API デバイス プールを作成して API タスク を構成する

このトピックでは、API デバイス プールを作成し、API デバイス プールで API タスクを構成する方法について説明します。API タスクは、クラウド デバイスに追加することでプリウォームできるため、デプロイの準備が整います。

API デバイス プール: API タスクが実行されるクラウド デバイスの論理的な集合体を API デバイス プールと呼びます。プリウォームされたデバイス (割り当て済みデバイス) およびすぐに使えるデバイス (未割り当てデバイス) の両方が存在します。プリウォームされたデバイスは、オートメーション要求を実行でき、プリウォームされたデバイスにすでにデプロイされている API タスクに接続されます。実現したい同時性の量によって、API タスクに割り当てるべきプリウォームされたデバイスの数が決まります。たとえば、API タスクがリアルタイム レスポンスを必要とする事例がある場合、そのような API タスクをデバイス プールのプリウォームに追加する必要があります。すぐに使えるこれらのデバイスは、API タスクを素早くデプロイし、デプロイ中に待ち時間なく要求を実行することができます。

プリウォームに使用されていないデバイスは、[未割り当てデバイス セッション] フィールドで確認できます。これらのデバイスを使用すると、キューに入れて次々に実行できる API タスクを実行できます。

注: 導入 ID のエラーを避けるには、API タスクが作成されてフォームとプロセスに追加された後、API タスクをチェックインする必要があります。API タスクをチェックインしたら、それをデバイス プールに追加する必要があります。

前提条件

[デバイス プール] タブを表示するには、次のいずれかのロールを持っていることが必要です。
  • デバイス プールの所有者
  • デバイス プールの管理者
デバイス プールを作成するには、[デバイスプールを作成] 権限のあるロールを持っている必要があります。
注: デバイス プールの管理者権限を持たない Control Room 管理者は、デバイス プールを表示したり作成したりできません。

API デバイス プールを使用すると、以下が可能になります。

  • API タスクを実行するデバイスの割り当てを管理する。
  • クラウド上で利用可能なデバイス セットに対して、API タスクをプリウォーム (フォーム用) する。
  • 未割り当てのデバイスを使用して、プリウォームなしでプロセスから API タスクを実行する。

API デバイス プールがすでに作成されている場合は、ステップ 7 に進み、デバイス プールに API タスクを構成します。

手順

  1. [マネージ] > [デバイス プール] の順に移動します。
  2. [API デバイス プールを作成] をクリックします。
  3. [名前] を入力します。
  4. オプション: 説明を入力します。
  5. 確立する [クラウド デバイス セッション] の数を入力します。
    API デバイス プールの作成
    注: 最低で 1 デバイス セッション、最大で 20 デバイス セッションまで確立できます。
  6. [次へ] をクリックします。
  7. API タスクを追加: [API タスクを追加] をクリックし、クラウドでプリウォームする API タスク を選択します。
    API タスクを追加
  8. デバイス セッションを割り当てる: 確立したクラウド デバイス セッションの合計から、複数のデバイス セッションを割り当てることができます。
    注: 選択した API タスク は、最小で 1 つのデバイス セッションに、または最大で選択可能なデバイス セッションのすべてに割り当てます。利用可能な残りのデバイス セッションを異なる API タスクに割り当てることができます。
  9. ユーザーを割り当てる: API デバイス プールで構成した各 API タスクに、デフォルトの実行ユーザー (apitaskrunner) を割り当てます。デフォルト ユーザーを変更するには、割り当て済みの各デバイス セッションの右側にあるアクション メニュー (縦の 3 点リーダー) をクリックし、[ユーザーを割り当てる] をクリックしてユーザーを選択します。すべての API タスクに同じ実行ユーザーを割り当てるには、API タスクを選択し、[チェックした項目にユーザーを割り当てる] オプションをクリックします。API タスク の実行ユーザーの詳細については、「API タスク セットアップ」を参照してください。
    API タスクにユーザーを割り当てる
    注: API デバイス プールの未割り当てデバイスは、プロセスから直接呼び出される API タスクで使用されます。
  10. [次へ] をクリックします。
  11. オプション: API デバイス プールの [所有者] を選択します。
    他のユーザーに、デバイス プールを表示、編集、および削除する権限を付与するには、この手順を完了します。
  12. [デバイス プールを作成] をクリックします。
    注: Control Room は、1 テナントにつき 1 つの API デバイス プールに制限されています。

次のステップ

API デバイス プールが作成されている間の対応するイベントは、監査ログで確認できます。「API タスク ランタイム監査ログの表示」を参照してください。