変数の作成
変数を作成し、値を格納します。
手順
変数の作成と設定を行うには、次の手順に従います。
-
Bot エディター から、[変数] メニューの上部にある [変数] > [変数を作成] (+ アイコン) をクリックします。
-
[変数を作成] ウィンドウで、変数型を示す小文字で始まる変数の名前を入力します。
たとえば、文字列データ タイプを示す「
sCellValue
」と入力します。注:- 変数名には、中国語、日本語、韓国語などの 2 バイト文字を使用できます。変数でサポートされる Unicode 範囲
- 変数名に Java キーワード (String、Boolean、Integer、Public、Finally など) を使用することはできません。
- オプション:
説明を入力します。
Recommendation: 入力変数や出力変数を定義する際は、意味のある変数の説明を行ってください。
- オプション: 値の編集と上書きを防止するには、[定数 (読み取り専用)] オプションを選択します。
-
以下のオプションから選択します。
- [入力として使用]: 変数は、親 Bot から子 Bot へ渡すことのできる値を保持します(子 Bot にのみ適用されます)。
- [出力として使用]: 変数は、子 Bot から親 Bot へ渡すことのできる値を保持します(子 Bot にのみ適用されます)。
- 両方: 値は両方向に渡すことができます。
- どちらも不可: 変数は、この Bot に限定され、その他の Bot と共有することはできません。
以下の例は、変数で [入力として使用] または [出力として使用] を選択する場合を示しています。2 つの数値を加算する場合を考えます。値は親 Bot に存在し、子 Bot は計算を実行します。親 Bot が値を子 Bot へ転送する場合は、作成した 2 つの変数を [入力として使用] として選択して、子 Bot が値を受け取れるようにする必要があります。次に、親 Bot が計算結果を受け取るには、子 Bot に計算結果を格納する変数を [出力として使用] として選択する必要があります。
注: 親 Bot と子 Bot で変数を作成する場合は、必ずチェックボックスをオンにしてください。Bot をビルドする際、チェックボックスの選択を編集すると、親 Bot の参照先に影響を与え、この変更後に親 Bot が動作しなくなる可能性があります。 -
ドロップダウン リストからデータ タイプを選択します。
データ タイプの詳細については、「変数型」を参照してください。
- オプション:
変数に割り当てるデフォルト値を入力します。
値はデフォルトで NULL/空です。
-
[作成] をクリックします。
変数は、Bot エディター の左側にある変数ウィンドウに表示されます。変数を編集する場合、名前と値を変更することはできますが、データ タイプを変更することはできません。
-
アクション フィールドに変数を挿入するには、次のいずれかのアクションを実行します。
- F2 キーを押して変数リストを開きます。
- フィールドの右側にある [値を挿入] アイコンをクリックします。
- 変数名を入力します。入力すると、既存の変数の候補がフィールドに表示されます。注: 変数の先頭と末尾にドル記号を追加します。たとえば、
$myVariableName$
です。
XML、Excel の基本操作、または Excel の高度な操作 などの パッケージ では、変数オプションを使用してパラメーターとして渡すことで、ファイルを開くことができます。異なる拡張子のファイルを開くには、変数オプションを使用して、フォルダー パス、ファイル名、ファイル拡張子を割り当てます。まず、フォルダー パスの変数$sFolder$
を作成します。次に、フォルダー パス内のファイルに、ファイル名$name$
と、ファイル拡張子$extension$
という 2 つの変数を作成します。ファイルを開くには、$sFolder$\$name$.$extension$
のように、変数を文字列として組み合わせます。拡張子をさまざまなファイル タイプや開くオプションに対応させるためには、条件付きロジックを追加できます。