[キーボード操作] アクション の使用

[キーボード操作] アクションを使用すると、キーストロークのシミュレーションを行うことができます。

手順

[キーボード操作] アクションを追加するには、次の手順に従います。

  1. アクション パレットで、[キーボード操作] アクションをダブルクリックするか、[キーボード操作] パッケージからドラッグします。
  2. オブジェクトをキャプチャするウィンドウを指定します。
    [アプリケーション]、[ブラウザ]、または [変数] タブから選択します。
    オプション説明
    アプリケーション 現在アクティブなウィンドウのリストから選択します。このオプションでは、Bot Creator デバイスで開いているすべてのアプリケーション ウィンドウとブラウザ ウィンドウのリストが表示されます。
    ブラウザ 対応ブラウザ タブのリストから選択します。
    注: このオプションは、Google Chrome、Chromium ベースの Microsoft Edge、および Internet Explorer ブラウザをサポートします。それ以外のブラウザの場合は、[アプリケーション] オプションを使用してください。
    変数 既存のウィンドウ変数を選択して、アプリケーション ウィンドウのタイトルを指定します。

[ウィンドウ タイトル] フィールドでワイルドカード文字 (*) を挿入することで、さまざまなウィンドウ タイトルを検索できます。値の先頭、中間、末尾に 1 つ以上のワイルドカード文字 (*) を指定することができます。 たとえば、タイトルに Microsoft が含まれているウィンドウで操作を実行するには、値の前または後にワイルドカードを追加して任意の文字列を示します。*Microsoft*Bot は、まず、完全に一致するウィンドウ タイトル (この場合であれば、Microsoft) を検索し、条件に一致する文字が見つからない場合は、タイトルに Microsoft を含むウィンドウを検索します。

正規表現 (regex) を使用して、ウィンドウ タイトルを識別できます。正規表現の条件として [文字列] または [パターン] を選択し、値を入力します。デフォルトでは、[ウィンドウ タイトル] フィールドで大文字と小文字が区別されます。

ブラウザのタイトルを識別する場合、[大文字と小文字が区別される] オプションを有効にすると、大文字と小文字を一致させることができます。このオプションを無効にすると、大文字と小文字が一致しないウィンドウ タイトルを識別できます。
注: システムにインストールされている最小 Bot エージェント バージョンが、Automation 360 v.26 でリリースされたバージョンであることを確認してください。Automation 360 v.25 以前でリリースされた Bot エージェント バージョンを使用している場合、ウィンドウ タイトルはデフォルトで大文字小文字を区別して識別されます。
たとえば、単語の後に「- Notepad」が続くすべてのウィンドウ タイトル名に一致させるには、[文字列] 値として「* -Notepad」と入力するか、[パターン] 値として ((\w)\s)*document-Notepad を使用してこのパターンにマッチするウィンドウ タイトルのみに一致させます。
注:
  • 任意のアクションでウィンドウ タイトルの入力値として「-title」を含む [文字列] 型の正規表現を使用する場合、Bot にランタイム エラーが発生する可能性があります。ランタイム エラーを防ぐために、「*-title」と文字列を追加入力したときに特定のタイトルのアプリケーションが開くことを確認します。アスタリスク (*) は単なる文字であり、ワイルド カード文字ではありません。
  • 任意のアクションでウィンドウ タイトルの入力値として「-title」を含む [パターン] 型の正規表現を使用する場合、入力値「*-title」が正しくないため、Bot にランタイム エラーが発生する可能性があります。

    有効な正規表現パターンを使用していることを確認してください。

  1. オプション: [ウィンドウのサイズ変更] オプションを選択して、ウィンドウの寸法を指定します。
    このオプションによって、より信頼性の高い Bot を実現できます。 タスク記録時に合わせてウィンドウのサイズを変更し、Bot がターゲット オブジェクトを特定できるようにします。
    • タスク記録時にウィンドウが最大化されている場合、このオプションは選択されていません。
    • タスクを記録するときにウィンドウが最大サイズでない場合は、このオプションがデフォルトで選択され、幅と高さのフィールドにはウィンドウの寸法が自動的に入力されます。
    注: このオプションは、サイズ変更が可能なウィンドウでのみ使用できます。 これは [デスクトップ] または [タスクバー] オプションでは使用できません。
  2. [キーボード操作] で、ラジオボタンを選択します。
    • キーボード操作で入力するか、画面上のキーボードを使用して入力します: 物理キーボードまたは画面上のキーボードを使用してキーボード操作を入力します。
      注: ファンクション キー (FN) は現在サポートされていません。
    • 資格情報を選択: Credential Vault に保存されているパスワードを使用します。
    注: Enter 機能に代わる新しい [Return] キーが仮想キーボードに追加され、数字パッドの Enter キーの名前が [テンキー Enter] に変更されました。その結果、キーボードのメイン Enter キーが Return キーとなりました。
  3. オプション: : [各キーボード操作間の遅延 (ミリ秒)] フィールドに待機時間を入力します。
    注: デフォルト値は 10 ミリ秒に設定されています。
  4. [保存] をクリックします。