移行用のパッケージ マッピング

このページには、Enterprise 10 および Enterprise 11 のコマンドに関する情報と、それぞれの Automation 360 のアクションまたはパッケージへのマッピング方法が記載されています。場合によっては、Enterprise 10 または Enterprise 11 のコマンドが複数の Automation 360 のアクションに移行します。これは、移行された Bot の動作が変わらないようにするためです。

Automation 360 には、[レガシー オートメーション] という新しいパッケージがあります。このパッケージは、移行中に必要な追加サポートを提供します。[レガシー オートメーション] パッケージは移行時にのみ使用します。新しい Bot の開発にこのパッケージを使用することは推奨されませんレガシー オートメーション パッケージ

Bot は、移行を実行するユーザーが認証済みプロキシ サーバーを使用している場合に移行できます。

注: [Edge の IE モード] を使用した Enterprise 11 または Enterprise 10 から Automation 360 への Internet Explorer Bot の移行と変換をサポートするパッケージアクションのリストについては、「パッケージとアクション」を参照してください。

Active Directory

各 [Active Directory] コマンドは、[接続] および [接続解除] アクションに移行されます。各コマンドは、次のように移行されます。

Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
ユーザーを作成 ユーザーを作成
[グループ名を変更] オプションが選択された [グループを変更] コマンド グループ名を変更
[グループを削除] オプションが選択された [グループを変更] コマンド グループを削除
[ユーザーをグループに追加] オプションが選択された [グループを変更] コマンド ユーザーをグループに追加
[グループからユーザーを削除] オプションが選択された [グループを変更] コマンド グループからユーザーを削除
[プロパティを設定] オプションが選択された [グループを変更] コマンド グループ プロパティを設定
[ユーザーアカウントの無効化] オプションが選択された [グループを変更] コマンド ユーザーアカウントの無効化
[ユーザーの詳細を更新] オプションが選択された [グループを変更] コマンド ユーザーの詳細を更新
[ユーザー名を変更] オプションが選択された [ユーザーを変更] コマンド ユーザー名を変更
[ユーザーを削除] オプションが選択された [ユーザーを変更] コマンド ユーザーを削除
[ユーザー アカウントの有効化] オプションが選択された [ユーザーを変更] コマンド ユーザー アカウントの有効化
[アカウント オプションを更新] オプションが選択された [ユーザーを変更] コマンド アカウント オプションを更新
[パスワードを変更] オプションが選択された [ユーザーを変更] コマンド パスワードを変更
[コンピューター オブジェクト] オプションが選択された [オブジェクトを作成] コマンド コンピューター オブジェクト
[組織ユニット オブジェクト] オプションが選択された [オブジェクトを作成] コマンド 組織ユニットを作成
[クエリを実行] オプションが選択された [検索] コマンド クエリを実行
[グループの全ユーザーを取得] オプションが選択された [検索] コマンド グループの全ユーザーを取得
[ユーザー] オプションが選択された [プロパティを取得] コマンド ユーザー プロパティを取得
[グループ] オプションが選択された [プロパティを取得] コマンド グループ プロパティを取得
[コンピューター] オプションが選択された [プロパティを取得] コマンド コンピューター プロパティを取得
[組織ユニット] オプションが選択された [プロパティを取得] コマンド 組織ユニット プロパティを取得
[コンピューター] オブジェクト タイプと [オブジェクト名を変更] オプションが選択された [オブジェクトを変更] コマンド コンピューター名を変更
[コンピューター] オブジェクト タイプと [オブジェクトを削除] オプションが選択された [オブジェクトを変更] コマンド コンピューターを削除
[コンピューター] オブジェクト タイプと [オブジェクトを移動] オプションが選択された [オブジェクトを変更] コマンド コンピューターを移動
[コンピューター] オブジェクト タイプと [プロパティを設定] オプションが選択された [オブジェクトを変更] コマンド コンピューター プロパティを設定
[組織ユニット] オブジェクトと [オブジェクト名を変更] オプションが選択された [オブジェクトを変更] コマンド 組織ユニット名を変更
[組織ユニット] オブジェクトと [オブジェクトを削除] オプションが選択された [オブジェクトを変更] コマンド 組織ユニットを削除
[組織ユニット] オブジェクトと [オブジェクトを移動] オプションが選択された [オブジェクトを変更] コマンド 組織ユニットを移動
[組織ユニット] オブジェクトと [プロパティを設定] オプションが選択された [オブジェクトを変更] コマンド 組織ユニット プロパティを設定

Active Directory パッケージ」を参照してください。

アプリ統合

Automation 360 の [アプリ統合] は、Enterprise 10/Enterprise 11 とは異なり、各テクノロジーに対するアクションはありません。Automation 360 では、すべてのアクションは個々のアクションに分割されます。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
ウィンドウからテキストをキャプチャする [アプリ統合] コマンド アプリ統合パッケージの [ウィンドウからテキストをキャプチャ] アクション
[グループ名を変更] オプションが選択された [グループを変更] コマンド グループ名を変更
[グループを削除] オプションが選択された [グループを変更] コマンド グループを削除
[ユーザーをグループに追加] オプションが選択された [グループを変更] コマンド ユーザーをグループに追加
デプロイ時にアプリケーション ウィンドウのサイズを変更する Enterprise 11 Bot は、Automation 360 に移行できます。

アプリ統合 パッケージ」を参照してください。

クリップボード

クリップボードのすべてのコマンドは、Automation 360 の [クリップボード] パッケージの同等のアクションに移行されます。動作やコマンド名に変更はありません。

Clipboard パッケージ」を参照してください。

コメント

コメントAutomation 360 の [コメント] アクションに移行されます。

コメント コマンドは、変数または $ 記号を含んでいる場合、移行後に無効になります。

データベース

Enterprise 10/Enterprise 11 は ODBC ドライバーを使用し、Automation 360 は JDBC ドライバーを使用します。

[SQL クエリ] アクションは、Automation 360 では [読み取り] と呼ばれます。

下表は、現在移行できるコマンドを示しています。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
接続 [接続] コマンドに移行されます。Automation 360 でサポートされていない接続文字列がある場合、その理由は環境によって異なります。移行処理の一環として、詳細情報を表示できます。問題の解決が必要な場合は、技術サポートに連絡してください。

0 は Automation 360 では有効なタイムアウト値ではありません。移行処理は、0 を空の値に置き換えます。

ストアド プロシージャの実行 パラメーター名と出力パラメーターは、Automation 360 の必須フィールドです。
重要: Bot を移行した後で、[ストアド プロシージャを実行] アクションにパラメーター名と出力パラメーター タイプを指定する必要があります。

データベース パッケージ」を参照してください。

遅延

[遅延] コマンドは、Automation 360 の [遅延] アクションに移行されます。[遅延 (ミリ秒)] および [遅延 (秒)] オプション (Enterprise 11) は、[時間単位] 領域内のラジオ オプション (Automation 360) に変更されました。「遅延 パッケージ」を参照してください。

E メール

Enterprise 10 または Enterprise 11 には、E メール コマンドのセッションはありません。ただし Automation 360 には、E メール セッションの開始および終了を確認するための [接続] および [接続解除] アクションがあります。したがって、移行中は、それぞれの E メールのアクションの前に [接続] アクションが配置され、それぞれの E メールのアクションの後に [接続解除] アクションが配置されます。

[すべてのメッセージを取得] コマンドの [添付ファイルを保存] オプションは、Automation 360 では [E メール] パッケージの [添付ファイルを保存] という専用のアクションになりました。

Exchange Web Services (EWS) サーバーで E メール関連タスクを自動化するために作成された Bot の場合、[すべてのメッセージを取得] コマンドは [ループ] アクションに移行され、反復が [メールボックス内の各メール] に設定されます。同様に、[削除] コマンドと [すべてを削除] コマンドも、[削除] と [すべてを削除] アクションに移行されます。

[認証タイプ] が OAuth2 に設定された E メール パッケージを含む Enterprise 11 Bot を移行する場合、パッケージに含まれているほとんどのパラメーターが、Automation 360 で同じ値に移行します。ただし、以下のパラメーターは異なる値で移行します。
  • IMAP および POP3 の各プロトコルは、Automation 360 の対応する E メール サーバーに移行します。
  • [ローカルのタイムゾーンを使用] は、Automation 360 のブール値として [ループ] アクションに移行します。

E メール パッケージ」を参照してください。

エラー処理

無効にされた エラー処理 コマンドが Automation 360 に移行されることはありません。

[エラー処理を開始] および [エラー処理を終了] は、Automation 360エラー ハンドラー パッケージの [試行/キャッチ] ブロックに移行されます。[エラー処理を開始] で利用できる多くのオプションは、それぞれの Automation 360 のアクションへ移行されます。
注: ループで [試行/キャッチ] ブロックを使用した際に例外エラーを回避するには、すべてのコマンド入力を検証することをお勧めします。

Enterprise 11 では、Bot が以下の条件や機能を使用していた場合、マイグレーション後、Bot 実行の失敗を防ぐために、次のような場合に [試行/キャッチ] ブロックが Automation 360 に追加されます。

  • Bot が [エラー処理] ステートメントを使っている場合。
  • Bot が Excel システム変数を使用している場合。
詳細については、下表を参照してください。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
続行 デフォルトでは、Automation 360 の [キャッチ] ブロックを実行した後、実行が続行されます。
停止 [タスク] パッケージの [停止] アクションが [キャッチ] ブロックに追加されます。
スナップショット
[スナップショットの作成] オプションを選択して、かつ Enterprise 11 Bot の [ファイル パス] フィールドに場所を指定した場合は、移行された Bot に次が含まれます。
  • エラー画面をキャプチャするためのスクリーン パッケージの [デスクトップをキャプチャ] アクション。
  • テキスト ファイルにエラー メッセージをキャプチャするためのファイルに記録パッケージの [ファイルに記録] アクション。
  • 日時値を文字列に変換するための日時パッケージの [文字列に変換] アクション。文字列は、エラーメッセージとともにテキスト ファイルに保存されます。
上記のアクションは、移行された Bot の [キャッチ] ブロックに追加され、キャプチャされた画像とエラー メッセージは、Enterprise 11 Bot の [ファイル パス] フィールドで指定された場所に保存されます。
[スナップショットの作成]、[E メールを送信]、[スナップショットを添付] オプションを選択し、かつ Enterprise 11 Bot の [ファイル パス] フィールドに場所を指定しなかった場合、移行された Bot には次が含まれます。
  • キャプチャした画像とエラー メッセージを含むテキスト ファイルの一時的な保存場所を作成するためのフォルダー パッケージの [作成] アクション
  • エラー画面をキャプチャするためのスクリーン パッケージの [デスクトップをキャプチャ] アクション。
  • テキスト ファイルにエラー メッセージをキャプチャするためのファイルに記録パッケージの [ファイルに記録] アクション。
  • 日時値を文字列に変換するための日時パッケージの [文字列に変換] アクション。文字列は、エラーメッセージとともにテキスト ファイルに保存されます。
  • 画像とテキスト ファイルを添付して E メール通知を送信するための E メール パッケージの [作成] アクション
  • 一時的な場所に保存された画像とテキスト ファイルを削除するためのFile パッケージの [削除] アクション
上記のアクションは、移行された Bot の [キャッチ] ブロックに追加されます。
タスクを実行 [タスク] パッケージの [実行] アクションが [試行] ブロックに追加されます。

Bot にエラーが発生すると、Bot は親 Bot の次のアクションの実行を続行します。

ファイルに記録 [ファイルに記録] アクションが [キャッチ] ブロックに追加されます。
E メールを送信 [E メール] パッケージの [送信] アクションが [キャッチ] ブロックに追加されます。

[変数を添付] オプションを使用した E メールの添付ファイルとして送信された タスク Bot 変数と変数値も移行されます。

変数の割り当て [文字列] パッケージの [代入] アクションが [キャッチ] ブロックのそれぞれの条件とともに追加されます。

エラー ハンドラー パッケージ」を参照してください。

Excel

Enterprise 10/Enterprise 11 の Excel コマンドは、[Excel の高度な操作] パッケージの各 Automation 360 アクションに移行されます。

Enterprise 11 では、Bot は、ファイル拡張子が指定されていない場合でも Microsoft Excel スプレッドシートを開くことができます。Automation 360 では、ファイル拡張子が提供されていない場合、移行された Bot は、Excel の高度な操作 パッケージの [開く] アクションを使用して Microsoft Excel スプレッドシートを開きます。

Enterprise 10/Enterprise 11 では、[複数のセルを取得] と [すべてのセルを取得] コマンドによって返されるデータは、[ループ] > [Excel Dataset の各行] コマンドに返されます。Automation 360 では、[複数のセルを取得] と [すべてのセルを取得] の機能は [ループ] > [Excel Dataset の各行] アクションで使用できるので、これらのコマンドから返される値は、実際のアクションではなく、ループに移行されます。

[セルの指定] および [セル値を取得] オプションのある [1 つのセルを取得] コマンドを使用する Bot は、移行後に選択する [セルの指定] および [セル値の読み取り] オプションのある Excel の高度な操作 パッケージの [1 つのセルを取得] アクションに移行されます。

[Excel の高度な操作] > [セルの範囲] オプションで移行した Bot を実行する場合は、[開始セル] および [終了セル] フィールドの最後の文字として数値を使用していることを確認してください (例: testa1)。最後の文字をアルファベット文字にすることはできません。

下表にアクション名の変更を示します。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
スプレッドシートを保存 ブックを保存
スプレッドシートを開く 開く
スプレッドシートを閉じる 閉じる
注: Bot を [Excel: 閉じる] アクションを Enterprise 10/Enterprise 11 で使用して移行すると、Bot により読み取り専用ファイルの [保存] オプションが無視されますが、Automation 360 では次のプロンプトが表示されます。ファイルはすでに存在します
セルを取得 [1 つのセルを取得] と [複数のセルを取得] アクションに分割
注: [セルを取得] アクションは、Enterprise 10/Enterprise 11Automation 360 の出力を、ブール値や日付などの特定のデータ タイプとして、さまざまな形式で取得します。
シートをアクティブ化 シートに切り替え
注: Enterprise 11 では、[シートをアクティブ化] コマンドを含む Bot は、非表示のワークシートに切り替えて操作を実行しません。ただし、Automation 360 への移行後、同等の [ワークシートに切り替え] アクションが含まれている Bot は、非表示のワークシートに切り換え、そこで操作を実行します。操作の終了後、ワークシートは非表示のままになり、アクティブ化されません。
検索/置換 [検索] と [置換] アクションに分割

[Excel] > [検索] アクションを使用して Bot を移行すると、値がセル アドレスの先頭に存在する場合、移行された Bot は、Enterprise 11Automation 360 での [テキストを検索] に対して、同じ出力結果を異なる順序で取得します。たとえば、A2、B5、D15 のセル アドレスに値 XYZ がある場合に範囲 A2:D15 で XYZ を検索すると、Enterprise 11Bot は結果をB5D15A2 の順序で収集します。ただし、移行された Bot は、結果を次のような異なる順序で収集します: A2B5D15 (Automation 360 への移行後)。

Excel の高度な操作 パッケージ」を参照してください。

  • Enterprise 11 または Enterprise 10 および Automation 360 では、セッション (Microsoft Excel スプレッドシートを開くために使用) は親の Bot と子 Bot の間で共有することができます。Automation 360 では、子 Bot から共有セッションを閉じることができます。
    注: 複数のスプレッドシートを使用して単一の操作を自動化する場合は、スプレッドシートごとに異なるセッション名を使用する必要があります。同じセッション名を使用してすべてのスプレッドシートを自動化する場合は、まずスプレッドシートのセッションを閉じてから、別のスプレッドシートで同じセッション名を使用する必要があります。
  • Enterprise 11 または Enterprise 10 では、読み取り専用のスプレッドシートを保存しようとすると、エラーが表示されません。一方、Automation 360 では、読み取り専用のスプレッドシートを保存しようとすると、ワークブックを保存できないというエラー メッセージが表示されます。

    回避策: ファイルの [編集] アクセス権を持っていることを確認し、オペレーションを再試行します。問題が解決しない場合は、システム管理者にお問い合わせください。そのようなファイルでは、[書き込み] アクションは許可されません。

ファイルとフォルダー

[ファイル/フォルダー] のすべてのコマンドは、[ファイル] と [フォルダー] パッケージに分割されています。

Automation 360 では、[ファイル] 関連の以下のアクションが変更されています。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
ファイルをコピー File パッケージのコピー アクション
ファイルを作成 File パッケージの作成アクション
ファイルのショートカットを作成 File パッケージのショートカット作成アクション
ファイルを削除 File パッケージの削除アクション
ファイルを開く File パッケージの開くアクション
ファイルを印刷 File パッケージの印刷アクション
ファイル名を変更 File パッケージの名前変更アクション
ファイルを解凍 フォルダー パッケージの解凍アクション
ファイルを圧縮 フォルダー パッケージの圧縮アクション
Automation 360 では、[フォルダー] 関連の以下のアクションが変更されています。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
フォルダーをコピー フォルダー パッケージのコピー アクション
フォルダーを作成 フォルダー パッケージの作成アクション
フォルダーのショートカットを作成 フォルダー パッケージのショートカット作成アクション
フォルダーを削除 フォルダー パッケージの削除アクション
フォルダーを開く フォルダー パッケージの開くアクション
フォルダー名を変更 フォルダー パッケージの名前変更アクション

File パッケージ」および「フォルダー パッケージ」を参照してください。

Enterprise 11 Bot では、[ファイルをコピー]、[ファイルを削除]、[複数のファイルを印刷]、[ファイル名を変更]、および [ファイルを圧縮] コマンドで正規表現を使用して、操作の実行対象のファイルを検索できます。Automation 360 の同等のアクションでも、正規表現を使用して、操作の実行対象のファイルを検索することができます。

FTP/SFTP

[FTP/SFTP] のすべてのコマンドは、Automation 360 の [FTP/SFTP] パッケージの同等のアクションに移行されます。動作やコマンド名に変更はありません。

[ファイルを取得] および [フォルダーを取得] アクションは、MM/DD/YYYY 以外の形式の値を持つ変数として提供される日付に基づく追加条件がある場合、ランタイム エラーを返します。このようなインスタンスは、Bot の移行後に修正する必要があります。移行処理中、これらの 2 つのアクションは、日時のフィルタリングが行われたときに、移行された Bot にエラー ハンドラーを追加します。

Enterprise 11 では、BotFTP/SFTP コマンドを使用していた場合、移行後、それぞれの FTP/SFTP アクションAutomation 360 のローカル セッションに割り当てられます。

If/Else

文字列条件を含む変数
「 次の演算子を使用する 条件 は、Automation 360 では文字列条件として移行されます。
  • =
  • < >
  • 含む
  • 含まない

[文字列] サブタイプの [ランダム] 変数の場合、Automation 360 では、[If] 条件の上にランダム文字列を生成するために [文字列] パッケージの [ランダム文字列の生成] アクションが追加され、移行されたそれぞれの変数に値が割り当てられます。

数値条件を含む変数
「 次の演算子を使用する 条件 は、Automation 360 では数値条件として移行されます。
  • >=
  • <=
  • >
  • <

[数字] サブタイプの [ランダム] 変数の場合、Automation 360 では、[If] 条件の上にランダム文字列を生成するために [数字] パッケージの [乱数の割り当て] アクションが追加され、移行されたそれぞれの変数に値が割り当てられます。

日付を含む値型変数
システムは、変数上の条件に日付値があるかどうかを評価しようとします。日付値が見つかると、Automation 360 では [日時] 条件で If を移行します。それ以外の場合は、システムは、使用する演算子に基づいて文字列または数値条件として移行します。この場合、日付操作が関係している場合は、Bot の移行後に日付条件に変更する必要があります。

また、データと互換性のある日付形式に変更する必要がある場合もあります。日付を文字列に変換する際に使用するデフォルトの形式は、MM/dd/yyyy HH:mm:ss です。

条件 パッケージ」を参照してください。

画像認識
Enterprise 10/Enterprise 11 の [画像認識] 条件のある [If] コマンドは、選択されている Enterprise 10/オプションに応じて、Automation 360 では、以下のいずれかのアクションになります。
  • [If] > [画像ファイルが画像ファイルで見つかる] - Enterprise 10 または Enterprise 11 において、Image1 で [ファイルから] オプションが選択されていて、かつ Image2 で [ファイルから] オプションが選択されている場合に作成されます。
  • [If] > [画像ファイルがウィンドウで見つかる] - Enterprise 10 または Enterprise 11 において Image1 で [ファイルから] オプションが選択されていて、かつ Image2 で [ウィンドウから] オプションが選択されている場合に作成されます。
  • [If] > [ウィンドウが画像ファイルで見つかる] - Enterprise 10 または Enterprise 11 において Image1 で [ウィンドウから] オプションが選択されていて、かつ Image2 で [ファイルから] オプションが選択されている場合に作成されます。
  • [If] > [ウィンドウがウィンドウで見つかる] - Enterprise 10 または Enterprise 11 において Image1 で [ウィンドウから] オプションが選択されていて、かつ Image2 で [ウィンドウから] オプションが選択されている場合に作成されます。

条件 パッケージ」を参照してください。

重要: 条件に日付が含まれる場合、特定の状況では、Bot 移行後の移行情報を日付条件に変更する必要があります。
下表は、それぞれの Automation 360 の条件にさまざまな条件がどのように移行されるかを示しています。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
タスクの実行に成功またはタスクの実行に失敗 [タスク Bot] パッケージの同等の [If] 条件に移行されます。
スクリプトの実行に成功またはスクリプトの実行に失敗 [スクリプトの実行に成功]/[スクリプトの実行に失敗] は、それぞれ [レガシー オートメーション] パッケージの [If] > [スクリプトの実行に成功][If] > [スクリプトの実行に失敗] アクションに移行されます。
オブジェクトのプロパティ [レコーダー] パッケージの [If] > [条件] > [ウィンドウが存在する場合] および [オブジェクト] 条件に移行されます。
アプリケーション実行中またはアプリケーション非実行中 [アプリケーション] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
ファイルが存在する、ファイルが存在しない、ファイル作成日、ファイル サイズ [ファイル] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
フォルダーが存在する / フォルダーが存在しない [フォルダー] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
Ping に成功または Ping に失敗 [Ping] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
Web コントロールが存在する / Web コントロールが存在しない [レガシー オートメーション] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
ウィンドウが存在する / ウィンドウが存在しない [子と隠されたウィンドウを表示] オプションが選択されている次のコマンドは、Automation 360 の [レガシー オートメーション] パッケージに移行されます。
  • [If] > [条件] > [ウィンドウが存在する]
  • [If] > [条件] > [ウィンドウが存在しない]
ロジック成功 / ロジック失敗 [If] コマンドは、[If] > [タスクの実行に成功][If] > [タスクの実行に失敗] にそれぞれ移行されます。

[Else If] コマンドは、[Else If] > [タスクの実行に成功][Else If] > [タスクの実行に失敗] にそれぞれ移行されます。

[ロジック成功] と [ロジック失敗] 条件を使用して出力変数を親 Bot に返す Bot は、Automation 360 に移行できます。

Credential Vault 変数を使用する Bot は、[If] > [ロジック成功] コマンドと [If] > [ロジック失敗] コマンドの両方で 1 つの MetaBot ロジック から別の MetaBot ロジック に渡されます。

名前が変更された ロジック (子) を含む ロジック (親) がある MetaBot を移行できます。子 ロジック が親 ロジック へマッピングされた後でその名前が変更された場合、この親 ロジック マッピングは新しい名前で移行されます。

v.25 から適用: [If] > [ロジック成功] コマンドまたは [If] > [ロジック失敗] コマンドを使用する Enterprise 11 または Enterprise 10Bot は、マッピング後に参照する MetaBot ロジックの名前が変更された、または相対パスが変更された場合に移行されます。TaskBot にマッピングされた後に MetaBot ロジックの名前が変更されるか、パスが変更されると、TaskBot は、MetaBot ロジック の新しい名前またはパスで移行されるようになりました。

[ロジック成功] コマンドが Credential Vault 変数を渡す場合に Bot がどのように移行されるかについては「移行用のパッケージ マッピング」を参照してください。

サービス実行中 / サービス非実行中 [If] コマンドは、[If] > [サービスが実行されています][If] > [サービスが実行されていません] に移行されます。

[ElseIf] コマンドは、[Else If] > [サービスが実行されています][Else If] > [サービスが実行されていません] に移行されます。

画像認識

[画像認識] コマンドは、Automation 360 では [ウィンドウ画像内のファイル画像の検索] と [別ウィンドウ画像内の検索] アクションに分割されています。

Automation 360 では、[詳細] オプションがデフォルトの比較モードとして使用されます。Enterprise 10 および Enterprise 11 に存在したその他の比較モード ([グレースケール]、[標準]、[モノクローム] など) は Automation 360 では非表示になっていますが、移行後 Automation 360 での挙動と一致します。移行処理では、情報が自動的にマッピングされるので、Bot に関連する影響はありません。

[条件]、[If/Else]、[ループ] のアクションを含む、画像認識で移行された Bot を実行すると、ウィンドウが存在しない場合にエラーが表示されます。

コマンドで以下のファイル形式以外が使用されていると、[画像認識] コマンドを使用する Bot の移行が失敗することがあります。
  • .jpg
  • .jpeg
  • .jpe
  • .jfif
  • .bmp
  • .gif
[画像認識] パッケージ」を参照してください。

キーストロークの挿入

このコマンドは、Automation 360 では [キーストロークのシミュレーション] と呼ばれます。以下のキーストローク表記が変更されています。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
[PAGE UP] [PAGE-UP]
[NUM LOCK] [NUM-LOCK]
[SCROLL LOCK] [SCROLL-LOCK]
[PAGE DOWN] [PAGE-DOWN]
[CAPS LOCK] [CAPS-LOCK]
[UP ARROW] [UP-ARROW]
[LEFT ARROW] [LEFT-ARROW]
[RIGHT CLICK] [MENU]
[RIGHT ARROW] [RIGHT-ARROW]
[DOWN ARROW] [DOWN-ARROW]
[ALT GR DOWN] [ALT GR DOWN]
[ALT GR UP] [ALT-GR UP]
[$] [DOLLAR]

Enterprise 11 または Enterprise 10 では、遅延時間は合計文字数で分割され、各文字ストローク間で適用されます。Automation 360 では、指定した遅延は、各キーストローク間の時間に適用されます。

Automation 360 のレガシーの [キー入力の遅延を取得する] アクションは、[キーストロークのシミュレーション] アクションを含む移行済み Bot をサポートします。レガシーの [キーストロークの遅延を取得] アクションは、キーストロークの挿入コマンドの Enterprise 11 Bot で定義される遅延時間を一致させて、[キーストロークのシミュレーション] アクションAutomation 360 の同じ値をシミュレートします。移行後、キーストロークの入力が速くなった場合 (例: Microsoft 365 Excel でショートカットを実行するために使用されるキーストローク)、[キーストロークのシミュレーション] アクション の後に [遅延] アクションを追加して、Bot が問題なく実行できるようにします。移行した Bot では、レガシーの [キーストロークの遅延を取得] アクションにより、Enterprise 11 で見られるのと同様の遅延が発生し、移行した BotEnterprise 11 で見られるのと同じ出力を発生させます。しかし、この変更により、移行後にコマンドが複数行に分割されることになります。

Enterprise 11 または Enterprise 10Bot で [キーストロークの暗号化] オプションが選択されている場合は、移行後に値が Credential Vault に保存されます。移行処理では、Credential Vault に次の属性を持つロッカーが作成されます。
  • Automation 360 で作成されるロッカーの名前は、AAE_<folder_name> です (folder_name は、移行した Bot が存在するフォルダーです)。

    移行された Bot はこのロッカーを使用します。Bot を含むフォルダーに対する権限を持つユーザーは、ロッカーにアクセスできます。移行の実行ユーザーには、[資格情報の標準属性を作成] 権限が必要です。

  • ロッカーには、Bot ごとに資格情報が 1 つだけ含まれます。作成される資格情報の名前は、タスク Bot では Keystrokes_<bot name>MetaBot では Keystrokes_<Metabot name>_<Logic name> になります。
  • ロッカーの属性は、Encrypted_keystrokes という名前で作成されます。
同じ名前のロッカー、資格情報、または属性がすでに存在する場合は、ロッカー名、資格情報名、または属性名に数値が付加されます。たとえば、それぞれ AAE_<folder_name>_1Keystrokes_<bot name>_1Encrypted_keystrokes_1 になります。ロッカー、資格情報、または属性の名前が 50 文字を超える場合は、名前を 50 文字に制限するために、末尾の文字が切り捨てられます。
注: ローカル デバイスに存在していて [キー入力の暗号化] オプションが選択されている Bot は移行できません。

キーストロークのシミュレーション パッケージ」を参照してください。

Web サイトを開く

このコマンドは、Automation 360 では [ブラウザ] パッケージの [開く] アクションに移行されます。

レガシー製品で [Edge] または [デフォルト ブラウザをオーバーライド] オプションが選択されていないコマンドは、移行後に [デフォルト ブラウザ] を使用するように自動的に変更されます。

Automation 360 でサポートされているすべてのブラウザの新しいウィンドウで Web サイトを開く Enterprise 11 Bot を移行できます。Internet Explorer ブラウザの新しいタブまたは既存のタブで Web サイトを開く Enterprise 11 Bot は、Automation 360 に移行できます。新しいウィンドウ、タブ、または既存のタブで Web サイトを開く同等のオプションは、移行した Bot で選択します。

注: Microsoft Edge レガシー ブラウザはサポートされなくなりましたが、Microsoft Edge Chromium ブラウザはサポートされています。そのため、Microsoft Edge レガシー ブラウザを使用して新しい Bot を作成することはできません。ただし、Microsoft Edge レガシー ブラウザで作成された既存の Bot は、Google ChromeMicrosoft Edge Chromium ブラウザなどのサポートされている他のブラウザを使用して更新できます。

ブラウザ パッケージ」を参照してください。

重要: Microsoft Edge ブラウザを使用して Enterprise 11 または Enterprise 10Bot を作成した場合は、最初にこれらの Bot を別のブラウザに移植してから、移行する必要があります。

ファイルに記録

このコマンドは、Automation 360 の [ファイルに記録] アクションに移行されます。

ファイルに記録 パッケージ」を参照してください。

ループ

次の表は、ループ コマンドがどのように同等の Automation 360 アクションパッケージに移行されるかを示しています。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
[時間] オプションが選択された ループ コマンド [n 回] オプションが選択されたループ パッケージループ アクション
[リスト] オプションが選択された ループ コマンド [n 回] オプションが選択されたループ パッケージループ アクション
[Excel Dataset の各行] オプションが選択された ループ コマンド [ワークシート内の各行] オプションが選択されたループ パッケージループ アクション

ループ内で使用されるシステム変数 [$Excel Column$] は、同じ反復子で指定されるユーザー定義済み変数になりました。

[SQL クエリ Dataset の各行] オプションが選択された ループ コマンド [SQL クエリ Dataset の各行に対して] オプションが選択されたループ パッケージループ アクション

ループ内で使用されるシステム変数 [$Dataset Column$] は、同じ反復子で指定されるユーザー定義済み変数になりました。

[フォルダー内の各ファイル] オプションが選択された ループ コマンド [フォルダーの各ファイルに対して] オプションが選択されたループ パッケージループ アクション

システム変数 [$Filename$] と [$Extension$] は、同じ反復子で指定されるディクショナリ変数のキー名と拡張子になりました。 Enterprise 11 では、フォルダーが存在しなくても、Bot はエラーになりません。 Automation 360 では、フォルダーが存在しないと、移行された Bot はエラーになります。

[フォルダー内の各フォルダー] オプションが選択された ループ コマンド [フォルダー内の各フォルダーに対して] オプションが選択されたループ パッケージループ アクション

ループ内で使用されるシステム変数 [$Folder name$] は、同じ反復子に指定されるユーザー定義済み変数になりました。Enterprise 11 では、フォルダーが存在しなくても、Bot はエラーになりません。 Automation 360 では、フォルダーが存在しないと、移行された Bot はエラーになります。

[CSV/テキスト ファイル内の各行] オプションが選択された ループ コマンド [CSV/TXT の各行に対して] オプションが選択されたループ パッケージループ アクション

ループ内で使用されるシステム変数 [$Filedata Colum$] は、同じ反復子で指定されるユーザー定義済み変数になりました。

[メール サーバーの各 E メール メッセージ] オプションが選択された ループ コマンド [メールボックス内の各メール] オプションが選択された ループ パッケージループ アクション

システム変数 [$Email Cc$]、[$Email From$]、[$Email Message$]、[$Email Received Date$]、[$Email Received Time$]、[$Email Subject$]、および [$Email To$] は、それぞれ [emailCc]、[emailFrom]、[emailMessage]、[emailReceivedDate]、[emailReceivedTime]、[emailSubject]、および [emailTo] という同じ反復子で指定されるディクショナリ変数のキーになりました。

[XML データベースの各ノード] オプションが選択された ループ コマンド [XML データベースの各ノード] オプションが選択されたループ パッケージループ アクション

ループ内で使用されるシステム変数 [$XML Data Node$] は、同じ反復子で指定されるユーザー定義済み変数になりました。

[子と隠されたウィンドウを表示] オプションが選択されている次のコマンドは、Automation 360 の [レガシー オートメーション] パッケージに移行されます。
  • [ループ] > [条件] > [ウィンドウが存在する]
  • [ループ] > [条件] > [ウィンドウが存在しない]
文字列条件を含む変数
「 次の演算子を使用する 条件 は、Automation 360 では文字列条件として移行されます。
  • =
  • < >
  • 含む
  • 含まない

[文字列] サブタイプの [ランダム] 変数の場合、Automation 360 では、[If] 条件の上にランダム文字列を生成するために [文字列] パッケージの [ランダム文字列の生成] アクションが追加され、移行されたそれぞれの変数に値が割り当てられます。

数値条件を含む変数
「 次の演算子を使用する 条件 は、Automation 360 では数値条件として移行されます。
  • >=
  • <=
  • >
  • <

[数字] サブタイプの [ランダム] 変数の場合、Automation 360 では、[If] 条件の上にランダム文字列を生成するために [数字] パッケージの [乱数の割り当て] アクションが追加され、移行されたそれぞれの変数に値が割り当てられます。

日付条件を含む変数
システムは、変数上の条件に日付値があるかどうかを評価しようとします。日付値が見つかると、Automation 360 では [日時] 条件で IF を移行します。それ以外の場合は、システムは、使用する演算子に基づいて文字列または数値条件として移行します。この場合、日付操作が関係している場合は、Bot の移行後に日付条件に変更する必要があります。

また、データと互換性のある日付形式に変更する必要がある場合もあります。日付を文字列に変換する際に使用するデフォルトの形式は、MM/dd/yyyy HH:mm:ss です。

リスト型変数
型が [リスト] の変数条件のループは、条件で使用される演算子に基づいて [文字列] 条件または [数値] 条件のいずれかに移行されます。システムはリスト インデックスを使用して条件を検証します。
Web コントロールが存在する / Web コントロールが存在しない
[Web コントロールが存在] と [Web コントロールが存在しない] 条件付きのループは、[レガシー オートメーション] パッケージの [ループ] > [While 条件] の [Web コントロールが存在] と [Web コントロールが存在しない] にそれぞれ移行されます。
それぞれの Automation 360 の条件にさまざまな条件がどのように移行されるかについては、次の表を参照してください。
Enterprise 11 または Enterprise 10 条件 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
Web コントロールが存在する / Web コントロールが存在しない [レガシー サポート] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
オブジェクトのプロパティ [レコーダー] パッケージの [オブジェクト] 条件に移行されます。
アプリケーション実行中またはアプリケーション非実行中 [アプリケーション] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
ファイルが存在する、ファイルが存在しない、ファイル作成日、ファイル サイズ [ファイル] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
フォルダーが存在する / フォルダーが存在しない [フォルダー] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
Ping に成功または Ping に失敗 [Ping] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
サービス実行中またはサービス非実行中 [サービス] パッケージの同等の If 条件に移行されます。
下表は、移行でサポートされている Loop コマンドと、Automation 360 でのそれぞれのマッピングを示します。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
ループ終了 Break
続行

メッセージ ボックス

このコマンドは、Automation 360 の [メッセージ ボックス] アクションに移行されます。

[メッセージ ボックス] パッケージ」を参照してください。

オブジェクト クローニング

このコマンドは、Automation 360 の [レコーダー] パッケージ > [キャプチャ] アクションに移行されます。

移行は、次のテクノロジーを使用するアプリケーションに対してサポートされています (Citrix 環境内にある場合を含む)。

  • MSAA (標準のデスクトップ テクノロジー)
  • Google Chrome ブラウザ
  • Internet Explorer ブラウザ
  • Java デスクトップ
  • Web Java
  • UI オートメーション (詳細)
  • Firefox ブラウザ (HTML テクノロジーに基づくオブジェクトのみ)
  • Microsoft Silverlight バージョン 5
次の表は、Enterprise 11 または Enterprise 10Automation 360 の動作の違いを示したものです。
Enterprise 11 または Enterprise 10 の動作 Automation 360 の動作
[GetAllChidrenName] および [GetAllChidrenValue] コマンドは、文字列型変数値を返します Automation 360 の同等のアクションはリスト値を返します。移行処理では、複数のリスト値が結合され、リリース間で一貫した Bot の動作を維持するために文字列変数に格納されます。
Enterprise 11 では、コマンドを使用して画像内のコントロールをキャプチャします ウィンドウ画像全体が赤い長方形でハイライトされたコントロールでキャプチャされます
Enterprise 10/Enterprise 11 の [CSV にエクスポート] アクションのオブジェクト クローニングは、Automation 360 に当該アクションが存在しないため、次のパッケージ/アクションの組み合わせに移行されます。
  • [キャプチャ] アクションは、キャプチャしたデータをテーブル変数に保存します。
  • [データ テーブル] パッケージの [ファイルに書き込む] アクションを使用して、テーブル変数のデータを CSV ファイルに保存します。

ウィンドウ タイトルは、ソース コマンドからデスティネーション アクションにコピーされます。

X、Y 座標、ウィンドウ タイトルも Automation 360 に移行されます。

Enterprise 11 の [座標] および [画像] の実行モードまたは再生モードは、次のアクションに移行されます。

座標の再生モード:
座標の再生モード
マウス クリック アクション: [クリック]、[右クリック]、[左クリック]、[中央クリック]、および [ダブルクリック] アクションは、マウスのボタンとイベントの組み合わせのクリック アクションとして移行されます。対応するイベントのあるマウス ボタンは、次のように移行されます。
  • クリックは左ボタンのクリックに変更
  • 右クリックは右ボタンのクリックに変更
  • 左クリックは左ボタンのクリックに変更
  • 中央クリックは中央ボタンのクリックに変更
  • ダブルクリックは左ボタンのダブルクリックに変更
テキストを取得
[テキストを取得] アクションは、次を含むアクションの組み合わせとして移行されます。マウスは左ボタンのクリックによるクリック、クリップボードは[消去]、[遅延]、[キーストロークのシミュレーション]。
テキストを設定
[テキストを設定] アクションは、次を含むアクションの組み合わせとして移行されます。マウスは左ボタンのクリックによるクリック、クリップボードは[消去]、[遅延]、[キーストロークのシミュレーション]。
次の表に、[オブジェクト クローニング] を使用してキャプチャしたコントロールおよびオブジェクトのプロパティ名の変更を示します。移行処理では、名前の変更は自動的にマッピングされます。ただし、変数内でプロパティを使用する場合は、変数に新しい名前を手動で入力する必要があります。
Enterprise 11 または Enterprise 10 プロパティ名 Automation 360 プロパティ名
オブジェクト ID ID
タイプ コントロール タイプ
都道府県 都道府県
アクション DefaultAction
太字 IsBold
斜体 IsItalic
下線 IsUnderline
打ち消し線 IsStrikethrough
上付き文字 IsSuperscript
下付き文字 IsSubscript
背景色 BackgroundColor
前景色 ForegroundColor
フォント FontFamily
フォント サイズ FontSize
1 行目のインデント FirstLineIndent
左インデント LeftIndent
右インデント RightIndent
行間隔 LineSpacing
上のスペース SpaceAbove
下のスペース SpaceBelow
項目名 ItemName
項目値 ItemValue
アニメーション化 IsAnimated
キャップ スタイル Cap
フォントの太さ FontWeight
水平方向の配置 HorizontalAlignment
非表示 IsHidden
読み取り専用 IsReadOnly
下余白 BottomMargin
左余白 LeftMargin
TopMargin TopMargin
右余白 RightMargin
上線の色 OverlineColor
取り消し線の色 StrikethroughColor
タブ スタイル タブ
テキストの方向 TextFlowDirection
下線の色 UnderlineColor
HTML ID IEID
HTML 名 IEName
HTML 代替 IEAlt
HTML タグ IETag
HTML クラス IEClass
HTML InnerText IEInnerText
HTML ソース インデックス IESourceIndex
HTML HRef IEHref
HTML 値 IEValue
HTML タイプ IEType
HTML クラス ID IEClassId
HTML タイトル IETitle
HTML タグ インデックス IETagIndex
HTML HasFrame IEHasFrame
HTML フレーム ID IEFrameID
HTML フレーム名 IEFrameName
HTML フレーム Src IEFrameSrc
HTML 幅 IEWidth
HTML トップ IETop
HTML 左 IELeft
HTML の高さ IEHeight
HTML フレーム パス IEFramePath
項目コレクション ItemCollection
OCR エンジン OCREngine
OCR 出現 OCROccurrence
行コントロール タイプ RowControlType
GetSelectedIndex GetSelectedIndex
GetSelectedText GetSelectedText
  • オブジェクトを使用し、そのオブジェクトのプロパティに 64KB を超えるデータが含まれている Enterprise 11 または Enterprise 10 Bot の場合、移行プロセスによりデータが 64KB に切り捨てられます。これは、移行後にこれらの Bot でエラーが発生しないようにするためです。
  • Enterprise 11 では、検索条件からオブジェクトのコントロール タイプを削除することができますが、このオプションは Automation 360 では使用できません。Automation 360 では、キャプチャ アクションは、同じコントロール タイプを持つオブジェクトに対してのみ実行されます。このアクションを異なるコントロール タイプを持つオブジェクトに使用する場合は、これらのコントロール タイプを別のキャプチャ アクションでキャプチャする必要があります。

[キャプチャ] アクション の使用」を参照してください。

OCR

[OCR] のすべてのコマンドは、Automation 360 の [OCR] パッケージの同等のアクションに移行されます。動作やコマンド名に変更はありません。

Enterprise 11 では、[ABBYY]、[MODI]、[TESSERACT]、[TOCR] OCR オプションが OCR エンジンとして利用可能です。Automation 360 では、デフォルトで [ABBY] OCR エンジンのみが使用されます。

OCR パッケージ」を参照してください。

プログラム/ファイルを開く

このコマンドは、[アプリケーション] パッケージの [プログラム/ファイルを開く] アクションに移行されます。Enterprise 10/Enterprise 11 では、[開始] フィールドに誤った値を入力しても、このコマンドはエラーをスローしません。Automation 360 では、同じフィールドに入力された値を検証し、Bot の実行中にエラーがスローされます。

アプリケーション パッケージ」を参照してください。

重要: [開始まであと] 値フィールドが正しくない場合でも続行する場合は、適宜 Bot を変更する必要があります。

PDF 統合

次の表は、PDF 統合 のコマンドと Automation 360 での同等のアクションパッケージを示しています:
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
ドキュメントをマージ ドキュメントをマージ
PDF を画像に変換 画像として保存
フォーム フィールドを抽出 フィールドを抽出
テキストを抽出 テキストを抽出
ドキュメントを分割 ドキュメントを分割
ドキュメントを暗号化 ドキュメントを暗号化
ドキュメントを復号化 ドキュメントを復号化

Enterprise 11 Bot が [フォーム フィールドの抽出] コマンドを使用して Credential Vault に値を保存している場合、移行処理によってそれらの値が Automation 360 Credential Vault に移行されます。

Enterprise 11 Bot の出力は、BotAutomation 360 に移行した後で、PDF パッケージの同等のアクションにおいて複数の変数を使ってマッピングされます。これにより、出力を変数にマップするために個別の アクション が不要になるため、移行された Bot でアクションの数が減ります。

PDF パッケージ」を参照してください。

PGP

[PGP] のすべてのコマンドは、Automation 360 の [PGP] パッケージの同等のアクションに移行されます。動作やコマンド名に変更はありません。

PGP パッケージ」を参照してください。

サウンドを再生

[サウンドを再生] のすべてのコマンドは、Automation 360 の [サウンド] パッケージの同等のアクションに移行されます。

Automation 360 でサポートされているのは、[メディア ファイルを再生] アクションの .mp3 と .wav のファイル タイプだけです。

[サウンドを再生] パッケージ」を参照してください。

プリンター

[デフォルト プリンター]、[プリンターを削除]、[デフォルト プリンターを選択] は、Automation 360 の [プリンター] パッケージの同等のアクションに移行されます。

プリンター パッケージ」を参照してください。

プロンプト

[プロンプト] のすべてのコマンドは、Automation 360 の [プロンプト] パッケージの同等のアクションに移行されます。

下表は、名前の変更で移行できるコマンドを示します。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
値をプロンプト [] アクションに変換します。また、[] アクションの下に [キーストロークのシミュレーション] アクションが追加され、特定のウィンドウ タイトルに対してキーストロークを実行できるようになります。これは、古い Bot の実行動作を保持するためのものです。
ファイルをプロンプト ファイルの場合
フォルダーをプロンプト フォルダーの場合
「はい/いいえ」をプロンプト はい/いいえの場合

プロンプト パッケージ」を参照してください。

CSV/Text から読み取り

[CSV/テキストからの読み取り] は、Automation 360 の [CSV/TXT] パッケージでは [開く]、[読み取り]、[閉じる] アクションに変換されます。

Enterprise 10/Enterprise 11 Bot がセッション名として変数を使用していて、かつ [CSV/TXT] のすべての行の読み取りに使用される [ループ] アクションが変数ではないハードコードされたセッション名を使用している場合は、移行された Bot を確認して [CSV/TXT] > [読み取り] アクションの出力変数をそれぞれのループで設定する必要があります。そうでない場合、Automation 360 Bot を編集すると UI エラーが表示されます。

Automation 360 では、指定されたファイルパスに CSV/TXT ファイルが存在しないと、Bot からエラー メッセージが返されますが、Enterprise 11 では、Bot からエラー メッセージが返されません。

重要: 移行した Bot を確認し、それぞれのループで [CSV/TXT] > [読み取り] アクションの出力変数を設定します。

REST Web サービス

Enterprise 11 の [ヘッダーの保存先] オプションは Automation 360 に移行されます。このオプションを使用すると、応答ヘッダー名をキー、そのヘッダー値を辞書の値として、応答ヘッダーを配列変数と辞書変数に保存することができます。

Enterprise 11 では、デフォルトで失敗応答がキャプチャされます。Automation 360 では、[失敗応答をキャプチャ] オプションを有効にすると、エラーがキャプチャされて、応答辞書変数に追加されます。Enterprise 11BotAutomation 360 に移行した場合は、デフォルトで [失敗応答をキャプチャ] オプションが有効になり、移行した Bot の失敗応答がキャプチャされます。

Enterprise 11 で REST 要求を送信するように構成されたタイムアウト値は、グローバル値 (AARestTimeOut) の一部として Automation 360 に移行されます。Automation 360 では、デフォルトのタイムアウト値は 60,000ms に設定されています。REST Web サービス でレスポンスの受信に時間がかかっている場合は、この値を更新できます。

REST Web サービス パッケージ」を参照してください。

ロジックを実行

[ロジックの実行] コマンドは、Automation 360 の [タスク Bot] パッケージの [実行] アクションに移行されます。

さらに、[ロジックの実行] コマンドのある [エラー処理] は、[試行およびキャッチ] ブロックに移行されます。

  • v.25 から適用: [ロジックを実行] コマンドを使用する Enterprise 11 または Enterprise 10Bot は、マッピング後に参照する MetaBot ロジックの名前が変更された、または相対パスが変更された場合に移行されます。TaskBot にマッピングされた後に MetaBot ロジックの名前が変更されるか、パスが変更されると、TaskBot は、MetaBot ロジック の新しい名前またはパスで移行されるようになりました。
    相対パスの変更は、次のシナリオに適用されます。
    • ロジック を、あるフォルダーから別のフォルダーに移動。
    • ロジックMetaBot ルート レベル フォルダーからサブフォルダーに移動された。
    • ロジック がサブフォルダーから MetaBot ルート レベルのフォルダーに移動された。
    • ロジック を持つフォルダーの名前を変更。
  • タスク Bot から MetaBot ロジックに Credential Vault 属性を渡す [ロジックの実行] コマンドを使用する Bot は、Automation 360 に移行できます。資格情報名と属性名は、移行した Bot の対応する行のフィールドに表示されます。

  • 復元した Enterprise 11 データベースを使用して移行した場合、Enterprise 11 Bot で使用されている資格情報変数に対して同等のロッカーAutomation 360 に作成されます。
  • v23 から適用: [ロジックを実行] コマンドを使用する Enterprise 11 または Enterprise 10Bot は、Credential Vault 型変数を親 Bot から MetaBot Credential Vault 型以外の変数に渡すことができます。ただし、Automation 360 では、Credential Vault 変数は、セキュリティを強化するために、資格情報タイプ変数にのみ渡されます (Credential Vault 型以外の変数には渡されません)。そのため、移行プロセスでは、まず [資格情報パッケージ] の [資格情報を文字列に変換] アクションを使用して Credential Vault 型変数を文字列型変数に変換し、移行された Bot が正常に実行できるようにします。次に、この文字列変数は、MetaBot ロジックを呼び出すための [タスク] > [実行] アクションで入力パラメーターとして使用される一時変数に割り当てられます。
  • [エラー処理を開始] > [ロジックを実行] コマンドのために、Credential Vault 変数を使用する Bot が 1 つの MetaBot ロジックから別の MetaBot ロジックに渡されます。
  • [エラー処理を開始] > [ロジックを実行] コマンドを実行すると、名前が変更されたロジック (子) を含むロジック (親) で MetaBot を移行できます。子 ロジック が親 ロジック へマッピングされた後でその名前が変更された場合、この親 ロジック マッピングは新しい名前で移行されます。
移行した Bot を正常に実行するには、次のいずれかのオプションを選択します。
  • オプション 1: 資格情報型変数を渡します。
    1. Bot に、入力変数として資格情報型変数を作成します。
    2. Botタスク Bot パッケージの [実行] アクションで、子 Bot (MetaBot ロジックに対応する) 用に作成した資格情報型変数に対して Credential Vault 属性を使用するように入力値フィールドを更新します。
  • オプション 2: 資格情報値をグローバル値として渡します。
    1. Enterprise 11 の [ロジックの実行] コマンドで使用する資格情報のグローバル値を Automation 360 で作成します。
    2. Botタスク Bot パッケージの [実行] アクションで、子 Bot (MetaBot ロジックに対応する) 用に作成した資格情報型変数に対してグローバル値を使用するように入力値フィールドを更新します。
Automation 360 のインストール時に、復元した Enterprise 11 データベースを使用していない場合は、前の手順を実行する前に、Enterprise 11 Bot で使用されている資格情報変数で必要なロッカーを作成する必要があります。
注: Automation 360 は、資格情報型変数にのみ Credential Vault 属性を割り当てられるようにすることで、セキュリティを強化しています。これにより、資格情報型変数に割り当てられた可能性のある Credential Vault 属性の安全でない処理が制限されます。

スクリプトを実行

[スクリプトを実行] コマンドは、[レガシー オートメーション] パッケージの [スクリプトを実行] アクションに移行されます。

移行後に [スクリプトを実行] アクションで [レガシー オートメーション] パッケージを使用すると、一部のシナリオで問題が発生する可能性があります。原因と問題の解決方法を確認してください。
  • 原因: [スクリプトを実行アクション] > [入力パラメーター] フィールドで、([文字列] > [割り当てアクション] で渡される) 引数の値に二重引用符、および引数の末尾のバックスラッシュが含まれ、変数値にスペースが含まれる場合、最初のスペースが発生したところで文字列が改行されます (これは openJDK のアップグレードによる変更です)。
  • : [文字列] > [割り当てアクション] を使用して、引数値としてフォルダー パス "\\fwus129ns.ny.fw.gs.com\mahatb\home\My Documents\Test Adhoc Request\" が渡される場合を考えます。この Enterprise 11 BotAutomation 360 に移行すると、この単一の引数値は Automation 360 で以下のように 4 つの異なる引数値として扱われます。
    • \\fwus129ns.ny.fw.gs.com\mahatb\home\My
    • Documents\Test
    • Adhoc
    • Request\
  • 解決方法: Enterprise 11 Bot を編集して、[文字列] > [割り当てアクション] で変数値の二重引用符を削除します。

SAP 統合

このコマンドは、Automation 360レコーダー パッケージ > [キャプチャ] アクションに移行されます。Enterprise 11 Bot 内のすべてのオブジェクト プロパティが、移行された Bot の同等のプロパティを使ってマッピングされます。
注: SAP 統合コマンドを使用する Enterprise 11 BotSAP GUI 740 以前のバージョンを使用している場合は、Bot エージェント マシンで追加の手順を実行して、移行された BotAutomation 360 で正常に実行されるようにします。詳細については、「Failed to capture SAP application using SAP GUI 740 (A-People login required)」を参照してください。

SAP GUI オプションを選択して移行された Bot を実行して、SAP GUI ウィンドウが閉じている場合、例外エラーが表示されます。これは、レコーダー パッケージが実行時に Window タイトルを使用して、Automation 360SAP 統合レコーダー パッケージに移行されるために発生します。

次の表に、Automation 360 に 移行できる SAP オブジェクトとアクションを示しています。

オブジェクト アクション
テキスト ボックス テキストを設定、テキストを付加、クリック、左クリック、右クリック、ダブルクリック
コンボ ボックス テキストでの項目選択、インデックスでの項目選択、合計項目の取得、選択項目のテキスト取得、選択項目のキー取得、プロパティの取得、フォーカスの設定、左クリック、右クリック、ダブルクリック
チェックボックス チェック、チェック解除、トグル、ステータスの取得、プロパティの取得、フォーカスの設定、左クリック、右クリック、ダブルクリック
ボタン クリック、プロパティの取得、左クリック、右クリック、ダブルクリック
ラジオボタン 選択、ステータスの取得、プロパティの取得、フォーカスの設定、左クリック、右クリック、ダブルクリック
メニュー バー テキストでの項目の選択、プロパティの取得、フォーカスの設定、左クリック、右クリック、ダブルクリック
ツリー プロパティの取得、フォーカスの設定、左クリック、右クリック、ダブルクリック、合計項目の取得、選択したインデックスの取得、選択したテキストの取得、インデックスでの項目の選択、テキストでの項目の選択
ラベル クリック、プロパティの取得、フォーカスの設定、左クリック、右クリック、ダブルクリック
タブ プロパティの取得、フォーカスの設定、左クリック、右クリック、ダブルクリック、合計項目の取得、選択したインデックスの取得、選択したテキストの取得、インデックスでの項目の選択、テキストでの項目の選択
残りの操作

(次のような操作が含まれます。GuiMainWindowGuiBoxGuiUserAreaGuiTitlebarGuiStatusbar)

プロパティの取得、フォーカスの設定、左クリック、右クリック、ダブルクリック
次の表は、メイン ウィンドウ オブジェクトで実行されるアクションと、Automation 360 における同等のアクションを示しています。
Enterprise 11 アクション 同等の Automation 360 アクション
ウィンドウをアクティブ化 ウィンドウ パッケージの [アクティブ化] アクション
ウィンドウを閉じる ウィンドウ パッケージの [閉じる] アクション
スクリプトを実行 レガシー オートメーション パッケージの [SAP セッションに追加] および [関数を実行] アクション
ウィンドウを最大化 ウィンドウ パッケージの [最大化] アクション
ウィンドウを復元 ウィンドウ パッケージの [復元] アクション

Enterprise 11 で BAPI 機能をサポートする SAP コマンドは、Automation 360 の SAP BAPI パッケージの同等アクションに移行されます。

次の表に、Enterprise 11 のコマンドと Automation 360 での同等のアクションを示します。
Enterprise 11 コマンド Automation 360 アクション
接続 [SAP BAPI] > [接続]

[JcoDllPath] および [ JcoJarPath] グローバル値を作成する必要があります。[JcoJarPath] グローバル値を SAP Java コネクター パッケージの場所で更新し、[JcoDllPath] を SAP Java コネクター DLL の場所で更新します。

機能を作成 [SAP BAPI] > [関数を作成]
[フィールド] オプションが選択されている [データを取得] コマンド [SAP BAPI] > [フィールドを取得]
[テーブル] オプションが選択されている [データを取得] コマンド [SAP BAPI] > [テーブルを取得]
[構造] オプションが選択されている [データを取得] コマンド [SAP BAPI] > [構造を取得]
[フィールド]、[テーブル]、または [構造] オプションが選択されているデータ設定コマンド [SAP BAPI] > [フィールドを設定]
機能を呼び出す [SAP BAPI] > [関数を実行]
標準ワークフローの実行 [SAP BAPI] > [標準ワークフローの実行]
カスタム ワークフローを実行 [SAP BAPI] > [カスタム ワークフローを実行]

E メールを送信

Enterprise 10/Enterprise 11 では、[E メールを送信] コマンドには、システム ロッカー内の資格情報属性として保存されたユーザー固有の E メール設定が使用されます。最初の Bot が移行されるときに、AAE_Email というカスタム ロッカーを作成し、ユーザー名とパスワード属性を持つ AAE_EmailSettings 資格情報を追加します。また、サーバー ホスト、ポート、SSL、認証などの資格情報以外の属性に対して、同じ E メール設定に対応するグローバル値を作成します。Enterprise 10/Enterprise 11 の E メール設定の資格情報は、Automation 360 の資格情報変数とグローバル値に分割されるため、移行処理中に E メール設定は次のように移行されます。

Enterprise 10/Enterprise 11 E メール設定 Automation 360 E メール設定 Automation 360 のストレージ タイプ
ホスト String 型の AAE_EmailSettings_host グローバル値
ポート Number 型の AAE_EmailSettings_port グローバル値
安全な接続 (SSL/TLS) を使用 Boolean 型の AAE_EmailSettings_ssl グローバル値
サーバーで認証を要求します Boolean 型の AAE_EmailSettings_auth グローバル値
ユーザー名 AAE_Email ロッカーに割り当てられた AAE_EmailSettings ユーザー名資格情報内の資格情報属性
パスワード AAE_Email ロッカーに割り当てられた AAE_EmailSettings パスワード資格情報内の資格情報属性

サービス

[サービス] のすべてのコマンドは、Automation 360 の [サービス] パッケージの同等のアクションに移行されます。動作やコマンド名に変更はありません。

SOAP Web サービス

このパッケージの動作は、Automation 360 でも同じです。

REST API を呼び出すように SOAP Web サービスが設定されている場合、SOAP Web サービスアクションではなく、REST Web サービスアクションに移行します。追加の XML 操作に基づいて、[XML] パッケージからアクションを追加して、移行した Bot がレガシー Bot と同じ結果になるようにします。

Enterprise 11 で SOAP 要求を送信するように構成されたタイムアウト値は、グローバル値 (AASoapTimeOut) の一部として Automation 360 に移行されます。Automation 360 では、デフォルトのタイムアウト値は 60,000ms に設定されています。SOAP Web サービス でレスポンスの受信に時間がかかっている場合は、この値を更新できます。

[SOAP Web サービス] アクションの使用例

Enterprise 11 は、[デフォルト]、[静的]、[ダイナミック] などの [実行する URI の種類] を選択するためのオプションを提供します。ただし Automation 360 では、実行する URI の種類を選択するオプションはありません。Enterprise 11 URI の種類は Automation 360 で次のように移行されます。
  • デフォルトおよび静的: Enterprise 11 Bot が [デフォルト] または [静的] URI タイプで構成されている場合は、静的として移行され [アドレスの場所] フィールドは自動的に入力されます。
  • 動的: Enterprise 11 Bot が [動的] URI タイプで構成されている場合は、動的として移行され [アドレスの場所] フィールドは空になります。

SOAP Web サービス パッケージ」を参照してください。

文字列操作

Enterprise 11 または Enterprise 10 文字列操作コマンドは、文字列パッケージの同等の アクションに移行されます。

次の表は、文字列操作 のコマンドと Automation 360 での同等の アクション を示しています。
Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
Before/After 抽出
比較 比較
検索 検索
長さ 長さ
小文字 小文字
置換 置換
反転 反転
分割 分割
従属文字列 従属文字列
削除 削除
大文字 大文字

Enterprise 11 で、[文字列-検索] コマンドの正規表現でキャリッジリターン (CR) (\r) を使用している場合、移行後に、Automation 360 で表示される出力と Enterprise 11 で表示される出力が異なります。

回避策: Automation 360 では、キャリッジ リターンには \r の代わりに \r|\R を使います。

Enterprise 11 では、文字列操作の全長を計算するために、キャリッジ リターン (CR) と改行 (LF) の両方が列挙されていました。ただし、Automation 360 では文字列操作の長さに対して、改行 (LF) のみが考慮されます。このため、Automation 360 の結果の出力の長さのカウントは少なくなります。

Enterprise 11 Bot では、[検索] および [置換] コマンドで正規表現を使用して、操作対象の文字列を検索できます。Automation 360 の同等の アクション でもまた、正規表現を使用して、操作対象の文字列を検索することができます。

Enterprise 11 では、[検索] または [置換] コマンドで変数に改行文字 (/n) が使用されていると、改行文字が考慮されます。ただし、Automation 360 では、[検索] または [置換] コマンドでの改行文字は考慮されません。

文字列操作をアクションの [] または [] アクションに設定して BotAutomation 360 に移行すると、出力が正しく取得され、操作は成功します。一致した文字列の前に文字が存在しない場合でも、一致した出力は表示されます。Enterprise 11 では、Bot で [] または [] アクションを使用すると、出力が正しく取得されないため、ソース文字列自体が取得されます。一致した文字列の前に文字が存在しない場合、一致しなかったと出力されます。

例:

アクションの前/後でドラッグ→(入力: [Source = (ABCZ)] → [Before = Z] → [assign to Prompt-assign] → 出力: Empty("")

アクションの前/後でドラッグ→(入力: [Source = (ZABC)] → [After = Z] → [assign to Prompt-assign] → 出力: ZABC

システム

[コンピューターをロック]、[ログオフ]、[再起動]、[シャットダウン] アクションは、Automation 360 の [システム] パッケージの同等のアクションに移行されます。

システム パッケージ」を参照してください。

タスク

次の表に、Automation 360 の [タスク Bot] パッケージの各アクションに移行される各種コマンドを示します。

Enterprise 11 または Enterprise 10 コマンド 同等の Automation 360 アクションおよび パッケージ
一時停止 一時停止
タスク停止 停止
タスクを実行 実行子の Bot によって返される出力は、親の Bot の変数にそれぞれマッピングされます。

ターミナル エミュレータ

Automation 360 の [テキストを送信] および [フィールドを設定] アクションでは、テキストの暗号化はサポートされていません。プレーンテキストではなく、Credential Vault を使用することをお勧めします。

Enterprise 11 および Automation 360 内:
  • 次の端末モデルを使用している Bot は、Automation 360 に移行できます。
    • VT シリーズ端末のモデル VT220
    • TN 5250 系端末のモデル IBM 5555 B01 および C01
  • セッション (ターミナルサーバーとの接続を確立するために使用される) は、親の Bot と子の Bot の間で共有することができます。親の Bot からセッションを閉じるのではなく、子の Bot からセッションを閉じることができます。
  • Bot では、VT100 端末に [デフォルト] 端末を使用できます。
  • Enterprise 11 で [接続] コマンドで選択された [エンコード] リストの [DBCS] オプション、および [CodePage] リストの [日本語 Shift-JIS (932)] オプションのある [テキストを送信] コマンドを使用して、日本語テキストを送信する Bot は、Automation 360 に移行できます。
  • v.24 以前のバージョンにのみ適用: ターミナル エミュレータ で、キーボードのキーを手動でクリックすると、メイン キーボードの EnterEnterprise 11 では {enter} と認識され、Automation 360 では {return} と認識されます。
  • Bot が正常に実行されるように、[カーソル位置を設定] アクションで正しい行の値 (最後の行にカーソルを設定するには [行を設定] の値の 24 を使用) を設定してください。

Automation 360 は、レガシー テクノロジーをサポートしてません。デフォルトでは、Enterprise 10/Enterprise 11Bot の [高度技術] のすべての機能がサポートされます。

Automation 360 の最大インデックス値は 99999 です。移行処理では、[フィールドを設定] アクションの [フィールド インデックス] の値が、最大値の制限を満たすように自動的に 99999 に更新されます。インデックス値が 99999 より大きく、変数で使用されている場合は、手動で変更する必要があります。

Automation 360 では、SSHI 機能はまだサポートされていません。

[フィールドの検索] アクションを使用すると、テキストを使用してフィールド インデックスまたはフィールド名を検索できます。

Enterprise 11 で作成された Bot は、BotAutomation 360 に移行された後に、「Trying...」テキストを表示しなくなりました。

[ターミナル エミュレータ] パッケージ」を参照してください。

Variable Operation

変数に値が割り当てられている場合の操作は次のとおりです。
値型変数
このコマンドの機能は、Automation 360 では複数のパッケージに分割されています。

Enterprise 10/Enterprise 11 では、サポートされているすべてのデータ型の割り当て操作が、このコマンドで実行されていました。Automation 360 では各データ型に専用の [代入] アクションがビルドされています。移行処理では、該当する Variable Operation が実行される割り当てに基づいて、修正済みのパッケージとアクションのマッピングが処理されます。

[小数設定] オプションを使用する Enterprise 11 Bot では、数字パッケージの [文字列に変換] アクションが、移行された Bot に追加されます。Enterprise 11 では、[小数設定] フィールドで指定した値に基づいて値が丸められます。たとえば、変数に割り当てられた値が 13.456 で、[小数設定] フィールドで指定した値が 2 の場合、Enterprise 11 の値が 13.46 に丸められます。Automation 360 では、値は丸められるのではなく切り捨てられます。たとえば、値が 13.456 の場合、Automation 360 では 13.45 に変換されます。

リスト型変数
リストの代入に関する操作は、[リスト] パッケージの [項目を設定] に移行されます。操作に固定値がある場合、システムは一時変数を作成し、その固定値をその中に格納します。その後に、この一時変数を [リスト] パッケージの [代入] アクションで使用して保存できます。
配列型変数
配列の代入を含む操作は、[データテーブル] パッケージの [1 つのセルに値をセット] アクションに移行され、特定の行と列の値が設定されます。
ディクショナリ型変数
ディクショナリの代入を含む操作は、[ディクショナリ] パッケージの [挿入] アクションに移行され、特定のキーの値が設定されます。キーが変数と固定値の組み合わせになっている (たとえば $Dictionary(key-$id$)$) 場合は、[文字列] パッケージ > [代入] アクションが追加され、実際のキーが取得されます。
システム変数 $Date$
[$Date$] システム変数を使用する Enterprise 10/Enterprise 11 の Variable Operation コマンドは、[$Date$] を使用して実行される操作に基づいて新しい日付アクションが追加されて、Automation 360 に移行されます。また、移行処理により、日付値はデフォルトの文字列形式 (mm/dd/yyyy HH:mm:ss) に変換されます。

サブタイプ文字列のランダム変数: 直接移行し、マッピングします。

変数の値が再初期化されたときの変数操作は次のとおりです。
リスト変数
Enterprise 10/Enterprise 11 のリスト変数を再初期化する [Variable Operation] コマンドの場合、移行処理で、新しい値を持つ一時リスト変数が作成され、それが Automation 360 のターゲットのリスト変数に代入されます。
テキスト ファイルの読み取りによって宣言されたリスト変数
このコマンドは、[レガシー オートメーション] パッケージの [テキスト ファイルからのリストのインポート] アクションに移行されます。
注: Automation 360 では、ソース ファイルが空であるか、またはリスト変数を初期化するためのキーが含まれていない場合、Bot でエラーが発生します (Enterprise 10 または Enterprise 11 と異なります)。
テキスト ファイルの読み取りによって宣言された配列変数
配列変数型は、Automation 360 のテーブル変数型として移行されます。システムは [CSV/TXT] パッケージを使用して、該当するデータを読み取って Bot のデータ テーブル変数にロードします。
ディクショナリ変数
移行処理では、すべてのキーと値を格納する一時的なディクショナリ変数が作成されます。次に、システムは [ディクショナリ] パッケージ > [代入] アクションを使用して、一時ディクショナリ変数のキーと値でターゲット変数を更新します。
テキスト ファイルの読み取りによって宣言されたディクショナリ変数
移行処理では、[CSV/Text] パッケージを使用して CSV ファイルを読み取るアクションを追加し、データをテーブル変数に格納することで、このユース ケースに対処します。次に、テーブル変数でループを実行するアクションを追加し、[ディクショナリ] パッケージ > [挿入] アクションを使用して、ディクショナリ変数にキーと値を追加します。
Excel/CSV ファイルの読み取りによって宣言された配列変数
移行処理は、Automation 360 の配列変数型をテーブル変数型として移行することでこのユース ケースに対処します。システムによって [Excel の高度な操作] パッケージ の [開く]、[複数のセルを取得]、[閉じる] アクションが追加され、テーブル変数に値が入力されます。
システム変数の値がリセットされた場合の変数操作は次のとおりです。
Variable Operation (システム変数のリセット)
次のシステム変数は、Automation 360 ではユーザー定義変数として移行されます。システムは、Automation 360 で作成された同等の変数の値を消去するために、それぞれのアクションを追加します。
  • Email Cc
  • Email From
  • Email Message
  • Email Received Date
  • Email Received Time
  • Email Subject
  • Email To
  • Error Description
  • Error Line Number

待機

Automation 360 の [ウィンドウを待つ] と [スクリーンの変化を待つ] アクションでは、指定した時間内にそれぞれのウィンドウが開閉されなかった場合や、指定した時間内に画面が見つからなかった場合に、例外エラーが発生します。このような場合、コマンドが Bot を停止するように構成されていると、システムは [試行およびキャッチ] ブロックを追加し、[キャッチ] ブロックに [タスクを停止] アクションを追加します。これは、移行された Bot の実行動作が Enterprise 10/Enterprise 11 のものと変わらないようにするためです。

Automation 360 の [試行およびキャッチ] ブロックでカプセル化されている [Bot を停止] アクションを持つコマンドを移行しているので、他の理由でアクションが失敗した場合でも、Bot が停止します。[タスクを停止] オプションが選択されている場合、[Bot を停止] アクションは移行処理中に、移行される Bot に予備のエラー ハンドラーも追加します。

[ウィンドウを待つ] アクションは、Automation 360 ではサポートされていない負の値の座標を持つことがあります。負の値は、移行処理中に 0 に変更されます。

Web レコーダー

[Web レコーダー] のすべてのコマンド (下に明示されているコマンドを除く) は、Automation 360 の [レガシー オートメーション] パッケージ内のそれぞれのアクションに移行されます。[レガシー オートメーション] パッケージは、移行された BotEnterprise 10/Enterprise 11 と同じ結果になることを確実にします。ただし、[レガシー オートメーション] パッケージを新しい開発に使用することは推奨されません。

[破損したリンクを特定] は、[ブラウザ] > [破損したリンクを特定] パッケージに移行されます。また Enterprise 10/Enterprise 11 には、[ツール] > [オプション] 内に [破損したリンクを特定のタイムアウト] および [破損したリンクを特定] オプションがあります。Automation 360 には、アクションの一部としてこれらのオプションがあり、タイムアウトはデフォルトで 10 秒、並列スレッドの数はデフォルトで 10 になります。

[ファイルをダウンロード] は、[ブラウザ] > [ファイルをダウンロード] パッケージに移行されます。

[エラー発生時に次のアクションを続行] チェックボックスが有効になっている場合は、移行処理中に、[テーブルを抽出] アクションによって、移行される Bot に余分なエラー ハンドラーが追加されます。

ウィンドウ アクション

ウィンドウ アクションのすべてのコマンドは、Automation 360ウィンドウ パッケージの同等の アクション に移行されます。

Enterprise 11 Bot では、[アクティブなウィンドウ タイトルを取得]、[ウィンドウを有効化]、[ウィンドウを最大化]、[ウィンドウを最小化]、[ウィンドウを閉じる]、[ウィンドウのサイズ変更] の各コマンドに正規表現を使用して、操作対象のウィンドウを検索できます。Automation 360 の同等の アクション でもまた、正規表現を使用して、操作対象のウィンドウを検索することができます。

ウィンドウ パッケージ」を参照してください。

XML

[XML] のすべてのコマンドは、Automation 360 の [XML] パッケージの同等のアクションに移行されます。

次のコマンド名が変更されました。
Enterprise 10/Enterprise 11 Automation 360
XML セッションを終了します セッションの終了
XML セッションの開始 セッションを開始
ノード/属性を削除 ノードを削除
ノード/属性を更新 ノードを更新
「単一ノード」オプションが選択された [ノードの取得] アクション [単一ノードの取得] アクション
「複数ノード」オプションが選択された [ノードの取得] アクション [複数ノードの取得] アクション

Enterprise 11 で、[複数のノード] オプションを選択して XML コマンドを [ノードを取得] に設定した場合、[XPath 式] は、一致する式の最後の要素のみを返します。Automation 360 では、[XPath 式] は、一致するすべての要素を返します。

XML ファイルから名前空間を含むノードを抽出する Enterprise 11 BotAutomation 360 に移行することができます。XML ファイル内のノードに名前空間を追加した場合は、XML ファイルを保存して再ロードして、変更を反映させる必要があります。

XML パッケージ」を参照してください。