変数の作成

変数を作成し、値を格納します。

アンダースコア (_) またはハイフン (-) などの文字が変数名に使用された変数を作成する場合、アンダースコアまたはハイフンは変数名において同じ文字として扱われることに注意してください。たとえば、global-temp_pathglobal_temp-path と同じように扱われます。この 2 文字と異なる変数を使用する新しい変数を作成すると、エラーが表示されます。

global-temp-path というグローバル変数を作成した場合は、この変数を次のいずれかの形式で参照することができます。
  • global-temp-path
  • Global-Temp-Path
  • global_temp_path
  • Global_Temp_Path

手順

変数の作成と設定を行うには、次の手順に従います。

  1. Bot エディター から、[変数] メニューの上部にある [変数] > [変数を作成] (+ アイコン) をクリックします。

    [変数] メニューのスクリーンショット

  2. [変数を作成] ウィンドウで、変数型を示す小文字で始まる変数の名前を入力します。
    たとえば、文字列データ タイプを示す「sCellValue」と入力します。
    注:
    • 変数名には、中国語、日本語、韓国語などの 2 バイト文字を使用できます。変数でサポートされる Unicode 範囲
    • 変数名に Java キーワード (String、Boolean、Integer、Public、Finally など) を使用することはできません。
  3. オプション: 説明を入力します。
    Recommendation: 入力変数や出力変数を定義する際は、意味のある変数の説明を行ってください。
  4. オプション: 値の編集と上書きを防止するには、[定数 (読み取り専用)] オプションを選択します。
  5. 以下のオプションから選択します。
    このフィールドは、Bot を使用してその他の Bots を実行する操作に関連しています。「タスク Bot パッケージ」を参照してください。
    • [入力として使用]: 変数は、親 Bot から子 Bot へ渡すことのできる値を保持します(子 Bot にのみ適用されます)。
    • [出力として使用]: 変数は、子 Bot から親 Bot へ渡すことのできる値を保持します(子 Bot にのみ適用されます)。
    • [両方]: 値は両方方向に渡すことができます。
    • [どちらも不可]: 変数は、この Bot に限定され、その他の Bots と共有することはできません。
    以下の例は、変数で [入力として使用] または [出力として使用] を選択する場合を示しています。

    2 つの数値を加算する場合を考えます。値は親 Bot に存在し、子 Bot は計算を実行します。親 Bot が値を子 Bot へ転送する場合は、作成した 2 つの変数を [入力として使用] として選択して、子 Bot が値を受け取れるようにする必要があります。次に、親 Bot が計算結果を受け取るには、子 Bot に計算結果を格納する変数を [出力として使用] として選択する必要があります。

    注:Bot と子 Bot で変数を作成する場合は、必ずチェックボックスをオンにしてください。Bot をビルドする際、チェックボックスの選択を編集すると、親 Bot の参照先に影響を与え、この変更後に親 Bot が動作しなくなる可能性があります。
  6. ドロップダウン リストからデータ タイプを選択します。
    データ タイプの詳細については、「」を参照してください。
  7. オプション: 変数に割り当てるデフォルト値を入力します。
    値はデフォルトで NULL/空です。
  8. [作成] をクリックします。
    変数は、Bot エディター の左側にある変数ウィンドウに表示されます。
    変数を編集する場合、名前と値を変更することはできますが、データ タイプを変更することはできません。
  9. アクション フィールドに変数を挿入するには、次のいずれかのアクションを実行します。
    • F2 キーを押して変数リストを開きます。
    • フィールドの右側にある [値を挿入] アイコンをクリックします。
    • 変数名を入力します。入力すると、既存の変数の候補がフィールドに表示されます。
      注: 変数の先頭と末尾にドル記号を追加します。たとえば、$myVariableName$ です。
    XMLExcel の基本操作、または Excel の高度な操作 などの パッケージ では、変数オプションを使用してパラメーターとして渡すことで、ファイルを開くことができます。異なる拡張子のファイルを開くには、変数オプションを使用して、フォルダー パス、ファイル名、ファイル拡張子を割り当てます。まず、フォルダー パスの変数 $sFolder$ を作成します。次に、フォルダー パス内のファイルに対して、ファイル名に対応する $name$ と、ファイル拡張子に対応する $extension$ という 2 つの変数を作成します。ファイルを開くには、$sFolder$\$name$.$extension$ のように変数を文字列として組み合わせます。拡張子をさまざまなファイル タイプや開くオプションに対応させるためには、条件付きロジックを追加できます。

次のステップ

GO BE GREAT Bot のビルド: 変数を作成して、アクション に割り当てる方法の例については、この手順を参照してください。