Enterprise 11 監査ログの移行

監査ログ エクスポート ユーティリティを使用すると、監査ログ データを Enterprise 11 Control Room から JSON ファイルにエクスポートできます。JSONファイルを Automation 360 リポジトリに貼り付けてから、監査ログ データを移行する必要があります。

前提条件

注: Enterprise 11 から Automation 360 への監査ログの移行は、オンプレミス デプロイでのみサポートされています。

AAE_Admin ロールまたは [移行を管理] 権限を持っていることを確認します。

  • Automation 360 v.23 以降では、バージョン 11.3.5 以降のバージョンの監査ログ データを移行することができます。
  • 監査ログ エクスポート ユーティリティは、すべての Enterprise 11 ログ イベント (多要素認証 (MFA) など、Automation 360 で現在サポートされていないイベントを含む) に関する情報をエクスポートし、コマンド ラインを介して Bot を実行します。

手順

最新バージョンの Control Room に基づいて、監査ログ データをエクスポートおよび移行する方法を以下から 1 つ選択します。

  • バージョン 11.3 以降の場合:
    1. オートメーション・エニウェア サポート サイトから監査ログ エクスポート ユーティリティの最新バージョンをダウンロードします。
      重要: バージョン 11.3 Control Room がインストールされているマシンにユーティリティをダウンロードする必要があります。Control Room が [クラスター モード] でインストールされている場合は、クラスターで使用可能な任意のノードにユーティリティをダウンロードできます。
      1. [Automation Anywhere ダウンロード] ページに移動します: A-People Downloads page (Login required)
      2. Automation 360 リンクをクリックします。
      3. [インストール セットアップ] をクリックし、AAE_Export_Audit_Log_<version>.zip ファイルをクリックします。
    2. ダウンロードした zip ファイルからファイルを抽出します。
    3. Windows コマンド プロンプトを開きます。
    4. 作業ディレクトリを AAE_Export_Audit_Log_<version> に変更し、次のコマンドを入力します。bin\java -jar AAE_Export_Audit_Log_<version>.jar export.path="OUTPUT LOCATION" cr.version="CONTROL ROOM VERSION" install.path="CONTROL ROOM INSTALLATION PATH"
      コマンドの以下の値を更新します:
      • 出力場所: テキストを、出力を保存したい場所に置き換えます。
        • その場所に記載されているフォルダーが存在することを確認します。
        • ダブル クォーテーション マークで出力フォルダーの場所を指定します。
      • CONTROL ROOM のバージョン: テキストをインストールされている現在の Enterprise 11Control Room バージョンに置き換えます。cr.version の値は Enterprise 11 Control Room の最初の 3 桁です。たとえば、Control Roomバージョン 11.3.4.4 の場合、cr.version の値を「11.3.4」と入力します。
      • CONTROL ROOM のインストール パス: テキストを Control Room がインストールされている場所のフルパスに置き換えます。例: C:\Program Files\Automation Anywhere\Enterprise

      コマンドの例: bin\java -jar AAE_Export_Audit_Log_<version>.jar export.path="C:\Migration\Audit Log" cr.version="11.x.x" install.path="C:\Program Files\Automation Anywhere\Enterprise"

      ユーティリティは、指定した出力位置に es_export.json ファイルを生成します。生成された JSON ファイルには、最大 10,000 件のレコードが含まれています。監査データで使用可能なレコードが 10,000 件を超える場合、ユーティリティは複数の JSON ファイルを同じ場所に生成し、es_export_1. などのサフィックスを追加します。
    5. Automation 360 リポジトリ内に migration\es-data フォルダーを作成します。
    6. 出力場所にある JSON ファイルをコピーします。
      ユーティリティが複数の JSON ファイルを生成した場合は、すべてのファイルをコピーする必要があります。
    7. JSON ファイルを Server Files\migration\es-data フォルダーに貼り付けます。
      移行のために、11.3.x の監査ログ データをエクスポートする方法については、次のビデオを参照してください。

    8. Automation 360 ステージング環境にログインします。
    9. [管理] > [移行] の順に移動します。
    10. 画面右上の [Bot を移行] メニューから [監査ログを移行] をクリックします。
      es_export.json ファイルから監査ログデータを取得して移行し、Automation 360 Elasticsearch にアップロードする処理が開始されます。エントリは Automation 360 の [監査ログ] タブに表示されます。

      監査ログの移行が完了したら、[管理] > [移行] ページに移動して、監査ログの移行ステータスとその他の関連情報を確認します。移行の [タイプ] を [監査ログの移行] として、監査ログの移行結果をフィルタリングすることもできます。

      監査の移行のインスタンスごとにある [移行を表示] オプションをクリックすると、監査ログ ファイルのパス、および監査ログの移行時に各 es_export.json ファイルがスキップされた理由あるいは移行に失敗した理由などの追加情報が表示されます。

      移行レポートを表示

  • バージョン 11.2 以前の場合:
    1. Automation 360 ステージング環境にログインします。
    2. [管理] > [移行] の順に移動します。
    3. 画面右上の [Bot を移行] メニューから [監査データを移行] をクリックします。
      システムがデータベースから監査データの取得と移行を開始し、それを Automation 360 Elasticsearch にアップロードします。エントリは Automation 360 の [監査ログ] タブに表示されます。
    Enterprise 11 監査ログ データの移行については、次のビデオを参照してください。