 戻り値から読み取った値) の出力を受け入れたりするには、このような変数を使用します。
- グローバル値
- グローバル値を使用すると、ユーザーは Bots 間で同一値を再利用できます。Bot ごとに新しい変数を作成する必要はありません。
- 作業項目変数
- 作業項目 変数を使用すると、[キューを使用して Bot を実行] オプションで Bot を実行するときに、Control Room から タスク Bot に 作業項目 属性や値を渡すことができます。