AAApplicationPath 変数の移行方法
- 最終更新日2022/02/14
AAApplicationPath 変数の移行方法
AAApplicationPath 変数は Enterprise 11 および Enterprise 10 で、Bot の物理パスまたは現在の Bot で使用されるファイルを指定するために使われます。AAApplicationPath システム変数は、「クライアント アプリケーション」の [ツール] > [オプション] で設定されたパスを返します。
復元された Enterprise 11 データベースを使用した Enterprise 11 からの移行
復元された Enterprise 11 データベースを使用して Automation 360 に移行する場合、移行プロセスでは次のアクションが実行されます。
- 初めの Bot が Bot 移行ウィザード を使用して移行される際に、AAApplicationPath グローバル値を作成します。
- Enterprise 11 で各ユーザーのために指定された AAApplicationPath システム変数の値をコピーして、Automation 360 でその値をこれらすべてのユーザーに対する AAApplicationPath グローバル値に設定します。
- Enterprise 11 Bot で使用した参照を、Automation 360 Control Room で利用可能な AAApplicationPath グローバル値で更新し、AAApplicationPath を使用するように移行された Bot を更新する必要をなくします。
- Enterprise 11 Bot で設定された [タスクを実行] コマンドで、パスを更新します。たとえば、Enterprise 11 で [タスクを実行] コマンドのパスが $AAApplicationPath$\Automation Anywhere\My Tasks\child-task.atmx に設定されている場合、このパスは自動的に Bots\My Tasks\child-task.atmx after migration に変換されます。
そのため、手動での更新は必要なく、Bot は移行後そのまま実行されます。
復元された Enterprise 11 データベースを使用した Enterprise 11 からの移行を参照してください。
Enterprise 10 からの移行
Enterprise 10 から移行する場合、Automation 360 で [変更可能] オプションが選択されている状態で AAApplicationPath のグローバル値を手動で作成する必要があります。AAApplicationPath グローバル値を作成した後、Enterprise 10 で AAApplicationPath システム変数を使用したすべてのユーザーは Enterprise 10 で使用されている値で AAApplicationPath グローバル値を更新する必要があります。この更新を行うことで、Automation 360 で Bot を実行する際に、AAApplicationPath フォルダーの値が各ユーザーに対して一意に解決されます。
例: AAApplicationPath の Enterprise 10 のパス値が D:\John.Doe\My Documents\Automation Anywhere Files の場合、Automation 360 で AAApplicationPath グローバル値を作成し、このパスで更新する必要があります。
「Enterprise 10 から Automation 360 オンプレミス への移行の準備」を参照してください。
Enterprise 11 または Enterprise 10 から手動で移行する
Enterprise 11 または Enterprise 10 から手動移行する場合、Automation 360 で [変更可能] オプションが選択されている状態で AAApplicationPath のグローバル値を手動で作成する必要があります。AAApplicationPath グローバル値を作成した後、Enterprise 11 または Enterprise 10 で AAApplicationPath システム変数を使用したすべてのユーザーは Enterprise 11 または Enterprise 10 で使用されている値で AAApplicationPath グローバル値を更新する必要があります。
「手動移行の前提条件」を参照してください。