Bots を移行および検証する際の考慮事項
- 最終更新日2023/02/09
Bots を移行および検証する際の考慮事項
移行プロセスはシームレスになるように設計されています。ここでは、日常的な自動化プロセスを通常どおり実行できるように、Bots を変換、検証、移行する際に予期されることについて説明します。
- 移行に要する時間
- 移行時間は、Enterprise 11 または Enterprise 10 リポジトリ内の Bots の数、自動化されたプロセスの数、移行を実行する Bot Runners とマシンの数によって異なります。移行に必要な時間は、内部プロセスと要件によって異なります。注: Enterprise 11 から Automation 360 にデータを移行した後、データ移行の初日から 90 日以内にエンドツーエンドの移行アクティビティが完了するように確保します。90 日経過後、Bot Insight 分析データは削除されます。移行に要する時間には、以下のような要因が影響します。
- Bots の数と複雑さ
- Bot の行数
- Control Room と Bot エージェント の構成
- Control Room の現在の負荷 (特定の時間に Control Room に接続しているユーザー数で示される)
- 移行環境: 隔離された本番環境とステージング環境のどちらで移行を行うか。
隔離された環境での移行はより速く行われます。
- 移行される Bots が単一のフォルダーに存在するか複数のフォルダーにまたがっているか
単一のフォルダーに存在する Bot は、より速く移行されます。
- 移行元デバイスのハードウェア要件
- ネットワーク帯域
- 公開リポジトリのサイズ: 1 GB を超える大きさで、50,000 以上のファイルまたはオブジェクトを含む Git 公開リポジトリで Bot 移行ウィザード を実行すると、移行時間に影響が出る場合があります。
- 各自のペースで移行を実行する
- 移行ツールを使用することで、何をいつ移行するかを制御できます。すべての Bots を同時に移行するか、一度に数個ずつ Bots を移行するかを選択できます。Enterprise 11 または Enterprise 10 から Automation 360 への移行期間中は、移行が完了するまで通常どおり以前のプラットフォームで Bots を実行し続けることができます。注: 移行が完了したら、すべての新しい Bots を Automation 360 で構築する必要があります。これにより、移行する Bots と組織を管理できます。
- ダウンタイムなし
- データを Automation 360 に移行することで、スケジュール設定済み Bots や、Enterprise 11 または Enterprise 10 で計画したとおりに Bots を実行する能力が影響を受けることはありません。自動化のニーズに応じてインフラストラクチャ要件が満たされている限り、Enterprise 11 または Enterprise 10 と Automation 360 を並列実行しても、通常の自動化アクティビティが中断されることはありません。
- Enterprise 11 または Enterprise 10 と Automation 360 の並列実行
- 移行期間中は、移行した Bots のテストが完了し、Automation 360 で正常に実行されるようになるまで、Enterprise 11 または Enterprise 10 で自動化を実行することをお勧めします。これは、ダウンタイムをゼロにする最善の方法です。