特定のテクノロジーを使用したキャプチャ

一部のアプリケーションでは、キャプチャするためのテクノロジーが自動的に選択された場合、[キャプチャ] アクションが正確に動作しない場合があります。そのような場合、自動化するアプリケーションのタイプに基づいて、特定のテクノロジーを選択して [キャプチャ] アクションを使用すると、そのテクノロジーを使用してキャプチャすることができます。

[キャプチャ] アクション の使用

特定のテクノロジーを選択するには、[オブジェクトをキャプチャ] の横にあるドロップダウンをクリックします。

特定のテクノロジーを選択して、以下のアプリケーションを自動化することができます。
  • 同じフレーム ソースまたは異なるフレーム ソースを持つ iFrame がネストされた Web アプリケーションを自動化します。
  • テクノロジーの自動選択では正確にキャプチャできない場合があるアプリケーションでオブジェクトをキャプチャし、自動化します。
    注: 特定のテクノロジーを使用してキャプチャする場合、オブジェクトのプロパティのタイプと数が異なります。
  • ローカル設定ページ用の Google ChromeMicrosoft Edge ブラウザのすべてのオブジェクトとコントロールを自動化します。
    注: この機能は、Google Chrome および Microsoft Edge ブラウザでサポートされています。

テクノロジー タイプ

以下のテクノロジーを使用して、オブジェクトをキャプチャすることができます。
  • Microsoft Active Accessibility (MSAA)
  • Microsoft UI オートメーション
  • Microsoft UI オートメーション (COM)

Microsoft Active Accessibility (MSAA)

Microsoft Active Accessibility は、Windows 95 向けプラットフォーム アドインとして導入されたレガシーなアクセシビリティ テクノロジーです。MSAA は、支援技術 (AT) 製品がアプリケーションの標準およびカスタムのユーザー インターフェース要素と円滑に対話し、さらに、アプリケーションの UI 要素にアクセスし、それを特定および操作するために設計されています。MSAA は、アプリケーションとオペレーティング システムが通信するためのメカニズムを定義するコンポーネント オブジェクト モデル (COM) に基づいています。このテクノロジーで最もよく使用されるプロパティの詳細については、「[キャプチャ] アクション の使用」を参照してください。

Microsoft UI オートメーション

Microsoft UI オートメーションは、Microsoft Windows のアクセシビリティ フレームワークで、Windows Presentation Foundation (WPF) をサポートするすべてのオペレーティング システムで利用できます。UI オートメーションは、デスクトップ上のほとんどのユーザー インターフェース要素へのプログラムによるアクセスを提供し、スクリーン リーダーなどの AT 製品がエンド ユーザーに UI に関する情報を提供し、標準入力以外の手段で UI を操作できるようにします。このテクノロジーで最もよく使用されるプロパティの詳細については、「[キャプチャ] アクション の使用」を参照してください。

Microsoft UI オートメーション (COM)

Microsoft UI オートメーション (COM) は、アンマネージ コード上で動作し、UI オートメーションよりも高速なオートメーションを実現します。Microsoft UI オートメーション (COM) テクノロジーを使用して、以下のコントロールをキャプチャできます。
  • ボタン
  • カレンダー
  • チェック ボックス
  • Client
  • コンボ ボックス
  • ラベル
  • リンク
  • リスト ビュー
  • メニュー
  • ページ タブ
  • パスワード テキスト
  • ラジオボタン
  • スライダー
  • テーブル
  • テキスト ボックス
  • ツリー

アプリケーション上のオブジェクトをキャプチャするためにこのテクノロジーを選択し、そのオブジェクトがテクノロジー向けにサポートされていない場合は、オブジェクトの周囲にグレーのハイライトが表示されます。

注: Microsoft UI オートメーション (COM) には、このテクノロジーに固有の、[Automation ID] と呼ばれる検索基準 (プロパティ) があります。