埋め込みウィジェットを使用する Automation Co-Pilot の概要

Automation 360 プラットフォームでビルドされたオートメーションを埋め込んだウィジェットを使用して、サポート対象の Web アプリケーション上でネイティブに適用することができます。

機能

iFrame ウィジェット
HTML のインライン フレーム (iFrame ウィジェット) から構成されるウィジェットで、現在の Web アプリケーション環境上にある別の Web サイトにアクセスするための「ウィンドウ」として使用することができます。さらに、iFrame ウィジェットは、カスタム統合を行う際に重要な開発作業を必要とせず、迅速な統合パフォーマンスを実現する信頼性と安全性の高い方法を提供します。
たとえば、現在の Web アプリケーション環境がドメイン 1 の場合、ドメイン 2 からの Web サイトを表示するウィジェットにアクセスすることができます。この 2 つのドメインは、1 つの共有環境として存在しているため、別のページやウィンドウに移動する必要はありません。

例: ドメイン 1 環境内に存在するドメイン 2 へのウィンドウを示す埋め込み iFrame ウィジェットのビジュアル コンセプト
サポート対象の Web アプリケーションでの iFrame ウィジェットの機能

Automation 360プラットフォームは、iFrame テクノロジーをサポートするあらゆる Web アプリケーションで iFrame ウィジェットの埋め込みをサポートし、外部コンテンツにアクセスすることができます。ほとんどの SaaS (サービスとしてのソフトウェア) Web アプリケーションは、iFrame ウィジェットをサポートしており、安全な環境下でカスタマイズが可能です。

ビジネス ユーザーは、最もよく使われ、好まれているエンタープライズ アプリケーションの中から、コンテキスト ワークフローの自動化を追加することができます。このアプローチにより、最もよく使う Web アプリケーションに最小限のコードを追加して、これを適用すれば、多機能で使いやすい、安全でインタラクティブなユーザー エクスペリエンスを生み出すことができます。

iFrame ウィジェットで実行できるアクション
ビジネス ユーザーは、iFrame ウィジェットを利用して次の操作を実行できます。
  • デスクトップ上でローカル オートメーションを呼び出す。
  • Automation Co-Pilot のリクエストから多段階のプロセス ワークフローを呼び出す。
  • リクエストの完了までの進捗を監視する。
  • 保留中のタスクの通知を受信する。
  • iFrame ウィジェットから保留中のタスクに直接応答する。
  • 現在実行中のオートメーションや完了済みのオートメーションの履歴を表示する。

必要条件

  • 適切なロールと権限があることを確認します。Automation Co-Pilot のユーザーの作成
    • AARI ライセンス。
    • Co-Pilot 管理者Co-Pilot ユーザーの適切なロール。
  • Automation 360 v.26 以降。
  • Google ChromeMicrosoft Edge Chromium、または Apple Safari の各 Web ブラウザ。「Automation Workspace のブラウザ要件」を参照してください。
  • Automation Co-Pilot Web インターフェース。
  • iFrame テクノロジーをサポートしている Web アプリケーション。

プロセス フロー

AARI Integrations のエンド ツー エンドのワークフローの図。
  1. Web アプリケーション用に iFrame ウィジェットを設定します。
  2. オートメーションをチームに割り当てて、iFrame ウィジェットからデータにアクセスできるようにします。
  3. Web アプリケーションでウィジェットの設定を行い、適切に iFrame ウィジェットにアクセスできるようにします。
  4. iFrame ウィジェット をデプロイします。
ワークフロー マップ: 次の模式図をクリックすると、埋め込みウィジェットを使用する Automation Co-Pilot のワークフローがインタラクティブな画像形式で表示されます。
AARI 模式図AARI Integrations