環境間で Bot を移動する

Control Room インスタンス間で Bot やファイル、その依存関係、パッケージをまとめて移動することができます。Bot 昇格機能は、異なる Control Room 環境 (Dev から UAT) 間で Bot を移動する際に、複数ステップのエクスポートおよびインポート処理を回避し、プロセスを簡素化します。

前提条件

  • 管理者ライセンス、または以下の権限を持つ Bot Creator または市民開発者 ライセンスが必要です。
    • ソース Control Room で Bot プロモーションを行うユーザーに対して、[Bot をエクスポート]
    • ソース Control Room で昇格対象となる Bot を含むフォルダーの全フォルダー レベルの権限 ([実行とスケジュール]、[チェックイン]、[チェックアウト]、[コンテンツを表示]、[クローンを作成]、[公開から削除])
  • ターゲットの Control Room ユーザーには、[Bot をインポート] および [パッケージをマネージ] 権限が必要です。
  • ターゲットの Control Room には、有効な URL が必要です。
  • ターゲット Control Room は、その場所、オンプレミスかクラウドかどうか、または同じドメインか異なるドメインであるかに関係なく、API を介してソース Control Room からアクセスできる必要があります。
  • Automation 360 クラウド デプロイの場合は、ターゲット Control Room インスタンスの IP アドレスが許可済みリストに追加されていることを確認します。

    外部統合の Control Room IP アドレス」を参照してください。

手順

  • 承認済みのターゲット URL のリストを追加します。
    1. Control Room に管理者としてログインします。
    2. [管理] > [設定] > [セキュリティ設定] > [Bot プロモーション設定] に移動し、[次へ] をクリックします。
    3. [編集] をクリックします。
    4. [検証済みのターゲット Control Room の URL] フィールドに Control Room の URL を入力し、[プラス] アイコンをクリックします。
      注: https の URL のみ受け付けられます。ターゲットの Control Room インスタンスは最大 25 個まで追加できます。
      検証済みのターゲット Control Room の URL は、[検証済みの URL] フィールドに表示されます。
    5. [変更を保存] をクリックします。
      注: URL の横にある縦の 3 点リーダー内の削除オプションを選択することで、URL は削除できます。

    承認されたターゲット URL のリストを追加する方法については、次のビデオを参照してください。

  • Control Room のインスタンス間で Bot を移動します。
    1. 管理者、または前述の権限を持つ Bot Creator のいずれかで、Control Room にログインします。
    2. [オートメーション] > [公開] タブに移動します。
    3. [Bot をマネージ] > [プロモート] をクリックします。
    4. [Bot とファイルをプロモート] ページで、移動する Bot、ファイル、プロセス、またはフォームを選択し、[次へ] をクリックします。
    5. 依存関係を選択し (ある場合)、[次へ] をクリックします。
    6. パッケージを選択し、[次へ] をクリックします。
      注: パッケージを除外するには、[Bot パッケージを除外] チェックボックスを選択します。
    7. プロモーションの内容がわかるような名前を入力します。
    8. 移動するファイルの一部がターゲットの Control Room ですでに利用可能な場合は、次のいずれかを選択します。
      • [Bot またはファイルをスキップする (インポートしない)]
      • 既存の Bot やファイルを上書きする
    9. [次へ] をクリックします。
    10. ドロップダウンからターゲットの Control Room の URL を選択します。
    11. 認証ターゲットの Control Room の [ユーザー名] と [API キー] を入力します。
      注:
      • 認証エラーを防ぐため、正しいユーザー名と API キーを入力するようにしてください。
      • 生成した API キーの有効期間が長くなると、同じキーを再利用できるため、Bot を昇格するたびに API キーを生成する必要はありません。API キーの有効期限が切れた場合、Bot の昇格中に再度生成する必要があります。API キーの有効期間は管理者によって設定されます。

      API キー生成の詳細については、「API キー生成に関するロールの作成」を参照してください。

    12. [Bot とファイルをプロモート] をクリックします。
      • プロモートされた Bot とファイルは、ターゲットの Control Room に表示されます。
      • Bot が昇格すると、ターゲットの Control Room にチェックインされます。上書きオプションを選択すると、そのバージョンはターゲットの Control Room でインクリメントされます。
      注:
      • Bot とファイルは、公開ワークスペースから、および公開ワークスペースにのみプロモートされます。
      • 最大 1000 個の Bot まで、依存関係を含むファイルをプロモートできます。
      • 親と子の Bot のような依存関係や、XLS、CSV、PDF、WLM 作業項目などの依存ファイルが定義された依存ファイルがある Bot をインポート、エクスポート、プロモートできます。ただし、Bot で使用されているグローバル値 (GV) と Credential Vault (CV) は、インポート、エクスポート、またはプロモートできません。

    Control Room インスタンス間で Bot を移動する方法については、以下のビデオを参照してください。