[データの抽出] アクション

TaskBot は [データの抽出] アクションを使用して、Document Automationにアップロードされたドキュメントを処理します。

ラーニングインスタンスをDocument Automationで作成する場合、Control Room は自動的に extractionbot を作成します。この Bot を編集するには、[オートメーション] > [ドキュメント ワークスペース] に移動し、ラーニングインスタンスと同じ名前のフォルダーを選択して、[extractionbot] を開きます。

次の表では、アクションの各フィールドについて説明します。
注: プロセスを中断する可能性があるため、これらのフィールドの変数を変更することはお勧めしません。
フィールド 説明
抽出するドキュメント アップロードされたドキュメントのファイル パス
ラーニングインスタンス名 この Bot に関連付けられているラーニング インスタンスの名前
出力の結果 Document Automation データの保存場所を指定します。事例に応じて、データをDocument Automation サーバーにアップロードするか、ローカル フォルダーに保存します。
  • Document Automation サーバーにアップロード: 抽出中に生成されたデータは、さらに処理 (検証など) するためにサーバーにアップロードされ、後で [データのダウンロード] アクションを実行する Bot によってダウンロードされます。
  • ローカル フォルダーへ保存: Document Automationによって生成されたデータはサーバーに送信されず、指定されたフォルダー パスに保存されます。
    注: このオプションを選択すると、Document Automation は検証のためにファイルを送信しません。Document Automation サーバーを使用する必要があるためです。また、このオプションを選択するとプロセス Bot でのそのステップが冗長になるため、プロセスから [データのダウンロード] アクションを実行する Bot を削除できます。

追加の設定

次の表は、[データの抽出] アクションのデフォルト、Google Document AIMicrosoft OpenAIIQ Bot などの追加設定をすべて示したものです。外部サービス用に選択した設定のライセンス資格情報を入力する必要があります。

追加の設定 説明
なし extractionbot のデフォルト設定。資格情報で外部接続を使用したくない場合は、[なし] オプションを選択できます。
Google Document AI
  • サービス アカウント: Google Document AI セキュリティ トークンを含むライセンス資格情報入力します。独自の資格情報を使用したくない場合は、[なし] オプションを選択します。
    • 資格情報: ライセンス資格情報を選択します。
    • 変数: ユーザーの E メール アドレスに関する情報を含む資格情報変数を使用します。
    • 安全でない文字列: ユーザーの E メール アドレスを文字列で入力します。
  • ドキュメント プロセッサーのエンドポイント URL: サービス アカウントの URL を指定します。
  • クラウド ストレージのバケット名 (オプション): クラウド ストレージ バケット名を指定します。10 ページ以上のドキュメントがある場合、入力ファイルと抽出結果は一時的にこのバケットに保存されます。
Microsoft OpenAI
  • GPT のサービス アカウント: [資格情報]、[変数]、[安全でない文字列] オプションを使用して、クエリ用の AI セキュリティ トークンを含むライセンス資格情報を入力します。独自の資格情報を使用したくない場合は、[なし] オプションを選択します。
  • GPT モデルのエンドポイント URL: ドキュメント処理のエンドポイントへの URL を指定します。
  • 埋め込み用のサービス アカウント: [資格情報]、[変数]、[安全でない文字列] オプションを使用して、埋め込み用の Google Document AI セキュリティ トークンを含むライセンス資格情報を入力します。また、独自の資格情報を使用することもできます。
  • ADA モデルのエンドポイント URL: ドキュメント処理のエンドポイントへの URL を指定します。
IQ Bot (オプション) グループ ラベル (オプション): ラーニングインスタンスが Automation 360 IQ Bot で作成され、Document Automationに接続されている場合、このフィールドには該当するドキュメント グループ名が自動入力 (変数) されます。
[送り先のレコード変数を選択] フィールドを使用して、送り先のレコード変数の次のタブのいずれかを選択します。
  • 複数の変数: キーと、そのキーがマッピングされる変数を指定することで、出力を複数の変数に格納します。この変数は次の型のいずれかになります。[文字列]、[数字]、[日時]、[Boolean] など。たとえば、ソースのレコード変数に 2 つのエントリ (名前と連絡先番号) が含まれている場合は、次のように出力を格納することができます。
    キー 変数にマップする
    名前 StrName
    連絡先番号 MobileNo

    変数 StrNameMobileNo は、それぞれ文字列型変数と数字型変数です。

  • レコード: 出力をレコード型変数に格納します。[変数を選択] ドロップダウンをクリックし、既存の変数を選択するか、変数を作成します。