Bot Scanner の移行

Bot Scanner は、Enterprise 10 または Enterprise 11 Control Room で作成された Bots (タスク Bot および MetaBot) を分析します。スキャナーは、Bots、コマンド、変数について、移行の準備ができているものとまだ移行がサポートされていないものの数が要約されたレポートを生成し、移行の準備状況に関する推奨事項を提供します。

注: 新しいバージョンの Bot Scannerは、各 Automation 360 リリースとともにリリースされます。更新ごとに最新バージョンの Bot Scannerを使用して、Automation 360 での移行がサポートされているコマンドと変数を確認してくださいスキャナーは、お客様が使用する Automation Anywhere のコンポーネントに関する情報を取得し、移行のためにこれらのコンポーネントのサポートに優先順位を付けます。

Bot Scannerの使用に関する考慮事項

  • Bots をスキャンする前に、移行がサポートされている Enterprise 10 または Enterprise 11 Control Room のバージョンを使用していることを確認してください。

    移行をサポートしている Control Room のバージョン

  • Bot Scannerを実行するために Automation 360 をインストールする必要はありませんが、Enterprise 10 または Enterprise 11 のリポジトリへのアクセスは必須です。
  • 移行手順を実行する前に、Bot Scanner を実行する必要があります。

Bot Scanner の仕組み

Bot Scanner は、Enterprise 10 または Enterprise 11 のコンテンツを読み取り、分析用の概要レポートを提供します。スキャナーは、今すぐ移行すべきかどうかに関する推奨事項と、サポートされていないコマンドが Automation 360 でサポートされる時期に関する推定利用可能日 (ETA) を提供します。

注: Bot Scannerは、Bots の移行などのアクションを実行しません。移行の準備ができていない場合、Bot ScannerBots を移行できない理由を特定します。
注: Automation 360 v.33 リリース以降では、認証 API が v1 から v2 に更新されました。以前のバージョンの Control Room ビルド (v.32、v.31 など) を使用している場合は、Bot Scanner も以前のバージョンを使用していることを確認してください。Control Room v.33 以降のビルドの場合は、Control Room v2 API 更新と互換性がある Bot Scanner バージョン 10.11.1 以降を使用していることを確認してください。

Bots (.atmx および .mbot ファイル) は指定した場所でスキャンされ、概要レポートは次の情報を提供します。

  • Bots がスキャンされた回数
  • Automation 360 に移行できる/移行できない Bots の数
  • スキャンされた Bots で使用され、Automation 360 でサポートされているコマンドおよび変数
  • Automation 360 に移行されるコマンドで確認が必要な変更が含まれるもの
注: Bot Scannerは、概要レポートを HTML 形式で生成し、Bot ごとの個別のレポートを XML 形式で生成します。

Bot Scannerのレポート

Bot Scannerは、移行を開始すべきかどうかを判断するのに役立つ次のレポートを生成します。

移行を続行
移行できる Bots95% 以上の場合に推奨されます。Bots の大半は移行の準備ができているため、移行の要件を満たしています。残りの Bots を移行するには、移行の前後に何らかの作業を実行しなければならない場合があります。
移行を待つ
移行できる Bots95% 未満の場合に推奨されます。この場合、Automation 360 の次のリリースで利用可能になる最新バージョンの Bot Scannerを実行して、移行の適格性を評価する必要があります。

Bot Scanner レポートの共有によるエクスペリエンスの向上

Bot Scannerで生成されたレポートを共有することで、Automation 360 への移行エクスペリエンスを向上させることができます。これらのレポートは、エンジニアリング チームがお客様がより頻繁に使用するコンポーネントのサポートに集中するのに役立ちます。

重要: 共有レポートのプライバシーは維持されます。個人識別情報 (PII) は含まれておらず、共有前にレポートをレビューできます。詳細については、カスタマー サクセス マネージャー (CSM) またはパートナー イネーブルメント マネージャー (PEM) にお問い合わせください。

EOL 機能用 Bot Scanner

EOL 機能に関する Automation 360 Bot Scanner の情報については、「基本認証のために Bot をスキャンする」を参照してください。